
生え際のラインがコームの歯のように凸凹になっている場合、AGAの初期症状である可能性があります。
AGAでは、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で毛包のミニチュア化が毛穴単位で不均一に進行するため、太い毛が残っている毛穴と細い毛しか生えなくなった毛穴が隣り合い、生え際にギザギザが生まれます。
ただし、牽引性脱毛症やテロゲン・エフルビウム(休止期脱毛)、脂漏性皮膚炎など他の原因でも生え際に変化が起こることがあるため、自己判断せずAGAクリニックで診断を受けることが確実です。

あなたの抜け毛は、本当に自然な抜け毛でしょうか?
頭皮の状態が以下のイラストのいずれかに当てはまる場合、あなたはAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の可能性があります。


【アンケート】
イラストに当てはまる状態はありましたか?
AGA・FAGAは、残念ながら自然に治ることがなく今も進行し続けています。
正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛がさらに目立ってきます。

ただし、AGA・FAGAは原因が解明されているので、今日から正しい治療をスタートすれば改善する可能性が十分あります。
「自分の抜け毛が正常なのか気になる」という方は、まず専門の医師に相談してみてください。

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- 生え際のギザギザは、DHTによる毛包のミニチュア化が毛穴単位で不均一に進行しているサイン
- アジア人男性のAGAは81.1%がM字型後退パターンで、女性でも約4人に1人にM字型が見られる
- AGAは放置すると5年間で毛髪密度が約26%低下するなど着実に進行する疾患
- 生え際の変化に気づいたらAGAクリニック受診が重要
生え際のギザギザが起こる仕組みとAGAの関係
そもそも「正常な生え際」とはどんな状態なのか

まず前提として押さえておきたいのが、もともと人間の生え際は完全にまっすぐではないということです。
自然な生え際には、太い毛の間に細い産毛が混在しており、うっすらとしたグラデーションのように見えるのが普通です。
ただし、ここで言う「ギザギザ」というのは、そうした自然なばらつきとは明らかに異なる状態を指しています。
具体的には、太い毛と細い毛の差が極端に大きくなり、生え際のラインがコームの歯のように凸凹になっている状態。
以前と比べて明らかに毛の密度が落ちている場所と、まだ太い毛が残っている場所との差が目立つようになった場合、何らかの脱毛症が進行している可能性を疑う必要があります。
こうした変化は、朝のスタイリング時や、お風呂上がりに前髪を上げたときなどに気づきやすい傾向があります。
鏡を見て「あれ、前はこんなじゃなかったのに」と感じたなら、それは重要な気づきです。
ヘアサイクルの乱れが生え際をギザギザにする

では、なぜ生え際がギザギザになるのか。
この疑問を理解するためには、まずヘアサイクル*1(毛周期)の基本を知っておく必要があります。
髪の毛には、大きく分けて3つのフェーズがあります。
- 成長期(アナゲン期):髪が太く長く成長する期間で、通常2〜6年ほど続きます。アジア人の場合はさらに長く、最大7年に及ぶこともあります。
- 退行期(カタゲン期):毛母細胞の活動が弱まり、髪の成長が止まる移行期間です。約2〜3週間と短い期間です。
- 休止期(テロゲン期):髪が毛根にとどまったまま自然に抜け落ちるのを待つ期間で、2〜4か月ほど続きます。
健康な頭皮では、この3つのフェーズが毛穴ごとにバラバラのタイミングで進行しています。
だからこそ、一度にすべての毛が抜けるようなことは起きません。
ところがAGA*2やFAGAでは、このヘアサイクルに大きな乱れが生じます。
とくに成長期が極端に短くなることで、髪が十分に太く育つ前に退行期・休止期へと移行してしまうのです。
結果として、本来なら太く長いはずの髪が、細く短い状態のまま成長を終えてしまいます。
このとき、生え際のすべての毛穴で一斉にヘアサイクルが乱れるわけではありません。
毛穴ごとに進行度が異なるため、まだ太い毛を維持している毛穴と、すでに細い毛しか生えなくなった毛穴が隣り合って存在する状態になります。
これこそが、生え際がギザギザに見える大きな原因。
太い毛と細い毛の「高低差」がコームの歯のような凸凹を作り出しているわけです。
DHTが毛包のミニチュア化を引き起こす仕組み

