はい、抜けてしまいます。
ほとんどの増毛は、ご自身の健康な髪の毛を土台として人工毛などを結びつけたり固定したりするため、その土台である自毛がヘアサイクルによって自然に抜けると、それに伴い増毛部分も一緒に抜け落ちます。
これは製品の欠陥や失敗ではなく、増毛という技術が持つ構造的な特徴と、人体の自然な生理現象によるものです。
そのため、増毛は髪を新しく生やすのではなく、今ある髪を活かしてボリュームを増やす技術であると理解することが重要です。
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- 増毛した毛が自毛と一緒に抜けてしまう根本的な理由
- 薄毛を進行させるAGA・FAGAという脱毛症の存在
- 「増毛」と「専門治療」それぞれのメリットとデメリット
- 薄毛の悩みに効果的な増毛と治療の併用という選択肢
目次
残念ながら元の毛が抜ければ増毛した毛も一緒に抜けてしまう
いきなり結論からお伝えします。
多くの場合、増毛は自毛を土台として人工毛や人毛を結びつけたり、装着したりする方法。
そのため、その土台である自毛が抜けてしまえば、それに結びつけられた増毛部分も一緒に抜け落ちてしまいます。
これは、増毛という技術が持つ構造的な宿命とも言えるでしょう。
言ってしまえば、増毛は「今ある髪の毛を活かしてボリュームアップする技術」であり、髪の毛そのものを新しく生み出したり、抜け毛を根本的に止めたりするものではないからです。
「それなら、増毛は意味がないのか?」と考えるのは早計。
増毛には、それを補って余りあるほどのメリットも存在します。
大切なのは、この「自毛が抜けたら一緒に抜ける」という事実を正しく理解した上で、増毛が自分にとって本当に必要な選択肢なのかを判断することなのです。
ここからは、なぜ増毛した毛が自毛と一緒に抜けてしまうのか、その仕組みをさらに詳しく掘り下げて解説します。
なぜ元の毛と一緒に増毛した毛も抜けてしまうのか?増毛の仕組みを徹底解説
増毛した毛が自毛と共に抜け落ちる理由を理解するためには、まず「増毛」がどのような技術なのかを知る必要があります。
増毛にはいくつかの種類があり、それぞれアプローチが異なりますが、いずれも自毛を基礎としている点では共通しています。
主に普及している増毛法は、「結毛式」「接着式」「シート式」の3つです。
それぞれの仕組みと、なぜ自毛が抜けると影響を受けるのかを見ていきましょう。
結毛式(編み込み式)増毛の仕組みと抜け落ちる理由
結毛式は、現在最もポピュラーな増毛法の一つです。
これは、1本1本の健康な自毛に対して、数本(通常2本~6本程度)の人工毛や人毛を手作業で丁寧に結びつけていく方法を指します。
抜け落ちるメカニズム
結毛式の仕組みを考えると、なぜ自毛と一緒に抜けるのかは明確。
人工毛を結びつけている「土台」そのものが、自毛だからです。
私たちの髪の毛には「ヘアサイクル(毛周期)」というものがあり、「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返しています。
休止期に入った髪の毛は、やがて自然に抜け落ち、また新しい髪の毛が生えてくる準備を始めます。
もし、人工毛を結びつけた自毛がこのヘアサイクルの休止期を迎え、自然に抜け落ちてしまったらどうなるでしょうか。
当然、その自毛に結びつけられていた人工毛も、行き場をなくして一緒に抜け落ちてしまうのです。
これは、増毛の失敗や製品の欠陥ではなく、人体の自然な生理現象に起因するものなのです。
接着式増毛の仕組みと抜け落ちる理由
接着式増毛は、その名の通り、特殊な接着剤を使用して増毛材を頭皮に固定する方法。
広範囲の薄毛をカバーしたい場合に用いられることがあります。
抜け落ちる、あるいはメンテナンスが必要になるメカニズム
接着式の場合、直接頭皮に貼り付けるため、一見すると自毛の抜け毛とは無関係に思えるかもしれません。
しかし、ここにも落とし穴があります。
まず、接着剤で固定した部分の自毛は、伸び続けることができません。
シートの下で伸びた自毛がシートを押し上げてしまい、不自然な見た目になったり、接着力が弱まったりする原因となります。
そのため、定期的にサロンへ通い、一度シートを剥がして自毛をカットし、再度接着し直すというメンテナンスが不可欠です。
そして、このメンテナンスを繰り返す過程で、頭皮に負担がかかる可能性があります。
