髪が伸びた状態で放置することは極めてリスクが高いため推奨されません。
自毛の成長とともに結び目が頭皮から離れると、光の反射で不自然に目立ったり、風やふとした動作で結び目が露出したりして、周囲に増毛していることが気づかれる可能性が格段に高まります。
日々のスタイリングにおいても、伸びた結び目にクシやブラシが頻繁に引っかかり、無理にとかすと痛みを感じるだけでなく、髪全体のまとまりが悪くなり思い通りの髪型を維持できません。
最も深刻なのは、常に髪が引っ張られることで毛根が弱り、健康な自毛まで抜けてしまう「牽引性脱毛症」を招く危険性があることであり、土台となる自毛を守るためにも専門的なメンテナンスが必須となります。
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- 結ぶ増毛を放置した場合のリスク
- 髪が伸びた後に行う最適なメンテナンス方法
- メンテナンスに通うべき適切な頻度や周期
- 定期メンテナンスが面倒な場合の根本的な解決策
目次
結ぶ増毛(TZK)が伸びたらどうなる?
放置が招く3つの深刻なリスク
結ぶ増毛の快適さを長く維持するためには、定期的なメンテナンスが絶対に必要。
なぜなら、土台となる自毛は、当然ですが日々成長し続けるからです。
髪の毛は、個人差はありますが、平均して1日に約0.4mm、1ヶ月で約1.2cm、2ヶ月で約2.4cm伸びると言われています。
施術直後は根元にしっかりと固定されていた結び目も、時間の経過とともに頭皮からどんどん離れていってしまいます。
この状態を放置すると、見た目の問題だけでなく、自毛の健康にも関わる深刻なリスクを引き起こす可能性があります。
ここでは、メンテナンスを怠った場合に起こりうる3つの具体的なリスクについて解説します。
リスク1:結び目が浮き上がり、周囲に「バレる」可能性が高まる
これが、多くの方が最も懸念される点ではないでしょうか。
結論から言えば、伸びた状態を放置すると、結び目が目立ち、増毛していることが他人にバレる可能性は格段に高まります。
施術直後は、結び目が頭皮のすぐ近く、髪の根元に隠れているため、まず見えることはありません。
しかし、自毛が2cm、3cmと伸びてくると、結び目も同じだけ頭皮から離れた位置に移動します。
こうなると、以下のような状況で結び目が目立ちやすくなります。
- 光の反射でキラキラして見える:結び目の部分は、髪の毛の流れとは異なる凹凸ができます。ここに照明や太陽光が当たると、不自然にキラッと光って見えてしまうことがあります。特に人工毛の種類によっては、この反射が顕著になるケースも考えられます。
- 髪をかきあげた時や風に吹かれた時に見える:髪が動いた瞬間、根元から数センチ離れた位置にある結び目が露わになってしまうことがあります。自分では気づかないうちに、他人からは見えているかもしれません。
- 髪が濡れた時に浮き出て見える:シャワーやプール、汗などで髪が濡れると、髪の毛が束になり、地肌が見えやすくなります。その際、中途半端な位置にある結び目がポツポツと浮き出て見えてしまうことがあります。
せっかく自然な仕上がりだったはずが、メンテナンスをしないだけで「何か髪に付いている」という違和感を周囲に与えてしまうのです。
リスク2:スタイリングが困難になり、ヘアスタイルが乱れる
髪が伸びて結び目が中途半端な位置に上がってくると、日々のヘアスタイリングが非常にやりにくくなります。
根元から数センチ離れた場所に結び目がある状態を想像してみてください。
クシやブラシで髪をとかそうとすると、その結び目に頻繁に引っかかってしまいます。
無理にとかそうとすれば、結びつけた自毛に強い力がかかり、痛みを感じることもあるでしょう。
また、指通りも悪くなるため、ワックスやジェルなどのスタイリング剤を均一につけることが難しくなります。
結果として、髪全体のまとまりが悪くなり、思い通りのヘアスタイルを作ることができません。
朝の忙しい時間にスタイリングがうまくいかないと、それだけで1日の気分が沈んでしまうものです。
ヘアスタイルが思うように決まらないストレスは、想像以上に大きいと言えるでしょう。
リスク3:自毛への継続的な負担と「牽引性脱毛症」のリスク
これは、3つのリスクの中で最も深刻な問題かもしれません。
伸びた状態を放置することは、結び目を取り付けている自毛そのものに、深刻なダメージを与え続けることになります。
考えてみてください。
1本の自毛に、数本の人工毛が結びつけられています。
その重さは、髪が伸びて結び目が根元から離れるほど、てこの原理のように自毛の毛根部分に大きな負担をかけ続けることになります。
本来は頭皮に近い位置で支えるべき重さが、髪の毛の中間部分にかかり、常に引っ張られている状態が続くのです。
この状態は「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」を引き起こす大きな原因となります。
