ツイストパーマが直接つむじを薄くするわけではありません。
しかし、パーマの施術で髪が引っ張られたり、薬剤が頭皮に刺激を与えたりすることで、一時的に地肌が目立ちやすくなることがあります。
また、つむじは元々髪の毛が渦を巻いているため地肌が透けやすい部分であり、パーマによって髪の立ち上がり方が変わることで、その特徴がより強調されることも考えられます。
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- パーマがハゲの直接原因とは限らないこと
- つむじが薄く見える複合的な要因
- パーマの負担と適切なケアの必要性
- AGAなど薄毛進行時の対策と専門医相談

目次
ツイストパーマでつむじがハゲて見える原因とは?
「ツイストパーマをかけたらつむじが目立つようになった」と感じる前に、まずはつむじが薄く見える、あるいはハゲて見える一般的な原因について理解を深めましょう。
つむじは、頭頂部にある毛が渦を巻いている部分。
その構造上、もともと地肌が見えやすい部分ではあります。
しかし、以前よりも明らかに地肌の見える範囲が広がったり、髪の毛が細くなったりした場合は、何らかの原因で薄毛が進行している可能性があります。
つむじの構造と薄毛に見えやすい理由
つむじは、髪の毛が放射状に生えているため、毛量が密集している他の部分に比べて地肌が透けて見えやすいという特徴があります。
特に、髪の毛が細い方や柔らかい方、髪の色が明るい方は、より地肌が目立ちやすい傾向にあります。
また、つむじの渦の巻き方や位置、大きさには個人差があり、生まれつきつむじが大きく見えやすい方もいらっしゃいます。
そのため、単につむじが見えるからといって、すぐに薄毛だと判断するのは早計かもしれません。
つむじハゲの主な原因
つむじ部分の薄毛が進行する主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- AGA(男性型脱毛症):男性の薄毛の最も一般的な原因です。遺伝や男性ホルモンの影響で、主に頭頂部や前頭部の髪の毛が細く短くなり、徐々に抜け落ちていきます。AGAについては、後の章で詳しく解説します。
- 生活習慣の乱れ:睡眠不足、栄養バランスの偏った食事、過度なストレスなどは、髪の成長に必要な栄養素の供給を妨げたり、頭皮の血行を悪化させたりして、薄毛を引き起こす可能性があります。
- 頭皮環境の悪化:皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まり、逆に乾燥によるフケやかゆみ、シャンプーのすすぎ残しによる炎症など、頭皮環境が悪化すると健康な髪が育ちにくくなり、抜け毛や薄毛の原因となります。
- 牽引性脱毛症:ポニーテールやきつく結ぶお団子ヘアなど、特定の髪型を長時間続けることで、髪の毛が常に引っ張られ、毛根に負担がかかり脱毛を引き起こすことがあります。パーマの施術方法によっては、この牽引性脱毛症のリスクも考えられます。
- その他の脱毛症:円形脱毛症や脂漏性脱毛症、粃糠性脱毛症など、AGA以外の脱毛症が原因でつむじ部分が薄くなることもあります。これらの脱毛症は、それぞれ原因や対処法が異なります。
これらの原因は、一つだけではなく複数絡み合っている場合も少なくありません。
ご自身の生活習慣や頭皮の状態を振り返り、思い当たる点がないか確認してみることが大切です。
ツイストパーマとつむじハゲの関係性
さて、本題であるツイストパーマとつむじハゲの関係性について考えていきましょう。
結論から申し上げると、ツイストパーマが直接的な原因となって、すぐにハゲてしまうということは考えにくいです。
しかし、いくつかの側面で髪や頭皮に影響を与え、結果として薄毛が目立ちやすくなる可能性は否定できません。
ツイストパーマが直接ハゲる原因になるのか?