ヘアサイクルの乱れを引き起こす最大の犯人として知られているのが、DHT(ジヒドロテストステロン*3)という男性ホルモンの一種です。

DHTは、テストステロンが5α-リダクターゼ(5α還元酵素)という酵素によって変換されることで生成されます。
生成されたDHTが毛乳頭細胞にあるアンドロゲン受容体と結合すると、毛母細胞の増殖を抑制するシグナルが発せられます。
ここで注目すべきなのは、DHTの影響を受けやすい毛穴と受けにくい毛穴があるという点。
アンドロゲン受容体の発現量や感受性は、頭皮の部位によって異なります。
一般に前頭部や頭頂部はDHTの影響を受けやすく、後頭部や側頭部は影響を受けにくいとされています。
生え際はまさにDHTの標的になりやすいエリア。
しかも、同じ生え際のなかでも受容体の感受性には個人差・部位差があります。
感受性が高い毛穴から順にミニチュア化(毛包の縮小)が進んでいくため、隣り合う毛穴同士で毛の太さに大きな差が生まれます。
ミニチュア化とは、もともと太い「終毛(ターミナルヘア)」を生やしていた毛包が、DHTの影響で徐々に萎縮し、やがて細く短い「軟毛(ヴェラスヘア)」しか生やせなくなる現象のことです。
参考:new insights into the pathogenesis and mechanism of hair loss|アメリカ国立生物工学情報センター

つまり、生え際のギザギザは、DHTによるミニチュア化が毛穴単位で不均一に進行している証拠と捉えることができます。
アジア人特有の生え際後退パターンとは


アジア人のAGAには、欧米人とは異なるいくつかの特徴があります。
韓国・延世大学のLeeらによる研究では、アジア人のAGAをより正確に分類するために「BASP分類」が考案されました。
BASP分類では、前頭部の生え際の形状を「Basic type(基本型)」として4つに分類しています。
- L型(直線型)
- M型(M字型)
- C型(半円型)
- U型(馬蹄型)
の4種類です。
韓国人男性1,768名を対象にした調査では、M型が全体の81.1%を占めており、アジア人男性のAGAは前頭部の生え際がM字型に後退するパターンが圧倒的に多いことがわかっています。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian|アメリカ国立生物工学情報センター
一方、韓国人女性445名を対象にした同調査では、L型(47.2%)が最多で、次いでM型(27.2%)、C型(25.0%)という結果でした。
女性の場合は生え際が直線的に保たれたまま、頭頂部を中心に全体的な密度低下(びまん性脱毛)が進むケースが多い傾向にあります。
ここで重要なのは、男性のM字型後退の初期段階において、生え際のギザギザが顕著に現れるという点。
M字の「谷」にあたる部分では毛のミニチュア化が先行して進み、「山」にあたる部分ではまだ太い毛が残っている。
こうした凸凹こそがコームのようなギザギザの正体です。
女性でもM型の後退パターンは約4人に1人の割合で見られるため、「生え際の変化は男性だけの話」とは言い切れません。
AGAは放置すると着実に進行していく

AGAやFAGAの厄介なところは、自然に止まることがほとんどないという点。

Kaufmanらが2008年に発表した研究では、AGA患者のうち治療を行わなかったプラセボ群において、5年間で1インチ四方あたり約239本もの毛髪が減少したことが報告されています。
この数字は、何もしなければ着実に毛髪の本数が減っていくことを示しています。
とくに生え際のギザギザに気づいた段階は、まだミニチュア化の途中であり、完全に毛包が萎縮しきってはいない可能性が高いタイミングです。
逆に言えば、まだ救える毛包が残っているうちに手を打つことが非常に重要だということです。
ミニチュア化が完了してしまった毛包は、投薬治療での回復が難しくなるとされています。
生え際がギザギザになる原因はAGAだけではない
牽引性脱毛症による生え際のダメージ