牽引性脱毛症とは、ポニーテールをきつく結び続けるなど、髪が長時間にわたって引っ張られることで毛根が弱り、髪が抜けてしまう症状。
結ぶ増毛のメンテナンスを怠ることは、これと同じ状況を自ら作り出していることに他なりません。
増毛のために頼りにしていたはずの健康な自毛が、メンテナンス不足によって抜けてしまっては本末転倒。
抜けてしまえば、そこに再び結びつけることはできません。
自毛を守るという観点からも、定期的なメンテナンスは絶対に必要なのです。
基礎知識:そもそも結ぶ増毛(TZK増毛)とは?仕組み
そもそも、結ぶ増毛(一般的にTZK増毛とも呼ばれます)がどのような技術なのか、基本的な仕組みについておさらいしておきましょう。
これを理解しておくことで、なぜメンテナンスが必要不可欠なのかがより深く理解できます。
結ぶ増毛とは、現在生えているご自身の健康な髪の毛1本1本に対して、数本(通常2本~6本程度)の人工毛や人毛を結びつけていく増毛法。
特殊な技術を用いて、髪の根元近くに小さな結び目を作って装着します。
この技術の最大の特長は、ご自身の髪を土台として利用する点にあります。
これにより、ウィッグ(かつら)のように頭皮全体を覆うのではなく、必要な部分に必要な分だけ、ピンポイントで毛量を増やすことが可能です。
例えば、
- 「つむじ周りが少し気になる」
- 「分け目が透けて見えるようになってきた」
- 「前髪のボリュームが減ってきた」
といった、部分的なお悩みに非常に効果的です。
数百本単位から数千本単位まで、ご自身の希望や髪の状態に合わせて本数を細かく調整できるため、急激な変化ではなく、徐々に増やしていくことで周囲に気づかれにくいというメリットもあります。
施術したその日のうちにお風呂やシャンプーも可能で、日常生活における制限が少ない点も、多くの方に選ばれている理由と言えるでしょう。
結ぶ増毛の最適なメンテナンス方法「リペア」を徹底解説
それでは、髪が伸びてきたら具体的にどのようなメンテナンスを行うのでしょうか。
最も一般的で基本となるメンテナンス方法が「リペア」と呼ばれる技術。
ここでは、リペアの仕組みやメリットについて詳しく解説します。
リペアとは?結び目を根元に戻す専門技術
リペアとは、自毛の成長によって頭皮から離れてしまった結び目を、特殊な器具や技術を用いて、再び根元の位置まで戻す作業のことを指します。
重要なのは、一度結び目をほどいて付け直すわけではない、という点。
多くのサロンでは、結び目を緩めることなく、髪の毛の上をスライドさせるようなイメージで根元へと移動させます。
これにより、自毛への負担を最小限に抑えながら、施術直後のような自然な状態を復元することが可能になります。
この作業は、1本1本手作業で丁寧に行われます。
まさに、ミリ単位の調整が求められる、熟練した技術者だからこそ可能なプロの技と言えるでしょう。
リペアのメリット
リペアには、主に3つの大きなメリットがあります。
- 経済的な負担を軽減できる:毎回新しい人工毛を付け直すのではなく、今ある人工毛を再利用するため、新規で施術するよりも費用を安く抑えることができます。これは、継続的に増毛を続ける上で非常に大きな利点です。
- 結びつけた人工毛を長く活用できる:高品質な人工毛は耐久性も高く、リペアを繰り返すことで長期間にわたって使用し続けることができます。これにより、コストパフォーマンスが向上します。
- 自毛へのダメージを最小限に抑えられる:前述の通り、リペアは結び目をほどかずに移動させるため、付け直しの際に起こりうる自毛への物理的なダメージを極力減らすことができます。
これらの理由から、結ぶ増毛のメンテナンスは、この「リペア」が基本となります。
リペアの限界と注意点
非常に優れたリペア技術ですが、万能というわけではありません。
注意すべき点や限界も存在します。
- リペア可能な回数には限りがある:サロンの方針や使用している人工毛の素材、結び方の技術にもよりますが、一般的に1つの結び目に対してリペアできる回数は2~3回程度が上限とされています。何度も繰り返すと、結び目が緩んできたり、人工毛自体が劣化してきたりするためです。
- 自毛の状態によってはリペアできないことも:リペアを行うためには、土台となる自毛が健康であることが大前提です。もし自毛が弱っていたり、傷んでいたりすると、リペアの作業に耐えられないと判断され、施術を断られる場合もあります。
リペアの限界が来たと判断された場合は、一度その結び目をカットして取り外し、新しい人工毛を付け直す「付け替え」という選択肢になります。
どのくらいの頻度で行う?メンテナンスの周期と費用の目安
リペアが重要であることはご理解いただけたかと思います。
次に気になるのは、「具体的にどれくらいの頻度で、いくらくらいの費用がかかるのか」という点でしょう。
ここでは、メンテナンスの周期と費用の目安について解説します。
メンテナンスの最適な頻度:1ヶ月~2ヶ月に1回が基本
