抜け毛

風呂キャンで抜け毛が増える?風呂キャンセル界隈が気を付けるべき点

    布団にくるまっている様子
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    質問:風呂をキャンセルすると、抜け毛は増えますか?
    回答

    一度入浴しなかっただけで、直ちに抜け毛が深刻化することはありません。

    しかし、洗髪しないことが習慣になると、頭皮に過剰な皮脂や汚れが蓄積し、雑菌が繁殖しやすい不衛生な環境が作られてしまいます。

    この頭皮環境の悪化は、髪の成長サイクルを乱し、血行不良や炎症を引き起こすことで、将来的な抜け毛や薄毛の間接的な原因となるため注意が必要です。

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    当記事のここがポイント
    • 風呂キャンセルと抜け毛の直接的・間接的な関係性
    • 風呂キャンセルが頭皮環境を悪化させる理由
    • 自分で確認できる危険な薄毛の初期サイン
    • 抜け毛が気になった際のセルフケアの限界と専門医に相談する必要性

    目次

    風呂キャンで抜け毛は増えるのか?

    風呂キャンという行為は、実際に抜け毛の増加に繋がるのでしょうか。

    ここでは、その関係性を医学的な観点から解説します。

    直接的な原因ではないが、間接的なリスクは存在する

    まず明確にしておきたいのは、「風呂キャンを1回したから、翌日にごっそり髪が抜ける」というような、直接的かつ即時的な因果関係は考えにくいということです。

    髪の毛は、それほど単純な仕組みで抜け落ちるわけではありません。

    しかし、風呂キャンが常態化し、週に何日も洗髪しない日が続くようになると話は別。

    これは、頭皮環境を悪化させる大きな要因となり、間接的に抜け毛を促進してしまう可能性があります。

    言ってしまえば、風呂キャンは抜け毛の「直接的な原因」ではなく、抜け毛を引き起こす土壌を悪化させる「間接的な要因」になり得る、と理解するのが正確です。

    髪が抜けるメカニズム「ヘアサイクル」を理解する

    私たちの髪の毛は、永久に伸び続けるわけではなく、一本一本に寿命があります。

    この髪の毛が生え、成長し、やがて抜け落ちて、また新しい髪が生えてくるという一連の周期を「ヘアサイクル(毛周期)」と呼びます。

    ヘアサイクルは、大きく分けて3つの期間で構成されています。

    1. 成長期(2年~6年):髪の毛が活発に成長する期間です。全体の約85~90%の髪がこの状態にあります。
    2. 退行期(約2週間):髪の毛の成長が止まり、毛根が縮小していく期間です。全体の約1%がこの状態です。
    3. 休止期(約3ヶ月~4ヶ月):髪の毛が完全に成長を停止し、抜け落ちるのを待っている期間です。全体の約10~15%がこの状態にあり、ブラッシングやシャンプーなどの刺激で自然に抜け落ちます。

    健康な頭皮では、このヘアサイクルが正常に繰り返されることで、髪全体のボリュームが保たれています。

    しかし、何らかの理由で頭皮環境が悪化すると、このヘアサイクルに乱れが生じます。

    特に、「成長期」が短縮され、髪が十分に太く長く成長する前に「退行期」や「休止期」に移行してしまうことが問題となります。

    その結果、細く短い抜け毛が増え、全体的に髪が薄く見えるようになってしまうのです。

    1日に抜ける髪の毛の正常な本数とは?