生え際のギザギザ=即AGAとは限りません。

まず考えられるのが、牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)です。
牽引性脱毛症は、髪を強く引っ張るヘアスタイルを長期間続けることで、生え際の毛包に物理的なダメージが蓄積し、脱毛に至る症状。
ポニーテール、お団子ヘア、編み込み、ヘアバンドなどが代表的な原因とされています。
男性であれば、オールバックやタイトなマンバンスタイルを日常的に続けている場合にリスクが高まります。
女性の場合は、ロングヘアを毎日きつくまとめているケースで多く見られます。
この脱毛症の特徴は、引っ張られている方向に沿って生え際が後退することです。
AGAのように左右対称のM字型とは異なり、ヘアスタイルの癖に応じた不規則な後退パターンを示すことが多い傾向にあります。
もし日常的に髪を強く引っ張るスタイルを続けていて、生え際のギザギザが気になるのであれば、まずは牽引性脱毛症の可能性も視野に入れるべきです。
ただし、牽引性脱毛症とAGAが併発しているケースも珍しくないため、自己判断だけで結論を出すのは避けたほうが無難でしょう。
休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)との違い

もう一つ、生え際の変化と混同されやすいのがテロゲン・エフルビウム(休止期脱毛)です。
テロゲン・エフルビウムは、強いストレス、栄養不足、出産、手術、急激な体重変化などがきっかけで、通常よりも多くの毛髪が一斉に休止期に入り、2〜3か月後にまとめて抜ける現象です。
AGAとの大きな違いは、テロゲン・エフルビウムは基本的に一時的なものであるという点。
原因が解消されれば、多くの場合は自然に回復します。
また、脱毛のパターンも頭皮全体に及ぶことが多く、生え際だけが局所的にギザギザになるというよりは、全体的なボリュームダウンとして感じられることが一般的です。
ただし、慢性的なストレスや栄養不足が長期間続いている場合は、テロゲン・エフルビウムが慢性化することもあります。
加えて、テロゲン・エフルビウムによって一時的に薄くなった生え際が、実はもともと進行していたAGAのサインを顕在化させるケースもあります。
つまり「最近ストレスが多いから、きっとそのせいだろう」と安易に自己判断してしまうと、背後に潜むAGAやFAGAを見落とす危険性があるということです。
脂漏性皮膚炎や頭皮環境の悪化が原因のケース

脂漏性皮膚炎は、頭皮に過剰な皮脂が分泌されることで炎症が起こり、フケやかゆみ、赤みを伴う疾患。

この炎症が慢性化すると、毛包にもダメージが及び、脱毛につながることがあります。
とくに生え際は皮脂の分泌が活発なエリアの一つであり、脂漏性皮膚炎による影響を受けやすい部位。
炎症によって毛包周辺の環境が悪化すると、髪の成長が阻害され、結果的に毛の太さや密度にばらつきが生じることがあります。
こうした頭皮環境の悪化による脱毛は、適切な治療によって改善が見込めるケースが多い一方で、AGAやFAGAとの合併も考えられます。
頭皮に炎症やフケがあるからといって「AGAではない」と断定できるわけではありません。
実際のところ、AGA患者の頭皮は皮脂分泌が活発になりやすい傾向があるとも報告されています。
DHTの影響は毛包だけでなく皮脂腺にも及ぶため、AGAの進行に伴って頭皮環境が悪化するという悪循環が生まれやすいのです。
加齢による自然な生え際の変化との見分け方

年齢を重ねると、誰でも髪のボリュームは徐々に減っていきます。
これは加齢に伴う生理的な変化であり、病的な脱毛とは区別されます。
実際に韓国の疫学調査では、AGA(Norwood III以上)の有病率が20代では2.3%だったのに対し、70代以上では46.9%にまで上昇することが報告されています。
女性のAGA(Ludwig I以上)でも、20代の0.2%から70代以上では24.7%へと大幅に増加しています。
こうしたデータは、加齢とAGAの進行が密接に関連していることを示しています。
では、「自然な老化」と「AGAの進行」をどう見分ければよいのでしょうか。
ポイントはいくつかあります。
- 加齢による変化は頭皮全体で均一に起こりやすいのに対し、AGA/FAGAは特定のパターン(M字型、頭頂部中心など)で進行する。
- 加齢による変化は非常にゆっくり進行するのに対し、AGAは20代後半〜30代で急速に進むケースもある。
- 加齢だけでは生え際が明確にギザギザになることは少なく、コームの歯のような凸凹が目立つ場合はAGA/FAGAの可能性が高い。