接着剤やそれを剥がす際のリムーバーが頭皮に合わない場合、かぶれや炎症を引き起こし、結果として健康な自毛の成長を妨げ、抜け毛を助長してしまうリスクもゼロではありません。
シート式増毛の仕組みと抜け落ちる理由
シート式増毛は、接着式と似ていますが、より広範囲をカバーするために用いられることが多い方法。
髪の毛が植えられた薄いシートを、頭皮に直接貼り付けるか、残っている周囲の自毛に編み込んだり結びつけたりして固定します。
抜け落ちる、あるいはメンテナンスが必要になるメカニズム
シート式も接着式と同様、定期的なメンテナンスが必須。
接着タイプであれば、自毛が伸びてシートを押し上げてしまう前に、貼り直しが必要です。
周囲の自毛に固定するタイプの場合、まさに結毛式と同じ問題に直面します。
固定の土台となっている周囲の自毛がヘアサイクルによって抜けてしまえば、シートの固定力が弱まり、ズレや脱落の原因となります。
そのため、抜けた部分を補強したり、伸びてきた根元に合わせて再度固定し直したりするメンテナンスが定期的に必要になるのです。
元の毛が抜けたら増毛した髪が抜けてしまった…考えられる3つの原因
増毛した髪が、予想よりも早く抜けてしまうと感じることがあるかもしれません。
その場合、いくつかの原因が考えられます。
単に「運が悪かった」で済ませるのではなく、その背景にある理由を理解することが、今後の対策を考える上で重要になります。
原因1:自毛の自然なヘアサイクルによる脱毛
前述の通り、最も一般的で避けられない原因が、自毛のヘアサイクル。
私たちの髪の毛は、1日に50本から100本程度が自然に抜け落ちていると言われています。
これは、健康な頭皮でも起こるごく当たり前の現象です。
増毛は、この無数にある髪の毛の中から、まだ寿命が残っている「成長期」の元気な髪を選んで結びつけます。
しかし、どの髪がいつ「休止期」に入って抜け落ちるかを正確に予測することは不可能。
たまたま、人工毛を結びつけた自毛が、まもなく寿命を迎える「休止期」に近い状態だった場合、増毛後すぐに抜け落ちてしまう、ということが起こり得ます。
原因2:自毛や頭皮への物理的な負担による脱毛
増毛は、自毛や頭皮にとって少なからず負担となります。
特に結毛式の場合、1本の自毛に数本の人工毛を結びつけるため、その重さが常に自毛の毛根にかかることになります。
健康で太い髪であれば問題ないことが多いですが、もともと髪が細かったり、弱っていたりする場合、その重さが引き金となって通常よりも早く抜けてしまう「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」に近い状態を引き起こす可能性があります。
これはポニーテールなど、髪を強く引っ張る髪型を続けることで起こる脱毛症としても知られており、女性にとっても無関係ではありません。
原因3:AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性男性型脱毛症)の進行による脱毛
そして、見過ごすことができない最も重要な原因が、進行性の脱毛症であるAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)です。
増毛によって一時的に髪のボリュームが増え、見た目の悩みが解消されたとしても、水面下でAGAやFAGAが進行していれば、土台となる自毛そのものが次々と弱り、抜け落ちていってしまいます。
これは、ヘアサイクルによる自然な脱毛とは異なり、本来であればまだ成長を続けるはずだった髪が、脱毛症の影響で強制的に寿命を縮められてしまう状態です。
結果として、増毛した髪が抜けるペースが早まったり、新たに増毛を結びつけるための健康な自毛が減ってしまったりと、まさに「いたちごっこ」の状態に陥ってしまうのです。
増毛を検討している、あるいはすでに行っている方で、抜け毛が気になる場合は、この進行性脱毛症の可能性を念頭に置くことが極めて重要になります。
抜け毛の根本原因「AGA・FAGA」について知る
ここまでの内容で、増毛と抜け毛の背景に進行性の脱毛症がある可能性について触れてきました。
この知識が、あなたの今後の選択を大きく左右するかもしれません。
ここでは男性の「AGA」と女性の「FAGA」について、もう少し詳しく見ていきましょう。
AGA(男性型脱毛症)とは何か?
