このページは男性と女性の両方に対応しています。
「抜け毛は何科に相談?皮膚科と専門クリニックの違いや費用を解説」というタイトル記事を要約した当サイトのオリジナル解説イラスト

抜け毛は何科に相談?皮膚科と専門クリニックの違いや費用を解説

    よくある質問
    質問抜け毛が気になったときは何科を受診すればよいですか?
    回答
    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    成人の抜け毛の代表的な原因はAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)です。

    男性はAGAクリニック、女性はFAGAの診療に対応したクリニックが相談先の候補になり、原因の確認から治療の相談までを同じ医療機関で進められます。

    中国の6都市で約1万5千人を対象にした調査では、AGAの有病率は男性で21.3%、女性で6.0%と報告されています。

    参考:Prevalence of androgenetic alopecia in China: a community-based study in six cities.|アメリカ国立生物工学情報センター

    AGA・FAGAは進行性の脱毛症とされるため、生え際の後退や分け目の広がりに気づいた段階で診察を受けてください。

    AGA・FAGA以外の原因が疑われる場合も、医師から適した受診先の案内を受けられる場合があります。

    この記事をざっくり言うと
    • 抜け毛の相談先は男性ならAGAクリニック、女性ならFAGA対応クリニックが候補
    • AGA・FAGA治療は自由診療で、初診料から薬代まで総額の事前確認が大切
    • 抜け毛の原因は自己判断が難しく、問診や検査による医師の確認が必要
    • 治療方針や費用に納得できないときは、別のAGAクリニックでのセカンドオピニオンも選択肢

    抜け毛は何科に相談するべき?専門クリニックと一般の病院の違い

    抜け毛の相談先として候補になるのは、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)を専門に診ているクリニックです。

    成人の抜け毛の代表的な原因がAGA・FAGAであり、専門クリニックでは原因の確認から治療の相談までを同じ医療機関で進められます。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    受診先に迷ったら、男性はAGAクリニック、女性はFAGAの診療に対応したクリニックが候補になります。

    専門クリニックが抜け毛の相談先に向いている理由

    鏡を見ながら生え際や前髪のボリュームダウンに気づき、不安な表情で髪をつまむ女性

    専門クリニックでは、薄毛や抜け毛の診療を日常的に行っている医師が診察を担当します。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    主な特徴は次のとおりです。

    • 生え際や頭頂部、分け目など、抜け方のパターンをもとに原因を確認してもらえます。
    • AGA・FAGAと判断された場合は、治療の選択肢や費用の説明をその場で受けられます。
    • AGA・FAGA以外の原因が疑われる場合は、医師から適した受診先の案内を受けられる場合があります。
    • オンライン診療に対応しているクリニックなら、通院の手間を抑えて相談できます。

    一方で、AGA・FAGA治療は自由診療のため、費用は全額自己負担になります。

    料金体系もクリニックによって異なるので、診察を受ける前に費用を確認しておく必要があります。

    一般の病院と専門クリニックで異なるポイント

    洗面所の鏡に向かい、前髪をかき上げて生え際の後退やM字ハゲの進行をチェックする男性

    一般の病院と専門クリニックでは、診療の中心と費用の仕組みが異なります。

    皮膚科など保険診療を中心とする一般の医療機関は、病気の診断と治療が主な役割です。

    AGA・FAGA治療は自由診療にあたるため、取り扱っている治療の内容は医療機関ごとに違います。

    主な違いは次のとおりです。

    • 診療の中心:一般の病院は病気全般の診療、専門クリニックは薄毛・抜け毛の診療が中心です。
    • 費用の仕組み:保険診療が基本の医療機関でも、AGA・FAGA治療は自由診療として扱われます。
    • 受診の方法:専門クリニックの中には、夜間や土日、オンラインでの診療に対応しているところがあります。

    薄毛の原因の確認から治療の相談までを1か所で進めたい方には、専門クリニックが選択肢になります。

    男性が相談するときの受診先

    鏡を見つめ、自分の分け目の薄さを気にする女性の横顔

    男性で生え際の後退や頭頂部の薄さが気になる場合は、AGAクリニックが相談先になります。

    AGAは20代から始まることもあり、年齢が若いからといって様子を見続ける必要はありません。

    診察だけを受け付けているクリニックもあり、治療を始めるかどうかは診察結果を聞いてから決められます。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    予約したからといって治療の契約をしなければならないわけではないので、まずは今の状態を医師に見てもらいましょう。

    女性が相談するときの受診先

    頭頂部から後頭部にかけて広く髪が抜け落ちた、進行したAGA(男性型脱毛症)の男性の後ろ姿

    女性の場合は、FAGAの診療に対応したクリニックや、女性の薄毛を扱う外来が相談先になります。

    男性専用のAGAクリニックでは女性を診察していないことがあるため、予約前に女性の診療に対応しているかを確認してください。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    婦人科を思い浮かべる方もいますが、婦人科は月経不順や更年期症状など、ホルモンに関わる不調を診るのが主な役割です。