前述の通り、ツイストパーマの施術自体が、健康な頭皮や髪にいきなり深刻なダメージを与えてハゲさせてしまう、ということは通常ありません。
美容師は専門的な知識と技術を持っており、できる限り髪や頭皮への負担を抑えるように施術を行います。
しかしながら、パーマは化学的な薬剤を使用し、髪の内部構造を変化させる施術。
そのため、髪や頭皮が敏感な状態であったり、施術方法が適切でなかったり、アフターケアを怠ったりすると、何らかのトラブルにつながる可能性は考慮しておく必要があります。
パーマ液による頭皮への影響
パーマに使用される薬剤(1液:還元剤、2液:酸化剤)は、髪のタンパク質に作用してウェーブを形成します。
これらの薬剤は、アルカリ性のものが多く、頭皮に付着すると刺激となることがあります。
- 薬剤の刺激による頭皮トラブル:敏感肌の方や頭皮に傷や湿疹がある場合、パーマ液の刺激によってかぶれ、かゆみ、赤み、炎症などを引き起こす可能性があります。頭皮環境が悪化すると、健康な髪の育成が妨げられ、抜け毛が増えることも考えられます。
- 適切な施術とアフターケアの重要性:美容師は、薬剤が頭皮に極力付着しないように塗布したり、保護クリームを使用したりするなどの対策を講じます。また、施術後のシャンプーやトリートメントで、薬剤をしっかりと洗い流し、頭皮を中和・保湿することが重要です。これらのケアが不十分だと、頭皮への負担が残りやすくなります。
施術中の物理的なダメージ
ツイストパーマは、毛束を細かく取り、ねじりながらテンションをかけていく施術。
この過程で、髪や毛根に物理的な負担がかかることがあります。
- 髪をねじる、引っ張る行為による毛根への負担:特に髪が細い方や弱っている場合、強い力でねじられたり引っ張られたりすると、毛根にダメージが及び、髪が抜けやすくなる可能性があります。これは前述した牽引性脱毛症に近いメカニズムです。
- 切れ毛や抜け毛の増加の可能性:パーマ液によって髪のキューティクルが開いた状態で物理的な力が加わると、髪が切れやすくなったり、ダメージが進行したりすることがあります。施術中や施術直後に、一時的に抜け毛が増えたと感じる場合もあるかもしれません。
パーマ後の頭皮ケアの重要性
パーマ後の髪と頭皮は、非常にデリケートな状態になっています。
適切なアフターケアを行うことで、ダメージを最小限に抑え、健康な状態を保つことができます。
- 保湿:パーマ液の影響で乾燥しやすくなった頭皮と髪には、十分な保湿が必要です。頭皮用のローションや保湿成分配合のシャンプー、トリートメントを使用しましょう。
- 清潔:頭皮を清潔に保つことは基本ですが、パーマ後は特に優しく洗うことを心がけてください。ゴシゴシと強く擦ると、弱った頭皮や髪を傷つけてしまう可能性があります。
- 血行促進:頭皮マッサージなどで血行を促進することは、髪に必要な栄養を届ける上で効果的です。ただし、パーマ直後の敏感な時期は避け、様子を見ながら行いましょう。
パーマしたら3ヶ月後に抜け毛が増えた
パーマしたら3ヶ月後に抜け毛が増えたという方もいらっしゃいます。
- パーマによるダメージの蓄積:施術直後には目立たなかったダメージが、時間の経過とともに顕在化し、3ヶ月程度の期間を経て抜け毛として現れることがあります。特に、パーマ後のケアが不十分だったり、短期間にパーマを繰り返したりした場合に起こりやすいです。
- ヘアサイクルの乱れ:髪の毛には、成長期・退行期・休止期というヘアサイクルがあります。パーマによるストレスやダメージが、このヘアサイクルに影響を与え、通常よりも早く休止期に入ってしまう髪の毛が増えることで、一時的に抜け毛が増加することがあります。
- 他の原因との複合的な可能性:パーマをかけたタイミングと、季節性の抜け毛が増える時期(例えば秋口など)が重なった場合や、生活習慣の変化、ストレスなどが重なった場合、パーマだけが原因ではない可能性も考えられます。また、AGAが進行し始めたタイミングと重なることもあります。
このように、パーマ後の抜け毛増加には様々な要因が考えられます。
一概にパーマだけが原因とは断定できませんが、何らかの影響を与えている可能性は否定できません。
逆にパーマでつむじのハゲが目立たなくなる?メリットと注意点
一方で、ツイストパーマなどのパーマをかけることで、つむじ周りの薄毛が目立ちにくくなるというメリットも存在します。
しかし、これには注意点も伴います。
パーマによるボリュームアップ効果
ツイストパーマは、髪の根元から動きを出し、全体的にボリュームアップさせる効果が期待できます。