    ヘアサイクルがあるため、健康な人でも毎日髪の毛は抜けています。

    一般的に、1日に抜ける髪の毛の正常な本数は50本から100本程度と言われています。

    もちろん、これには個人差があり、季節の変わり目などで一時的に抜け毛が増えることもあります。

    シャンプーの際に排水溝に溜まる髪の毛を見て驚くかもしれませんが、その多くは休止期にあった髪が抜けたものであり、生理現象の範囲内であることがほとんどです。

    問題なのは、この本数が明らかに増え、例えば「毎日200本以上抜けている状態が続く」「枕元の抜け毛が明らかに増えた」といった場合。

    これは、ヘアサイクルが乱れている危険なサインかもしれません。

    風呂キャンを頻繁に行っていると、頭皮の状態を清潔に保てないため、こうした異常な抜け毛を引き起こすリスクが高まるのです。

    風呂キャンの抜け毛|頭皮環境に与える5つの悪影響

    それでは、風呂キャンを続けると、具体的に頭皮環境はどのように悪化していくのでしょうか。

    ここでは、主な5つの悪影響について詳しく解説します。

    ① 皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まり

    頭皮は、顔のTゾーンの約2倍もの皮脂腺が存在する、非常に皮脂分泌が盛んな場所。

    この皮脂は、頭皮を乾燥や外部の刺激から守るという重要な役割を持っています。

    しかし、洗髪をしないと、分泌された皮脂や汗、古い角質、そして空気中のホコリなどが混ざり合って頭皮に蓄積していきます。

    この汚れが毛穴を塞いでしまうと、毛穴の内部で炎症が起きたり、髪の毛の健やかな成長を妨げたりする原因となります。

    さらに、溜まった皮脂は酸化し、「過酸化脂質」という刺激物質に変化します。

    この過酸化脂質は、頭皮にダメージを与え、炎症やかゆみを引き起こし、さらには加齢臭のような嫌な臭いの原因にもなるのです。

    ② 雑菌の繁殖と炎症のリスク

    私たちの頭皮には、もともと多くの常在菌が存在しています。

    これらの菌は、普段はバランスを保ちながら共存していますが、風呂キャンによって頭皮が不潔な状態になると、状況は一変します。

    特に、「マセラチア菌(癜風菌)」というカビの一種は、皮脂をエサにして増殖する性質があります。

    皮脂が豊富な不潔な頭皮は、マセラチア菌にとって絶好の繁殖場所となるのです。

    このマセラチア菌が異常繁殖すると、頭皮に炎症を引き起こし、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」という病気を発症することがあります。

    脂漏性皮膚炎になると、フケやかゆみがひどくなるだけでなく、炎症によって毛根がダメージを受け、抜け毛が著しく増加する「脂漏性脱毛症」に繋がる恐れがあるため、注意が必要です。