    抜け毛のパターンからFAGAかどうかを判断し、薄毛の治療を提案するのは、FAGA対応のクリニックが専門とする分野にあたります。

    月経や更年期の不調もあわせて気になる場合は、FAGA対応クリニックで薄毛の原因を確認し、必要に応じて婦人科でも相談するとスムーズです。

    なお、妊娠中や授乳中、妊娠を予定している方は使えない薬があるため、予約や診察の際に必ず伝えてください。

    保険適用と費用の確認方法

    両手で髪をかき分け、頭皮の状態を確認する女性

    AGA・FAGA治療は見た目の改善を目的とした医療と位置づけられているため、原則として保険は適用されません。

    診察の結果、円形脱毛症や甲状腺の病気など別の病気が原因と分かった場合は、その治療が保険診療の対象になることがあります。

    自由診療の費用はクリニックごとに設定されています。

    予約前に次の項目を確認しておくと、あとから想定外の出費が出にくくなります。

    • 初診料と再診料が無料か有料か
    • 血液検査の有無と料金
    • 1ヶ月あたりの薬代と、継続した場合の総額
    • オンライン診療の場合の配送料やシステム利用料
    • 定期配送やまとめ買いの解約・変更条件

    月々の金額が安く見えても、長期契約が前提だったり、途中解約に条件があったりする場合もあります。

    公式サイトの料金表だけで判断せず、分からない点は診察時に質問しておきましょう。

    初診の前に準備しておくこと

    手鏡を見ながら生え際の後退に気づき、頭にモヤモヤとした感情を抱えて困惑するビジネスマン

    初診で伝える情報がまとまっていると、医師も原因を絞り込みやすくなります。

    事前にメモしておきたい内容は次のとおりです。

    • 抜け毛が気になり始めた時期と、そのころの生活や体調の変化
    • 父母や祖父母など、家族に薄毛の人がいるかどうか
    • 服用中の薬やサプリメント、持病や過去の病気
    • 女性の場合は月経の状態、出産の時期、妊娠や授乳の予定
    • オンライン診療の場合は、生え際・頭頂部・分け目の写真

    健康診断の結果が手元にあれば、あわせて用意しておくと役立ちます。

    オンライン診療と対面診療の違い

    姿見の前で両手を頭に当て、薄毛が進行した自分の頭皮を鏡越しに嘆くシニア男性

    AGA・FAGAの相談は、オンライン診療と対面診療のどちらでも受けられる場合があります。

    オンライン診療はスマホで診察を受けられ、薬も自宅に届くため、近くにクリニックがない方や忙しい方でも続けやすい方法です。

    ただし、画面越しでは頭皮の細かい状態が見えにくく、血液検査を別の場所で受ける必要が出ることもあります。

    対面診療なら、マイクロスコープで頭皮や毛穴を観察したり、その場で検査を受けたりできます。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    その反面、通院の時間と交通費はかかります。

    頭皮の状態を詳しく見てほしい方は対面、通院が負担になる方はオンラインというように、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

    早めにAGAクリニックへ相談したほうがよいケース

    青いヘアブラシで髪をとかした際に、生え際や前頭部の薄毛の進行が目立っている男性の頭部

    次のような変化があるなら、AGA・FAGAが関わっている可能性も考えて、早めにクリニックで相談してください。

    • 生え際が以前より後退してきた
    • 頭頂部の地肌が透けて見えるようになった
    • 分け目が広がってきた
    • 髪が細く、コシがなくなってきた
    • 父母や祖父母に薄毛の人がいる
    • 抜け毛の多い状態が数ヶ月続いている

    AGA・FAGAは進行性の脱毛症とされ、時間とともに少しずつ進む傾向があります。

    短期間でまとまって髪が抜けた場合や、頭皮に強い痛み・赤みがある場合も、自己判断で済ませずに診察時に詳しく伝えてください。

    抜け毛を何科で相談するか決める前に知っておきたい基礎知識

    相談先を選ぶときには、抜け毛にどのような原因があるかを知っておくと役立ちます。

    原因の種類によって必要な対応が変わるため、診察でどのような点を確認するのかもイメージしやすくなります。

    AGAの特徴と進み方

    赤いクシを持ちながら、ヘアケアアイテムを前に薄毛対策や抜け毛予防について真剣に考える男性

    AGAは男性ホルモンと遺伝的な体質が関わる脱毛症で、生え際の後退や頭頂部の薄毛として現れるのが特徴です。

    進み方は、ハミルトン・ノーウッド分類という指標で段階的に評価されます。

    韓国で男性5,531人を調べた研究では、ハミルトン・ノーウッド分類でIII型以上のAGAが全年齢の14.1%にみられ、20代では2.3%、40代では10.8%、50代では24.5%と、年齢とともに増えていました。

    参考:The prevalence and types of androgenetic alopecia in Korean men and women.|アメリカ国立生物工学情報センター

    中国の6都市で行われた調査でも、男性のAGA有病率は21.3%と報告されています。

    AGAのある男性のうち、家族に薄毛の人がいたのは29.7%でした。

    参考:Prevalence of androgenetic alopecia in China: a community-based study in six cities.|アメリカ国立生物工学情報センター