メンテナンスの頻度を決める最も大きな要因は、ご自身の髪の毛が伸びるスピードです。
前述の通り、髪は1ヶ月で約1.2cm伸びます。
結び目が2cm以上、頭皮から離れてくると、見た目の違和感や自毛への負担が気になり始めます。
このため、多くのサロンでは「1ヶ月~2ヶ月に1回」のメンテナンスを推奨しています。
- 見た目を常に完璧に保ちたい方、髪の伸びが早い方:3週間~1ヶ月に1回のメンテナンスが理想的です。
- 標準的なペースでメンテナンスしたい方:1ヶ月半~2ヶ月に1回が一般的な目安となります。
ただし、これはあくまで目安。
2ヶ月以上放置してしまうと、リペアが困難になったり、自毛へのダメージが深刻化したりするリスクが高まるため、最低でも2ヶ月以内にはサロンに足を運ぶように心掛けましょう。
担当の技術者と相談し、ご自身の髪の状態やライフスタイルに合わせた最適なメンテナンススケジュールを組むことが重要です。
メンテナンス費用の目安:サロンによって料金体系は様々
メンテナンスにかかる費用は、サロンの料金体系によって大きく異なります。
そのため、ここで提示するのはあくまで一般的な相場としてお考えください。
多くのサロンでは、以下のようないずれか、または組み合わせの料金体系を採用しています。
本数単価制
リペアした本数に応じて料金が決まる方式。
「1本あたり〇〇円」という設定です。
- リペアの料金相場:1本あたり30円~60円程度
例えば、1本40円で500本リペアした場合、40円 × 500本 = 20,000円 となります。
定額制・コース料金
「〇〇本までのリペアで〇〇円」といった、月額制やコース料金が設定されている場合もあります。
定期的に多くの本数をメンテナンスする方にとっては、こちらのほうがお得になるケースもあります。
また、リペア以外に、抜けてしまった部分への「付け足し」や、リペアの限界が来た「付け替え」も同時に行う場合は、その分の費用が別途加算されます。
- 新規・付け替えの料金相場:1本あたり40円~80円程度
リペアは新規で付け直すよりも安価に設定されているのが一般的です。
正確な料金については、必ず施術を受けるサロンに直接確認することが大切。
初回カウンセリングの際に、メンテナンスの料金体系についても詳しく説明を受け、納得した上で契約するようにしましょう。
危険!セルフメンテナンスは可能?プロに任せるべき理由
「少し伸びてきただけなら、自分で結び目を根元に戻せないだろうか?」
「毎回サロンに行くのは費用も時間もかかるし…」
このように考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、結論を先に言います。
結ぶ増毛のセルフメンテナンスは絶対にやめてください。
それは、極めてリスクの高い行為であり、専門家として全く推奨できません。
ここでは、なぜ自分でメンテナンスをしてはいけないのか、その絶対的な理由を解説します。
専門的な技術と専用器具が不可欠だから
リペアは、前述の通り、非常に繊細で精密な作業。
特殊な形状の専用器具を使い、髪の毛1本1本に対して的確な操作を行う必要があります。
素人が見よう見まねで、ピンセットや指先だけで行えるような簡単なものでは決してありません。
自分の頭部は直接見ることができないから
特に、つむじ周りや後頭部は、鏡を使っても正確に状態を把握することは困難。
見えない状態で無理に作業を行えば、どこに結び目があるのか、どれくらいの力加減でやればいいのか全く分からず、ただ髪を傷つけるだけの結果に終わってしまいます。
土台となる自毛を致命的に傷つけるリスクがあるから
これが最大の理由。
無理に結び目を動かそうとすれば、土台となっている大切な自毛が途中で切れたり、ブチっと音を立てて毛根から抜けたりする可能性があります。
一度抜けてしまった髪は、もう二度と増毛の土台としては使えません。
健康な自毛を失うことは、増毛において最も避けなければならない事態です。
仕上がりが不均一で、逆効果になるから
たとえ幸運にも数本を動かせたとしても、すべての結び目を均一な位置に戻すことは不可能。
結果として、根元にあるもの、中間に浮いているものが混在し、メンテナンス前よりもかえって不自然で汚い見た目になってしまいます。
これらの理由から、セルフメンテナンスは「百害あって一利なし」と言えます。
安全に、そして美しく結ぶ増毛を維持するためには、必ず施術を受けたサロンで、プロの技術者によるメンテナンスを受けるようにしてください。
サロンでのメンテナンス(リペア)当日の流れ
プロに任せるべきだと分かっていても、実際にサロンでどのようなことが行われるのか、イメージが湧かないと不安に感じるかもしれません。
ここでは、メンテナンス当日の一般的な流れをステップごとにご紹介します。
これを読めば、安心してサロンの予約が取れるはずです。
ステップ1