    ③ フケやかゆみの発生

    フケは、頭皮の古くなった角質が剥がれ落ちたものです。

    これは生理現象であり、誰にでも発生します。

    しかし、風呂キャンによって頭皮環境が悪化すると、フケが異常に増えることがあります。

    フケには、大きく分けて2つのタイプがあります。

    • 乾性フケ:頭皮の乾燥が原因で、パラパラとした細かいフケが出ます。
    • 脂性フケ:過剰な皮脂が原因で、ベタベタとした湿り気のある大きなフケが出ます。

    風呂キャンを続けている場合に問題となるのは、主に後者の「脂性フケ」です。

    蓄積した皮脂とマセラチア菌の増殖により、頭皮のターンオーバーが乱れ、ベタついた大きなフケが大量に発生します。

    そして、このような状態は強いかゆみを伴うことが多く、無意識に頭皮を掻きむしってしまうことで、さらに頭皮を傷つけ、炎症を悪化させるという悪循環に陥りがちです。

    ④ 血行不良による髪への栄養不足

    髪の毛は、毛根にある「毛母細胞」が分裂・増殖することで成長します。

    この毛母細胞が活発に働くためには、血液を通じて十分な栄養素と酸素が供給される必要があります。

    風呂キャンによって頭皮に皮脂や汚れが溜まると、頭皮が硬くなる傾向があります。

    これは、頭皮の柔軟性が失われ、血行が悪化しているサイン。

    血行不良に陥った頭皮では、毛母細胞まで栄養が届きにくくなります。

    その結果、髪の毛はやせ細り、ハリやコシが失われます。

    そして、十分に成長する前にヘアサイクルを終えて抜け落ちてしまう、いわゆる「軟毛化」が進行し、薄毛が目立つようになってしまうのです。

    ⑤ 頭皮の臭いの原因に

    洗っていない頭から、独特の嫌な臭いがすることがあります。

    これは、風呂キャンによって引き起こされる代表的なトラブルの一つです。

    臭いの主な原因は、前述した「酸化した皮脂」と「雑菌の繁殖」です。

    頭皮に溜まった皮脂が空気に触れて酸化すると、ツンとした油臭い「過酸化脂質」に変化します。

    さらに、この皮脂をエサにして増殖した雑菌が、汗や汚れを分解する過程で、不快な臭いを放つガスを発生させるのです。

    これらの臭いは自分では気づきにくいことも多く、周囲の人に不快感を与えてしまう可能性があります。

    頭皮の臭いは、頭皮環境が悪化している明確なサインと捉えるべきでしょう。

    風呂キャンセル界隈が警戒すべき抜け毛!薄毛の初期サイン

    「最近、抜け毛が増えたかも…」と感じても、それが正常な範囲内なのか、それとも危険なサインなのか、自分では判断が難しいものです。

    ここでは、特に風呂キャンを習慣にしている方が注意すべき、薄毛の初期サインについて具体的に解説します。

    見逃さないで!セルフチェックできる危険信号

    以下の項目に一つでも当てはまるものがあれば、頭皮環境が悪化し、薄毛が進行し始めている可能性があります。

    日々の生活の中で、意識的にチェックしてみてください。

    抜け毛の本数が明らかに増えた

    朝起きた時の枕元や、シャンプー後の排水溝、ブラッシングした際のブラシなどに付着する髪の毛の量が、以前と比べて明らかに増えている状態。

    1日に100本以上抜ける日が続くようであれば要注意です。

    抜け毛の質が変わった(細く短い毛が増えた)

    抜けた髪の毛をよく観察してみてください。

    太く長い毛だけでなく、細くて短い、産毛のような毛がたくさん抜けている場合、ヘアサイクルが乱れ、髪が十分に成長できていないサインです。

    髪の毛全体のハリ・コシがなくなった

    以前よりも髪がペタッとしやすくなったり、スタイリングがうまく決まらなくなったりした場合、髪一本一本が細くなっている(軟毛化)可能性があります。

    頭皮が硬い、または赤みを帯びている

    健康な頭皮は青白く、指で動かすと柔らかく動きます。

    指の腹で頭皮を揉んでみて、カチカチに硬かったり、動きが悪かったりする場合は血行不良のサイン。

    また、鏡で見たときに頭皮が赤みを帯びているのは、炎症が起きている証拠です。

    フケやかゆみが慢性化している

    一時的なものではなく、常にフケやかゆみがある状態は、脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルを発症している可能性があります。

    特に、ベタベタした脂性のフケは危険信号です。

    生え際の後退や頭頂部の地肌の透け

    「おでこが広くなった気がする」「つむじ周りの地肌が以前より見えるようになった」と感じる場合、薄毛が視覚的に認識できるレベルまで進行している可能性があります。

    スマートフォンのカメラで定期的に頭部の写真を撮っておくと、変化に気づきやすくなります。

    「これくらい大丈夫」が危険!進行性の脱毛症(AGA/FAGA)の可能性

    上記のセルフチェックで当てはまる項目があった場合、単なる頭皮環境の悪化だけでなく、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)といった、進行性の脱毛症を発症している可能性も考えなくてはなりません。

    AGAやFAGAは、遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因で発症する脱毛症。

    これらは、生活習慣の改善や市販の育毛剤だけで改善することは難しく、放置すると薄毛がどんどん進行してしまうという特徴があります。

    風呂キャンによる頭皮環境の悪化は、AGAやFAGAの進行を加速させてしまう要因になり得ます。

    「ただの不摂生だから、生活を改めれば治るはず」と安易に考えず、もし抜け毛や薄毛の進行に不安を感じるようであれば、早期に専門家へ相談することが非常に重要です。

    セルフケアの限界と専門医に相談する重要性

    市販の育毛剤やシャンプー、サプリメントは、あくまで頭皮環境を整えたり、髪の成長をサポートしたりする「医薬部外品」や「化粧品」、「食品」です。

    これらは、AGAやFAGAのような、医学的な治療が必要な脱毛症そのものを「治療」することはできません。

    自己判断でケアを続けている間に、脱毛症が進行してしまうケースは非常に多く見られます。

    薄毛治療は、早期発見・早期治療が何よりも重要。

    専門のクリニックでは、マイクロスコープによる頭皮診断や血液検査などを通じて、抜け毛の根本原因を正確に特定し、一人ひとりに合った最適な治療法を提案してくれます。

    AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性男性型脱毛症)とは?