AGAは、成人男性に最も多く見られる脱毛症。
男性ホルモンの一種「テストステロン」が酵素と結びつき、より強力な「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることが主な原因。
このDHTが髪の成長期を短縮させ、髪が太く長くなる前に抜け落ちてしまいます。
特徴として、生え際(M字部分)や頭頂部(O字部分)から薄毛が進行する傾向があります。
女性の薄毛「FAGA(女性男性型脱毛症)」とは?
FAGAは、女性に見られる進行性の脱毛症で、「女性男性型脱毛症」とも呼ばれます。
男性のAGAとは異なる特徴を持っています。
- 原因:主な原因は、加齢や出産、ストレスなどによる女性ホルモン(エストロゲン)の減少と、相対的に男性ホルモンが優位になるホルモンバランスの乱れと考えられています。他にも、生活習慣の乱れや遺伝的要因も関与します。
- 症状:AGAのように特定の部位から薄くなるのではなく、頭部全体の髪が細くなり、ボリュームが失われる「びまん性脱毛」が主な症状です。特に、髪の分け目が目立つようになったり、地肌が透けて見えやすくなったりすることで気づくケースが多く見られます。生え際が後退することは比較的少ないのが特徴です。
AGAもFAGAも、共通しているのは「進行性」であるという点。
何も対策をしなければ、薄毛は少しずつ、しかし確実に進行していきます。
増毛は、この進行を止める力を持っていません。
増毛とAGA・FAGA治療、どちらを選ぶべきか?それぞれの特徴を比較
「結局、自分は増毛と治療、どちらを選べばいいのだろう?」と悩まれる方も多いでしょう。
この二つは、目的や状況に応じて使い分けるべきものです。
即効性と見た目の変化を求めるなら「増毛」
結婚式などの特定のイベントに合わせて今すぐボリュームアップしたい場合や、薬の使用に抵抗がある場合には、増毛が適しています。
時間をかけずにコンプレックスを解消したいという「今、この瞬間の悩み」を解決する能力に長けています。
根本的な改善と将来の髪を守るなら「AGA・FAGA治療」
薄毛の進行そのものを食い止め、自分自身の髪を育てたいと考えるなら、医学的根拠に基づいた治療が根本的な解決策となります。
長期的なコストパフォーマンスや、将来の髪を守ることを重視する場合に適しています。
併用は可能か?増毛とAGA・FAGA治療の組み合わせ
実は、「増毛」と「治療」は、賢く併用することが可能。
これは非常に有効な戦略となり得ます。
具体的には、まず専門クリニックでAGA・FAGA治療を開始し、薄毛の進行を抑制する根本対策をスタートさせます。
そして、治療効果が現れるまでの数ヶ月間、その間の見た目の悩みをカバーするために増毛を利用するのです。
この方法であれば、「治療で未来の髪を守り、増毛で現在の見た目をカバーする」という両方のメリットを享受できます。
治療によって自毛が回復してきたら、徐々に増毛を減らしていくという理想的な展開も期待できるでしょう。
治療にかかる費用と期間の目安
費用はクリニックや治療内容によって異なりますが、月に1万5千円~3万円程度が目安となることが多いです。
また、治療は長期間継続することが前提で、効果を実感し維持するためには、少なくとも半年以上の継続が必要となります。
まとめ:元の毛が抜けたら増毛した毛も抜けるのでAGA・FAGA治療で根本的解決しよう
記事のポイントのまとめです。
今回は、元(自毛)の毛が抜けたら増毛した毛も抜けるのか解説しました。
最後に、この記事の要点を改めて整理します。
- 増毛した毛は、土台となる自毛が抜ければ一緒に抜け落ちる。 これは男女共通の、増毛の構造的な事実です。
- 増毛は、即効性があり、すぐに見た目を改善できる強力な手段である。 しかし、薄毛の根本的な解決策ではありません。
- 抜け毛の根本原因には、男性のAGA、女性のFAGAといった進行性の脱毛症が考えられる。 これを放置すれば、増毛の土台すら失いかねません。
- 薄毛の悩みに本気で向き合うなら、対症療法の「増毛」と、根本治療の「AGA・FAGA治療」の両方の選択肢を検討することが重要。
あなたが今、どのような状況にあり、何を最も優先したいのかによって、最適な選択は変わってきます。
「将来の髪のことも考え、根本からこの悩みを断ち切りたい」と考えるのであれば、一度、勇気を出して薄毛治療専門クリニックの扉を叩いてみることをお勧めします。