カウンセリングと頭髪・頭皮チェック まず、席に案内されたら、担当の技術者によるカウンセリングから始まります。
現在の髪の状態、特に結び目の位置や浮き具合を一緒に確認します。
また、マイクロスコープなどを使って頭皮の状態(乾燥、皮脂、赤みなど)をチェックすることもあります。
この時に、何か気になることや不安な点(かゆみ、扱いにくさなど)があれば、遠慮なく相談しましょう。
今後のメンテナンス計画についても、この段階で話し合います。
ステップ2
シャンプー&ブロー リペア施術を正確に行うため、まずはシャンプーで髪と頭皮の汚れや皮脂をきれいに洗い流します。
これは、衛生的な状態を保つだけでなく、髪の絡まりをほどき、作業をしやすくするためにも重要な工程。
サロンによっては、頭皮の血行を促進するマッサージシャンプーを取り入れているところもあります。
シャンプー後は、丁寧にブローして髪を完全に乾かします。
ステップ3
リペア施術の開始 ここからがメインの作業。
技術者が専用の器具を使い、頭皮から浮き上がってしまった結び目を、1本1本丁寧に根元の位置まで戻していきます。
数百本単位の作業になるため、ある程度の時間はかかりますが、痛みを感じることはほとんどありません。
リラックスして過ごせるよう、雑誌やドリンクを提供してくれるサロンがほとんどです。
ステップ4
施術後の状態確認 すべてのリペア作業が終わったら、手鏡などを使って、結び目がきちんと根元に戻っているか、全体の仕上がりは自然かなどを担当者と一緒に確認します。
指通りがスムーズになり、根元のボリュームが復活していることを実感できるはずです。
もし気になる点があれば、この時点で伝えましょう。
ステップ5
カット&スタイリング(必要に応じて) リペア後、増毛部分と自毛がより自然に馴染むように、必要であれば全体のヘアカットやスタイリングを行います。
特に、メンテナンスの周期で髪型を変えたい場合などは、増毛の扱いに慣れたプロにカットしてもらうのが安心です。
ステップ6
アフターケアのアドバイスと次回予約 最後に、自宅でのシャンプー方法やケアの注意点、次回のメンテナンス時期の目安など、専門的なアドバイスを受けます。
多くの人は、このタイミングで次回のメンテナンス予約を入れて帰られます。
定期的に通うことが決まっている場合は、その場で次の予約を押さえてしまうのが最もスムーズで確実です。
このように、サロンでのメンテナンスは非常にシステマティックかつ丁寧に行われます。
安心してプロに任せましょう。
結ぶ増毛のメリットとデメリット
ここまでメンテナンスの重要性について解説してきましたが、改めて結ぶ増毛が持つメリットと、受け入れるべきデメリットについて整理しておきましょう。
ご自身にとって最適な選択かどうかを判断する材料にしてください。
結ぶ増毛の主なメリット
- 即効性が高い:施術したその日のうちに、目に見える形で髪のボリュームアップを実感できます。
- 周囲にバレにくい:少しずつ本数を増やせるため、急激な変化がなく、自然に印象を変えることができます。
- 日常生活の制限が少ない:自分の髪と同じようにシャンプーができ、スポーツや温泉、プールなども気兼ねなく楽しめます。
- 自然な仕上がり:自毛を活かして増やすため、ウィッグのような装着感や違和感がありません。
- ピンポイントで対応可能:つむじや分け目など、気になる部分だけを的確にカバーできます。
結ぶ増毛の主なデメリット
- 継続的なメンテナンスが必須:これまで述べてきた通り、1~2ヶ月に1度のメンテナンスが不可欠であり、その都度時間と費用がかかります。これが最大のデメリットと言えるでしょう。
- 健康な自毛が必要:結びつけるための土台となる自毛がなければ、施術自体ができません。薄毛がかなり進行している場合には適さないことがあります。
- 自毛が抜けると人工毛も失われる:土台の自毛が抜ければ、結びつけた人工毛も一緒に抜けてしまいます。
- 初期の違和感:人によっては、施術後に結び目によるごわつきや、頭皮のつっぱり感、かゆみなどを感じることがあります。多くは数日で慣れますが、注意が必要です。
- ランニングコストがかかる:一度で完結するものではなく、継続的な費用が発生します。
これらのメリット・デメリットを十分に理解し、ご自身のライフスタイルや価値観、予算と照らし合わせて検討することが重要です。
【結ぶ増毛】伸びたらメンテナンスするというのが面倒なあなたへ
根本的な改善を目指すなら「AGA・FAGA治療」という選択肢も
結ぶ増毛は、今ある悩みをすぐに解決してくれる非常に優れた「対症療法」です。
つまり、薄毛を「治す」のではなく、髪を「あるように見せる」ことで見た目を改善する技術です。
一方で、もしあなたの薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)である場合、それは進行性の病気であり、何もしなければ薄毛はゆっくりと、しかし確実に進行していきます。
AGA・FAGA治療とは?