- つむじ周りの髪を立ち上げ、薄毛を目立ちにくくする:つむじ周りの髪がペタッとしてしまうと、地肌がより目立ちやすくなります。パーマで根元から髪を立ち上げたり、毛先に動きを出したりすることで、地肌の露出を抑え、薄毛部分を自然にカバーすることができます。
- スタイリングによるカバー効果:パーマがかかっていると、スタイリング剤を使って髪を動かしやすくなり、ボリュームをコントロールしやすくなります。これにより、気になる部分を効果的に隠すことが可能です。
パーマで薄毛が目立たなくなる場合の注意点
パーマによって薄毛がカバーできる可能性がある一方で、以下の点には注意が必要です。
- 根本的な解決にはならない:パーマはあくまで髪型で薄毛を目立ちにくくするものであり、薄毛の原因そのものを解消するわけではありません。薄毛が進行している場合、パーマでカバーしきれなくなる可能性もあります。
- 髪や頭皮へのダメージを最小限にするための工夫:薄毛が気になる方は、すでに髪や頭皮がデリケートな状態である可能性があります。そのような状態で強いパーマをかけると、かえって薄毛を進行させてしまうリスクも否定できません。ダメージを最小限に抑えるために、美容師とよく相談し、髪の状態に合った薬剤や施術方法を選んでもらうことが重要です。
- 美容師との相談の重要性:薄毛の悩みを抱えていることを正直に美容師に伝え、髪や頭皮の状態を正確に把握してもらうことが大切です。経験豊富な美容師であれば、薄毛をカバーしつつ、できるだけ負担の少ないパーマスタイルを提案してくれるでしょう。
- パーマの種類選び:ツイストパーマのような髪を強くねじるパーマは、髪への負担が大きい場合もあります。美容師と相談の上、よりダメージの少ない種類のパーマ(例えば、コスメパーマや酸性パーマなど、髪質や状態によっては選択肢になることがあります)を検討したり、部分的にパーマをかけるなどの工夫も考えられます。
パーマは薄毛を隠すための一時的な手段として有効な場合もありますが、根本的な解決にはならないことを理解しておくことが重要です。
つむじハゲの進行を食い止めるためにできること
つむじの薄毛が気になり始めたら、進行を少しでも遅らせるために、日々の生活の中でできることがあります。
これらはパーマの有無に関わらず、健康な髪を育むための基本的な対策です。
セルフケア
自宅で手軽に始められるケアから見直してみましょう。
正しいシャンプー方法
- 予洗い:シャンプー前にお湯で髪と頭皮を十分にすすぐことで、汚れの多くを落とすことができます。
- 泡立て:シャンプーは手のひらでよく泡立ててから髪につけましょう。直接頭皮につけてゴシゴシ洗うのはNGです。
- 洗い方:指の腹を使って、頭皮をマッサージするように優しく洗います。爪を立てると頭皮を傷つける原因になります。
- すすぎ:シャンプー剤が残らないように、時間をかけて丁寧にすすぎます。特に髪の生え際や耳の後ろはすすぎ残しが多い部分です。
頭皮マッサージ
頭皮の血行を促進し、毛根に栄養を行き渡らせる効果が期待できます。
シャンプー時や、育毛剤を塗布した後などに行うと良いでしょう。
指の腹で頭皮全体を動かすように、気持ちの良い程度の力加減で行います。
育毛剤の使用
育毛剤は、頭皮環境を整え、毛髪の成長をサポートすることを目的とした医薬部外品。
血行促進成分や保湿成分、抗炎症成分などが配合されています。
即効性はありませんが、継続して使用することで、抜け毛の予防や育毛効果が期待できる場合があります。
ただし、医薬品である発毛剤とは異なり、新たな毛髪を生やす効果は謳えません。
ご自身の頭皮の状態や目的に合ったものを選びましょう。
バランスの取れた食事
髪は主にケラチンというタンパク質でできています。
良質なタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)をしっかり摂取することが大切。
また、タンパク質の合成を助ける亜鉛(牡蠣、レバー、ナッツ類など)、頭皮の血行を促進するビタミンE(アーモンド、アボカドなど)、頭皮環境を整えるビタミンB群(豚肉、マグロ、緑黄色野菜など)も積極的に摂りましょう。
十分な睡眠
髪の成長には成長ホルモンが不可欠。
成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、質の高い睡眠を十分な時間確保することが重要。
一般的に、夜10時から深夜2時の間がゴールデンタイムと言われていますが、まずは毎日7~8時間の睡眠を目指しましょう。