    アジア人でも一定の割合でAGAが起こり、年齢が上がるほど増えていくことが分かります。

    FAGAの特徴

    頭頂部がO字型に薄くなっている男性

    FAGAは女性に起こる男性型脱毛症で、頭頂部や分け目を中心に髪全体が薄くなるのが特徴です。

    男性のように生え際が大きく後退することは少なく、髪のボリュームが徐々に減っていくため、気づくのが遅れがちです。

    韓国の女性4,601人を対象にした研究では、FAGAは全年齢の5.6%にみられ、70歳以上では24.7%まで上昇していました。

    参考:The prevalence and types of androgenetic alopecia in Korean men and women.|アメリカ国立生物工学情報センター

    中国の調査でも女性の有病率は6.0%で、18〜29歳の1.3%から、60〜69歳では10.3%まで増えています。

    参考:Prevalence of androgenetic alopecia in China: a community-based study in six cities.|アメリカ国立生物工学情報センター

    女性の薄毛も年齢とともに増えていくため、分け目の広がりなどに気づいたら、早めに相談しておくと安心です。

    AGA・FAGA以外で抜け毛が増える主な原因

    短髪男性の頭頂部の地肌が透ける状態

    抜け毛の原因はAGA・FAGAだけではありません。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    主な原因として、次のようなものがあります。

    • 休止期脱毛:出産、急な体重減少、高熱、強いストレスなどのあと、数ヶ月して抜け毛が増える状態です。
    • 円形脱毛症:境目のはっきりした脱毛が突然現れる病気です。
    • 甲状腺の病気:ホルモンの過不足によって、髪が抜けやすくなることがあります。
    • 鉄や栄養の不足:無理な食事制限や貧血に伴って起こることがあります。
    • 薬の影響:服用している薬の種類によっては、副作用として抜け毛が増えることがあります。

    これらは見た目だけで見分けるのが難しく、複数の原因が重なっていることもあります。

    自分で原因を決めつけて市販品を試し続けるより、医師に確認してもらうほうが、原因に合った対応にたどり着きやすくなります。

    AGA・FAGA治療で使われる主な薬と注意点

    手鏡で生え際や側頭部をチェックし、若年性の薄毛やAGAの初期症状に悩む青い服の男性

    男性のAGA治療では、国内で承認されているフィナステリドやデュタステリドの内服薬と、ミノキシジルの外用薬が主に使われます。

    フィナステリドとデュタステリドでは、勃起不全や性欲減退、肝機能障害などの副作用が報告されています。

    ミノキシジルの外用薬では、かゆみやかぶれなどの皮膚症状や、使い始めに一時的に抜け毛が増える初期脱毛が起こることがあります。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    女性のFAGA治療では、ミノキシジルの外用薬などが使われます。

    フィナステリドやデュタステリドは女性には処方されない薬です。

    効果の出方には個人差があり、効果を確かめるには数ヶ月以上続ける必要があります。

    副作用や費用の説明を医師から受けたうえで、治療を受けるかどうかを決めてください。

    個人輸入の薬は成分や品質が保証されておらず、副作用が出た場合に公的な救済制度の対象にもならないため、使用は避けましょう。

    抜け毛を何科で相談するにしても知っておきたい診察と検査の内容

    黒髪の隙間から頭皮が透けて見える、薄毛の進行状態の拡大写真

    専門クリニックでの診察は、問診から始まるのが一般的です。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    抜け始めた時期や家族歴、持病、服用中の薬などを聞き取ったうえで、生え際・頭頂部・分け目の状態を目で見て確認します。

    対面診療では、マイクロスコープで毛穴や髪の太さを観察することもあります。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    血液検査は、治療薬を使う前に肝機能などを確認する目的や、甲状腺の病気・鉄不足といったほかの原因を調べる目的で行われます。

    検査を行うかどうかや料金はクリニックによって違うので、予約の段階で確認しておくとスムーズです。

    こうした診察と検査の結果をもとに、治療が必要か、経過を見てよいかを医師と相談しながら決めていきます。

    まとめ:抜け毛は何科か迷ったらAGA・FAGAクリニックへ相談を

    記事のポイントのまとめです。

    洗面所で赤いドライヤーを使って髪を乾かしながら、鏡越しに髪のボリュームを気にする男性

    抜け毛の相談先に迷ったら、男性はAGAクリニック、女性はFAGAの診療に対応したクリニックが候補になります。

    専門クリニックでは、抜け方のパターンや問診、必要に応じた検査で原因を確認し、治療の選択肢と費用について説明を受けられます。

    微笑んでいる女性医師キャラクターのイラスト
    エジエ 先生

    AGA・FAGA治療は自由診療なので、初診料、検査料、薬代、配送料、解約条件まで含めた総額を事前に確認しておきましょう。

    アジア人のデータでも、AGA・FAGAは年齢とともに増える傾向があります。

    生え際の後退や分け目の広がりに気づいた段階で、早めに相談するのがおすすめです。

    予約は治療の契約ではありません。

    今の状態を知るためにも、まずは一度クリニックで診察を受けてみてください。