もちろん、見た目だけで正確に判断するのは難しいため、気になった時点で専門家の意見を仰ぐのが確実です。
生え際のギザギザはAGAかどうかの自己チェックポイント

「自分の生え際の変化がAGAなのか、それとも別の原因なのか」。
この疑問を持つ方は非常に多いはずです。
もちろん最終的な診断は専門のクリニックでしか行えませんが、セルフチェックとしていくつかの目安は存在します。
以下の項目に心当たりがあるかどうか、確認してみてください。
- 生え際のラインが以前と比べて不規則になった(とくに剃り込み部分)。
- 太い毛の間に、明らかに細く短い毛が増えている。
- 抜け毛のなかに、以前より細くて短い毛が目立つようになった。
- 家族(父方・母方問わず)に薄毛の人がいる。
- 頭頂部や分け目も同時に薄くなってきた気がする。
- 生え際の変化が半年以上にわたって徐々に進行している。
これらの項目に複数当てはまる場合、AGAまたはFAGAの初期〜中期段階である可能性が考えられます。
ここで大切なのは、セルフチェックだけで安心しないということです。
「当てはまらないから大丈夫」とも言い切れませんし、「当てはまるからAGAだ」とも断言できません。
確実なのは、マイクロスコープによる頭皮診断や問診を通じて、専門医に判断してもらうことです。
なお、家族歴(遺伝的要因)はAGAの発症に大きく関わることが複数の研究で示されています。
台湾の調査では、父方の親族にAGAの家族歴がある場合、中等度〜重度のAGAを発症するリスクが有意に高まることが報告されました。
もう少し具体的に解説すると、Su LH・Chen THが2007年にArchives of Dermatologyに発表した台湾人男性を対象とした地域住民調査。
喫煙とAGAの関連を主題としつつ、家族歴(1親等・2親等、とくに父方親族)がある場合に中等度〜重度のAGAリスクが有意に増加することを報告しています。

また、韓国の研究でもAGA患者の男性48.5%、女性45.2%に家族歴が認められたとされています。
参考:The prevalence and types of androgenetic alopecia in Korean men and women|アメリカ国立生物工学情報センター
男性と女性で異なる生え際の変化の現れ方

ここまで解説してきた内容を踏まえて、男性と女性それぞれの生え際の変化について、もう少し掘り下げてみましょう。
男性の場合、AGAは前頭部のいわゆる「剃り込み」部分から後退が始まるパターンが最も一般的。
BASP分類で言うところのM型に該当し、前述の通りアジア人男性では81.1%がこのタイプに分類されています。
M字型の後退が進む過程で、M字の谷の部分ではミニチュア化が先行するため、太い毛と細い毛の境目が明確になり、コームの歯のようなギザギザが生まれます。
さらに進行すると、正面から見たときに前頭部の中央にだけ毛が残る「島状」の形になることもあります。
一方、女性のFAGAでは、生え際が明確に後退するよりも、分け目を中心に全体的に髪が薄くなる「びまん性」のパターンが多い傾向にあります。
Ludwig分類でいうタイプIが最も多く、頭頂部の分け目が徐々に広がっていくのが典型的な経過です。
ただし、女性であっても生え際にギザギザが出るケースは存在します。
BASP分類の調査で女性の27.2%がM型に分類されていたように、女性でも前頭部の生え際が不規則に後退するパターンは決して珍しくありません。
とくに閉経後の女性では、女性ホルモン(エストロゲン)の減少に伴ってDHTの影響が相対的に強まるため、男性に近い脱毛パターンが現れることがあります。
中国・上海の調査では、50歳以上の女性のAGA患者のうち12%に男性型の脱毛パターンが認められました。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian|アメリカ国立生物工学情報センター
このように、性別によって生え際の変化の現れ方には違いがあるものの、「ギザギザ」という共通のサインが出ている以上、男女問わず早めの対応が望ましいと言えます。
生え際のギザギザに気づいたらAGAクリニックへの相談が最善の一手
なぜ早めの相談が重要なのか