ストレス解消
過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させることがあります。
また、ホルモンバランスにも影響を与え、抜け毛の原因となることも。
適度な運動、趣味に没頭する時間、リラックスできる音楽を聴くなど、自分なりのストレス解消法を見つけ、心身ともに健康な状態を保つことが大切です。
生活習慣の見直し
日々の生活習慣も、髪の健康に大きく影響します。
喫煙、過度な飲酒を避ける
- 喫煙:タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、頭皮への血流を悪化させます。また、活性酸素を増やし、細胞の老化を早めるため、髪の成長にも悪影響を及ぼします。
- 過度な飲酒:アルコールを分解する際に、髪の成長に必要なビタミンやアミノ酸が大量に消費されてしまいます。また、睡眠の質を低下させることもあります。適度な飲酒は問題ありませんが、飲みすぎには注意が必要です。
適度な運動
ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの適度な運動は、全身の血行を促進し、頭皮への血流改善にもつながります。
また、ストレス解消や睡眠の質の向上にも効果的です。
これらのセルフケアや生活習慣の見直しは、すぐに効果が出るものではありませんが、継続することで頭皮環境が改善され、抜け毛の予防や健康な髪の育成につながる可能性があります。
AGA(男性型脱毛症)の可能性と対策
もし、つむじの薄毛が進行しているように感じたり、抜け毛の量が増えたり、髪質が細く弱々しくなってきたと感じる場合、AGA(男性型脱毛症)の可能性を考える必要があります。
AGAは進行性の脱毛症であり、放置すると薄毛は徐々に広がっていきます。
AGAとは何か?(原因、メカニズム、進行パターン)
AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれます。
成人男性によく見られる脱毛症で、思春期以降に発症し、徐々に進行するのが特徴です。
- 遺伝的要因:AGAの発症には遺伝が関与していると考えられています。特に母方の家系に薄毛の人がいる場合、発症しやすい傾向があると言われています。
- 男性ホルモンの影響:AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きによって、より強力な男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることです。このDHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合すると、髪の成長期を短縮させ、毛髪が太く長く成長する前に抜け落ちてしまうようになります。これを繰り返すうちに、髪の毛は細く短いうぶ毛のようになり、最終的には生えてこなくなってしまいます。
- 進行パターン:AGAの進行パターンにはいくつかの典型的な型があります。額の生え際が後退していくM字型、頭頂部から薄くなるO字型(つむじハゲはこのタイプに該当します)、そして前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄くなるU字型などです。これらが複合的に進行する場合もあります。
AGAのセルフチェックポイント
ご自身がAGAであるかどうかを自己判断するのは難しいですが、以下のような兆候が見られる場合は、AGAの可能性を疑ってみる必要があります。
- 抜け毛の質の変化:抜け毛の中に、細くて短い毛や、色の薄い毛が増えてきた。
- 髪質の変化:以前よりも髪が細く、コシがなくなってきた。ボリュームが出にくくなった。
- 生え際の後退:額の生え際が以前よりも後退してきたように感じる(特にM字部分)。
- 頭頂部の薄毛:つむじ周りの地肌が透けて見える範囲が広がってきた。
- 家族歴:父方、母方の親族に薄毛の人がいる。
- 思春期以降に薄毛が気になり始めた。
これらの項目に複数当てはまる場合は、AGAの可能性が高いと考えられます。
AGAだった場合の対策
AGAは進行性の脱毛症であるため、放置しておくと薄毛は徐々に進行していきます。
しかし、幸いなことに、AGAは適切な治療を行うことで、その進行を抑制したり、改善したりすることが期待できます。
専門クリニックでの診断の重要性