AGA・FAGA治療は、医師の診断のもと、医学的根拠に基づいて薄毛の原因に直接アプローチする治療法。
結ぶ増毛が外見的なカバーであるのに対し、こちらはご自身の髪を生やし、育てることを目的としています。
主な治療法には、以下のようなものがあります。
- 内服薬:薄毛の進行を抑制する働きを持つ薬や、発毛を促進する作用のある薬を服用します。AGA・FAGAの治療において、最も基本的かつ効果的な方法とされています。
- 外用薬:発毛効果が認められている成分(ミノキシジルなど)が含まれた塗り薬を、頭皮に直接塗布します。内服薬と併用されることが多いです。
- 注入治療(メソセラピーなど):髪の成長に有効な成分(成長因子など)を、注射や特殊な機器を使って頭皮に直接注入する治療法です。より積極的な発毛を希望する場合に選択されます。
結ぶ増毛とAGA治療の併用という考え方
「結ぶ増毛をしているから、治療はできないのでは?」と考える必要はありません。
むしろ、この二つを併用することは、非常に賢明な選択と言えます。
- 治療効果が出るまでの期間を、増毛でカバーする:AGA治療は、効果を実感できるまでに早くても3ヶ月~6ヶ月程度の期間が必要です。その間、見た目の気になる部分を結ぶ増毛でカバーすることで、精神的なストレスなく治療を続けることができます。
- 自毛を育て、増毛の土台を強化する:治療によって自毛が太く、強くなることで、結ぶ増毛の土台が安定します。結果として、よりしっかりと人工毛を支えることができ、増毛の効果も高まります。
結ぶ増毛で現在の見た目の悩みを解決しつつ、同時進行で専門クリニックの治療によって薄毛の根本原因にアプローチする。
これは、薄毛に悩む方にとって、理想的な形の一つと言えるのではないでしょうか。
もし、ご自身の抜け毛や薄毛が進行していると感じるなら、一度、専門のクリニックでカウンセリングを受けてみることをお勧めします。
原因を正しく知ることが、悩解決への第一歩です。
まとめ:結ぶ増毛(TZK)で伸びたらメンテナンスするのが面倒な場合はAGA・FAGA治療しよう
記事のポイントのまとめです。
今回は、結ぶ増毛(TZK増毛)が伸びたらどうすれば良いのか解説しました。
記事の要点をまとめます。
- 結ぶ増毛は、自毛が伸びると結び目が頭皮から離れ、放置すると「バレる」リスクや「自毛を傷める」リスクがある。
- 最適なメンテナンス方法は「リペア」であり、伸びた結び目を根元に戻す専門的な技術。
- メンテナンスの頻度は「1ヶ月~2ヶ月に1回」が目安で、定期的な費用が発生する。
- セルフメンテナンスは絶対にNG。必ずプロに任せること。
- 増毛は対症療法であり、根本的な改善を目指すなら「AGA・FAGA治療」も有効な選択肢となる。
結ぶ増毛は、正しく付き合えば、あなたの自信を力強くサポートしてくれる素晴らしい技術。
そして、その「正しい付き合い方」の核となるのが、今回お伝えした「計画的なメンテナンス」に他なりません。
もし、面倒と感じる場合はAGA・FAGA治療を始めましょう。