AGAやFAGAは進行性の脱毛症。

これは「放置すれば自然に良くなる」性質のものではなく、むしろ時間が経つほど状態が悪化していく傾向にあります。
とくに重要なのは、毛包のミニチュア化がどこまで進んでいるかという点。
まだ軟毛(細く短い毛)が残っている段階であれば、毛包は完全に死滅してはいません。

適切な治療を開始すれば、太い毛を再び生やせる可能性が残されています。

しかし、ミニチュア化が進みきって毛包自体が萎縮・瘢痕化してしまうと、投薬治療での回復は困難になります。
つまり、生え際のギザギザに気づいた「今」は、まだ打てる手が多いタイミングである可能性が高いのです。
「まず3か月くらい様子を見てみよう」と考える方は少なくありませんが、AGAの場合はその3か月の間にもミニチュア化が進行し続けます。
早い段階でAGAクリニックを受診し、進行度を正確に把握してもらうことが、結果的に最も合理的な選択です。
男性のAGA治療で用いられる主な方法


男性のAGA治療には、主に内服薬と外用薬が使用されます。
ここでは代表的なものを紹介しますが、いずれも医師の処方のもとで使用するものであり、個人の症状や体質に応じて治療内容は異なります。
まず、内服薬としてよく知られているのがフィナステリド*4。
フィナステリドはII型5α-リダクターゼの働きを阻害し、テストステロンからDHTへの変換を抑制する薬剤。
日本人男性を対象とした10年間の長期追跡研究では、フィナステリド1mg/日の継続投与により、多くの被験者で脱毛の進行抑制や改善が確認されています。
参考:Long-term (10-year) efficacy of finasteride in 523 Japanese men with androgenetic alopecia
また、デュタステリド*5はI型およびII型の両方の5α-リダクターゼを阻害する薬剤で、フィナステリドよりも広範なDHT抑制効果が期待できます。
なお、デュタステリドのAGA治療としての承認は国によって異なり、韓国では承認されています。

外用薬としては、ミノキシジル*6が広く使用されています。
ミノキシジルは血管拡張作用を持ち、毛包への血流を改善することで毛髪の成長を促進するとされています。
5%製剤が一般的に用いられますが、使用開始後2〜8週間で一時的な初期脱毛が起こることがあるため、それが治療効果の一環であることを事前に理解しておくことが大切です。

ただし、これらの治療は継続することで効果を維持するものであり、中断すると再び脱毛が進行するリスクがあります。
また、副作用として性機能への影響(フィナステリド、デュタステリド)や、頭皮のかゆみ・多毛症(ミノキシジル)が報告されるケースもあるため、必ず医師と相談しながら進める必要があります。
女性のFAGA治療で用いられる主な方法

女性のFAGA治療では、男性とは異なるアプローチが必要になります。

なぜなら、男性向けのフィナステリドやデュタステリドは、女性(とくに妊娠の可能性がある方)には使用できないためです。
胎児の発育への影響が懸念されており、女性への処方は禁忌とされています。
女性のFAGA治療で中心となるのは、ミノキシジル外用薬。
2%製剤が一般的に用いられますが、5%製剤との比較研究では、毛髪数の増加において統計的に有意な差は見られなかったとの報告があります。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian|アメリカ国立生物工学情報センター
ミノキシジル外用薬を使用する際の注意点として、女性では顔面の多毛症(うぶ毛が濃くなる症状)が2%製剤で約6%、5%製剤で約14%に報告されています。
ただし、多くの場合は使用中止後1〜6か月で軽減・消失し、使用を続けた場合でも約1年で目立たなくなることが多いとされています。

また、抗アンドロゲン薬(スピロノラクトン*7など)が代替治療として用いられるケースもあります。
ただし、こうした薬剤についても十分な大規模臨床試験のデータが蓄積されているとは言い難い状況であり、メリットとデメリットを医師と十分に話し合った上で治療方針を決めることが重要です。
いずれにしても、女性の薄毛は「仕方がないもの」として諦めてしまいがちですが、FAGAは適切な治療によって進行を食い止められる可能性がある脱毛症。
生え際の変化に気づいた段階で、まずはFAGA治療に対応しているAGAクリニックに相談してみることをおすすめします。
生え際がギザギザになった場合にAGAクリニックへ行くべきタイミング