自己判断で市販の育毛剤などを使用するのも一つの手ですが、AGAかどうか、またどの程度進行しているのかを正確に把握するためには、皮膚科やAGA専門クリニックを受診し、医師の診断を受けることが最も重要。
医師は、問診、視診、マイクロスコープによる頭皮や毛髪の状態確認などを行い、総合的に診断します。
AGA治療の種類(早期発見、早期治療が鍵)
AGAの治療は、早期に開始するほど効果が現れやすいと言われています。
主な治療法には以下のようなものがあります。
内服薬
- フィナステリド:5αリダクターゼ(II型)の働きを阻害し、DHTの生成を抑制する薬です。抜け毛を減らし、AGAの進行を遅らせる効果が期待できます。医師の処方が必要です。
- デュタステリド:5αリダクターゼ(I型およびII型)の両方の働きを阻害する薬で、フィナステリドよりもDHT抑制効果が高いとされています。こちらも医師の処方が必要です。
外用薬
- ミノキシジル:頭皮に直接塗布するタイプの薬で、毛母細胞を活性化させ、血行を促進することで発毛を促す効果が期待できます。市販薬としても入手可能ですが、濃度や使用方法については医師や薬剤師に相談することをおすすめします。クリニックでは高濃度のものが処方されることもあります。
注入治療(メソセラピーなど)
発毛効果のある薬剤や成長因子などを、頭皮に直接注入する治療法。
内服薬や外用薬と併用して行われることがあります。
自毛植毛
後頭部などAGAの影響を受けにくい部分の自分の毛髪を、薄毛の気になる部分に移植する手術。
根本的な解決策の一つですが、費用が高額になる傾向があります。
これらの治療法は、個人の症状や進行度、希望などによって、単独で行われたり、組み合わせて行われたりします。
AGA治療の注意点
AGA治療を検討する際には、以下の点に注意が必要です。
- 継続的な治療が必要:AGA治療は、効果を実感するまでに数ヶ月から半年程度の期間がかかることが一般的です。また、治療を中止すると再び薄毛が進行する可能性があるため、効果を維持するためには継続的な治療が必要となります。
- 副作用の可能性:AGA治療薬には、ごく稀に副作用(性機能障害、肝機能障害、頭皮のかゆみ・かぶれなど)が現れることがあります。治療を開始する前に、医師から副作用について十分な説明を受け、理解しておくことが大切です。何か異変を感じた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
- 費用について:AGA治療は基本的に自由診療となるため、健康保険が適用されません。治療法やクリニックによって費用は異なりますので、事前に確認しておく必要があります。
- AGA治療は医療行為であることの明記:AGA治療薬(フィナステリド、デュタステリド、医療用ミノキシジルなど)は医薬品であり、その処方や治療は医師の診断のもとで行われる医療行為です。個人輸入などで安易に入手し使用することは、健康被害のリスクがあるため避けるべきです。必ず医療機関を受診し、医師の指示に従って治療を進めてください。
つむじの薄毛がAGAによるものであったとしても、悲観的になる必要はありません。
現在は効果的な治療法が存在し、早期に対策を始めることで、進行を食い止め、改善へと導くことが可能。
まずは専門医に相談することから始めてみましょう。
ツイストパーマを楽しむための頭皮ケア・ヘアケア
ツイストパーマをかけ、おしゃれなヘアスタイルを楽しむためには、日々の頭皮ケアとヘアケアが非常に重要。
特にパーマ後の髪と頭皮はデリケートな状態になっているため、適切なケアを怠ると、髪のダメージが進行したり、頭皮トラブルを引き起こしたりする可能性があります。
パーマ後のデリケートな髪と頭皮の状態
パーマ液は、髪のキューティクルを開き、内部のタンパク質結合を切断・再結合させることでウェーブを形成します。
この過程で、髪は少なからずダメージを受け、乾燥しやすく、強度が低下した状態になります。
また、頭皮も薬剤の刺激やアルカリ性に傾くことで、バリア機能が一時的に低下し、敏感になっていることがあります。
シャンプーの選び方と方法
- シャンプーの選び方
- アミノ酸系・ベタイン系シャンプー:洗浄力がマイルドで、髪と頭皮への刺激が少ないものを選びましょう。パーマ後のデリケートな状態に適しています。
- 保湿成分配合:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどの保湿成分が配合されていると、髪と頭皮の乾燥を防ぐのに役立ちます。