    ここで、専門的な治療が必要となる代表的な脱毛症について、簡単にご説明します。

    AGA(Androgenetic Alopecia / 男性型脱毛症)

    成人男性に最も多く見られる脱毛症。

    男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、酵素「5αリダクターゼ」と結合して、より強力な「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されます。

    このDHTが、髪の成長を阻害する信号を出し、ヘアサイクルの成長期を極端に短くしてしまうことで、髪が細く短くなり、最終的には抜け落ちてしまいます。

    生え際の後退や頭頂部の薄毛が特徴で、進行性であるため、何もしなければ薄毛は進み続けます。

    FAGA(Female Androgenetic Alopecia / 女性男性型脱毛症)

    女性の薄毛で最も多いとされるのがFAGAで、「女性男性型脱毛症」とも呼ばれます。

    加齢による女性ホルモンの減少や、ホルモンバランスの乱れが主な原因とされています。

    AGAのように生え際が後退するのではなく、頭頂部を中心に髪の分け目が広がるように、全体的に薄くなるのが特徴。

    こちらも進行性のため、早期の対策が望まれます。

    クリニックで受けられる主な薄毛治療

    皮膚科や薄毛治療専門のクリニックでは、医学的根拠に基づいた様々な治療を受けることができます。

    内服薬・外用薬による治療

    AGA治療では、5αリダクターゼの働きを阻害してDHTの生成を抑える内服薬や、頭皮の血行を促進して発毛を促す外用薬(ミノキシジルなど)が治療の基本となります。

    FAGA治療でも、ミノキシジル外用薬や、ホルモンバランスを整える内服薬などが用いられます。

    これらは医師の処方が必要な医薬品であり、市販の育毛剤とは効果が異なります。

    注入治療(メソセラピーなど)

    発毛を促進する成長因子(グロースファクター)などを、注射や特殊な機器を使って頭皮に直接注入する治療法。

    薬物治療と併用することで、より高い効果が期待できる場合があります。

    植毛

    薄毛がかなり進行してしまった場合や、薬物治療の効果が出にくい場合には、植毛も有力な選択肢となります。

    植毛には、後頭部などのAGAの影響を受けにくい自身の髪を、毛根ごと薄毛部分に移植する「自毛植毛」があります。

    移植した髪は、その後も生え変わり続けるため、根本的な改善が期待できる治療法です。

    信頼できるクリニックの選び方

    薄毛治療を検討する際は、クリニック選びが非常に重要。

    無料カウンセリングなどを活用し、以下の点をチェックすると良いでしょう。

    • 皮膚科専門医や薄毛治療の経験が豊富な医師が在籍しているか
    • 治療法の選択肢が豊富で、一人ひとりに合った提案をしてくれるか
    • 治療内容や費用、考えられる副作用について、丁寧に説明してくれるか
    • プライバシーへの配慮がされているか

    まとめ:風呂キャンで抜け毛が増えたと感じる方はAGA・FAGAの可能性も

    記事のポイントのまとめです。

    風呂キャンという行為自体が、即座に深刻な抜け毛を引き起こすわけではありません。

    しかし、その習慣が常態化すれば、皮脂の詰まり、雑菌の繁殖、血行不良などを招き、頭皮環境を着実に悪化させます。

    この悪化した頭皮環境は、抜け毛を誘発し、AGAやFAGAといった進行性の脱毛症を加速させるリスクをはらんでいます。

    疲れてお風呂に入れない日があるのは、仕方のないことです。

    そんな日は自分を責めず、蒸しタオルやドライシャンプーといった次善策で乗り切りましょう。

    同時に、食事や睡眠といった生活習慣全体を見直すことも、健やかな髪を育むためには不可欠です。

    そして何よりも大切なのは、ご自身の頭皮と髪が出しているサインを見逃さないことです。

    「抜け毛が増えた」「髪が細くなった」「頭皮がかゆい」といった変化は、体からの重要なメッセージです。

    もし、これらのサインに気づき、セルフケアだけでは改善が見られないと感じたら、どうか一人で抱え込まず、できるだけ早く専門のクリニックに相談する勇気を持ってください。

    現代の医療では、薄毛は治療できる時代になっています。

    早期に適切な治療を開始することで、その進行を食い止め、改善させることは十分に可能。

    風呂キャンとの上手な付き合い方を身につけ、日々のケアを大切にしながら、未来の自分の髪のために、賢明な選択をしていきましょう。