「AGAクリニックに行くべきなのはわかったけれど、いつ行けばいいのか」。

この疑問に対する答えは非常にシンプルです。
気づいた今が、最適なタイミングです。

AGAやFAGAは進行性の脱毛症であり、時間が経つほどに治療で取り戻せる髪の量が減っていきます。
とくに生え際のギザギザという変化に気づいているということは、すでにミニチュア化が始まっている段階である可能性が高いと考えられます。
「まだそこまでひどくないから大丈夫」と感じるかもしれません。
しかし、AGAは見た目の変化が明確になる前から、頭皮の内部では着実に進行しています。
マイクロスコープで見ると、肉眼ではわからない程度のミニチュア化がすでにかなり進んでいた、というケースも珍しくありません。
もし「気のせいかもしれない」という程度の変化であっても、一度クリニックで診てもらえば「異常なし」で安心できるか、「早期のAGAが始まっている」と判明して早期対応できるか、どちらにしても損はありません。
むしろ、早く行動したことで後悔する人はほとんどいません。
多くの方が後悔するのは、「もっと早く相談しておけばよかった」ということです。
遺伝的リスクがある方はとくに早めの相談を

AGAには遺伝的要因が大きく関与していることが、多くの研究で明らかにされています。
韓国人男性を対象にした調査では、AGA患者の48.5%に家族歴が認められており、中国人男性では55.8%に上るという報告もあります。
参考:The prevalence and types of androgenetic alopecia in Korean men and women|アメリカ国立生物工学情報センター
シンガポールの調査でも58.9%のAGA患者に家族歴がありました。
こうしたデータを踏まえると、父親や祖父、母方の叔父など、血縁者に薄毛の方がいる場合は、自身もAGAを発症するリスクが平均よりも高いと考えて差し支えありません。
台湾の研究では、父方の親族にAGAの家族歴がある場合、中等度〜重度のAGAを発症するリスクが統計的に有意に高くなることが確認されています。
さらに、早期発症のAGAは家族歴と用量依存的な関連を示しており、家族歴がある人ほど若い年齢で脱毛が始まりやすいことが示唆されています。
こうした遺伝的リスクを抱えている方にとっては、「薄毛になってから対処する」のではなく、「薄毛になる前から意識しておく」という姿勢が非常に重要。
とくに20代〜30代で生え際のギザギザが気になり始めた場合は、遺伝的要因が背景にある可能性が高いため、迷わずAGAクリニックに相談することをおすすめします。
まとめ:生え際がギザギザでも諦める必要はない
記事のポイントのまとめです。

ここまで読んで、「自分の生え際の変化はやっぱりAGAかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、落ち込む必要はありません。
AGAやFAGAは、かつては「なすすべのない宿命」のように受け止められていた時代もありました。

しかし現在は、医学的に根拠のある治療法が確立されており、早期に対処すれば進行を食い止め、状態を改善できる可能性があります。
大切なのは、生え際のギザギザという変化を「見なかったことにする」のではなく、「自分の体が発しているサインとして受け止める」という姿勢です。
実際に、日本人男性を対象としたフィナステリドの5年間の追跡調査では、治療を継続した801名のうち、多くの被験者で改善または進行抑制が報告されています。
若い年齢で治療を開始した群ほど良好な結果が得られたとのデータもあります。
参考:Five-year efficacy of finasteride in 801 Japanese men with androgenetic alopecia|アメリカ国立生物工学情報センター
これは、早く始めるほど有利であることを裏付ける結果です。
生え際がギザギザになったからといって、すべての毛包が死滅しているわけではありません。
まだ細い毛が生えている毛穴は、適切な治療によって再び太い毛を生やす力を取り戻せるかもしれないのです。
今できる最善の行動は、なるべく早くAGAクリニックに足を運び、自分の頭皮の状態を正確に知ることです。
知った上で、治療するかどうかを判断し、まずは「知ること」から始めてみてください。



診察のみ・マスク着用OK
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