- ダメージケア成分配合:ケラチンPPT、シルクPPTなどのタンパク質由来成分や、ペリセア、リピジュアなどの補修成分が配合されているものは、パーマによるダメージをケアしてくれます。
- シャンプーの方法
- 予洗いをしっかり行う:38℃程度のぬるま湯で、1~2分かけて髪と頭皮を十分にすすぎます。これにより、ホコリや皮脂などの汚れの7~8割は落ちると言われています。
- シャンプーはよく泡立ててから:原液を直接頭皮につけるのではなく、手のひらで空気を含ませるようにしっかりと泡立ててから、髪全体になじませます。
- 優しく洗う:指の腹を使って、頭皮をマッサージするように優しく洗います。爪を立てたり、ゴシゴシ強くこすったりするのは避けましょう。髪の毛同士を擦り合わせるのもダメージの原因になります。
- すすぎは念入りに:シャンプー剤が残っていると、頭皮のかゆみやフケ、ニオイの原因になります。泡が完全になくなるまで、時間をかけて丁寧にすすぎましょう。特に、襟足や耳の後ろはすすぎ残しが多いので注意が必要です。
トリートメントの重要性
パーマ後の髪には、失われた油分や水分、タンパク質を補給し、キューティクルを整えるためのトリートメントが不可欠です。
- 髪の内部補修、保湿:インバストリートメント(洗い流すタイプ)は、髪の内部に浸透し、ダメージを補修したり、保湿したりする効果があります。パーマヘア用のものや、ダメージケアに特化したものを選びましょう。塗布後は、数分間置いて浸透させるのがポイントです。
- アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ):タオルドライ後、ドライヤーで乾かす前に使用します。オイル、ミルク、ミストなど様々なタイプがあり、髪を熱や摩擦から保護し、まとまりやツヤを与えます。パーマのウェーブをきれいに保つ効果も期待できます。
頭皮の保湿ケア
頭皮も髪と同様に乾燥しやすくなっています。
頭皮が乾燥すると、フケやかゆみだけでなく、バリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れたりして、健康な髪の育成に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 頭皮用ローションや美容液の使用:シャンプー後、タオルドライした清潔な頭皮に、保湿成分が配合された頭皮用ローションやエッセンス、スカルプセラムなどを塗布し、指の腹で優しくマッサージするようになじませましょう。
ドライヤーの使い方
自然乾燥は、髪のキューティクルが開いたままになりやすく、ダメージや雑菌の繁殖につながるため避けましょう。
ドライヤーで素早く乾かすことが大切ですが、使い方には注意が必要です。
- 根元から乾かす:まずはタオルドライで髪の水分をしっかりと拭き取ります。その後、ドライヤーの風を頭皮と髪の根元に当て、指で髪を優しく持ち上げながら乾かしていきます。
- 熱を当てすぎない:ドライヤーを髪から15~20cm程度離し、同じ場所に熱風を長時間当て続けないように、常にドライヤーを振りながら乾かします。オーバードライは髪のパサつきやダメージの原因になります。
- 8割程度乾いたら冷風で仕上げる:全体が8割程度乾いたら、仕上げに冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、ツヤが出てスタイルもキープしやすくなります。
スタイリング剤の選び方と注意点
ツイストパーマのスタイルを活かすためには、スタイリング剤が欠かせません。
- 選び方:ワックス、ジェル、ムース、グリースなど、様々な種類があります。パーマの質感や目指すスタイルに合わせて選びましょう。美容師に相談して、自分の髪質やスタイルに合ったものを教えてもらうのが確実です。
- 注意点
- 頭皮に付着しにくいもの、洗い流しやすいものを選ぶ:スタイリング剤が頭皮に付着して毛穴を塞いでしまうと、頭皮トラブルの原因になることがあります。できるだけ頭皮につかないように塗布し、その日のうちにシャンプーでしっかり洗い流せるものを選びましょう。
- つけすぎに注意:少量ずつ手に取り、手のひらでよく伸ばしてから髪になじませます。つけすぎると、スタイルが重くなったり、ベタついたりする原因になります。
パーマを長持ちさせるコツ
- パーマ当日のシャンプーは避ける:パーマが髪に定着するには時間がかかります。可能であれば、施術当日のシャンプーは避け、翌日以降にすることをおすすめします。
- 洗浄力の強すぎるシャンプーは避ける:洗浄力が強すぎると、パーマの持ちが悪くなることがあります。アミノ酸系などのマイルドなシャンプーを選びましょう。
- 濡れた髪を長時間放置しない:濡れた状態の髪はキューティクルが開いており、ダメージを受けやすく、パーマも取れやすいです。シャンプー後はできるだけ早く乾かしましょう。
- 無理なブラッシングは避ける:パーマヘアは絡まりやすいことがありますが、無理にブラッシングするとカールが伸びたり、髪が切れたりする原因になります。目の粗いコームで優しくとかすか、手ぐしで整える程度にしましょう。
これらのケアを丁寧に行うことで、ツイストパーマをより長く、美しい状態で楽しむことができるでしょう。
薄毛が気になる場合の髪型選びのポイント
つむじの薄毛や全体のボリュームダウンが気になり始めた場合、髪型を工夫することで、ある程度目立たなくさせることが可能。
ツイストパーマもその選択肢の一つですが、他にも様々なアプローチがあります。
ツイストパーマ以外の選択肢
- ショートヘア
- 清潔感があり、薄毛が目立ちにくい:髪が短いと、薄い部分とそうでない部分のコントラストが弱まり、全体的にスッキリとした印象になります。また、スタイリングもしやすく、トップにボリュームを出しやすいというメリットもあります。ベリーショートやソフトモヒカンなどがおすすめです。
- トップにボリュームを出すカット
- レイヤーカット:髪の表面に段差をつけることで、自然な動きとボリューム感を出すことができます。
- グラデーションカット:襟足やサイドを短く刈り上げ、トップに長さを残して重みを集めることで、視覚的にボリュームがあるように見せる効果があります。
- パーマの種類(ダメージレスなもの、根元を立ち上げるもの)
- コスメパーマや酸性パーマ:従来のアルカリ性パーマに比べて、髪へのダメージを抑えた薬剤を使用するパーマです。髪が細い方やダメージが気になる方でも比較的安心して試せます。ただし、カール力はやや弱めな場合があります。
- ポイントパーマ:つむじ周りなど、ボリュームが欲しい部分にだけパーマをかける方法です。全体にかけるよりもダメージを抑えられ、効果的にボリュームアップできます。
- 根元パーマ(プリカールなど):髪の根元だけにパーマをかけ、自然に立ち上がりをつける技術です。つむじの割れやトップのボリューム不足を解消するのに効果的です。
スタイリングでのカバー方法
カットやパーマだけでなく、日々のスタイリングも薄毛を目立たなくさせる上で非常に重要です。
- ドライヤーでの乾かし方
- 根元を立ち上げるように乾かす:髪の根元にドライヤーの風を下から当て、指で髪を持ち上げながら乾かすことで、自然なボリュームが出ます。
- 毛流れに逆らって乾かす:つむじ周りなど、割れやすい部分は、毛流れと反対方向に髪を引っ張りながら乾かすと、根元が立ち上がりやすくなります。
- スタイリング剤の活用
- ボリュームアップ系ワックスやスプレー:軽い質感で、髪にハリやコシを与え、ふんわりと仕上げられるものがおすすめです。マット系ワックスはツヤを抑え、自然な仕上がりになります。
- パウダー系スタイリング剤:髪の根元に振りかけることで、皮脂を吸着し、髪をサラサラにして立ち上がりやすくする効果があります。
- つけ方:スタイリング剤は、手のひら全体によく伸ばしてから、髪の内側から空気を入れるように揉み込み、毛先をつまんで束感や動きを出します。トップは根元から持ち上げるようにつけると効果的です。
まとめ:ツイストパーマでつむじハゲが気になる場合は早めのAGA治療も視野に
記事のポイントのまとめです。
ツイストパーマ自体が直接的にハゲを引き起こすわけではありませんが、施術方法やアフターケアによっては髪や頭皮に負担がかかり、抜け毛の一因となる可能性は否定できません。
もしパーマ後に抜け毛が増えたり、つむじの薄毛が気になったりした場合は、まずはご自身の頭皮ケアや生活習慣を見直してみてください。
そして、抜け毛の質の変化、薄毛の進行が明らかに感じられる場合は、AGA(男性型脱毛症)の可能性も視野に入れる必要があります。
AGAは進行性の脱毛症ですが、早期に専門医の診断を受け、適切な治療を開始することで、その進行を抑制したり改善したりすることが期待できます。
大切なのは、髪や頭皮への日々の配慮と、適切なケアを継続することです。
そして、薄毛の悩みは一人で抱え込まず、信頼できる美容師や、必要であれば皮膚科・AGA専門クリニックの医師といった専門家に相談することをおすすめします。