多くは自然な現象です。
エクステ装着中に本来抜けるはずだった休止期の髪が、外した際にまとめて抜けるために起こります。
しかし、その抜け毛がエクステの重みによる「牽引性脱毛症」や、女性の薄毛(FAGA)のサインである可能性も考えられます。
抜け毛が1ヶ月以上続く、あるいは地肌が目立つと感じる場合は、自己判断せずに専門家へ相談することが重要です。
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- エクステを外した後に抜け毛がひどく感じる主な原因
- 心配のない一時的な抜け毛と、注意すべき危険な抜け毛の見分け方
- 抜け毛の背景に隠れている牽引性脱毛症やFAGA(女性の薄毛)の可能性
- 症状が続く場合に専門クリニックへ相談すべき理由と、その具体的な治療法
目次
エクステをとった後の抜け毛、大丈夫?
エクステを付けていた数ヶ月間、本来であれば日々少しずつ抜け落ちるはずだった髪の毛が、エクステの結び目に留まり続け、外したタイミングで一気に姿を現すため、どうしてもびっくりするような量に見えてしまいます。
実は、ほとんどの場合は心配のいらない自然な現象です。
ただ、安堵するのは少し早いかもしれません。
なぜなら、その抜け毛の中には、頭皮や髪からのSOSサインが紛れている可能性もゼロではないからです。
すべての抜け毛を「仕方ないこと」で片付けてしまうのではなく、その背景にある原因を正しく理解することが、今後のヘアケア、そして健やかな髪を維持していく上で非常に重要になります。
この記事を読み進めることで、ご自身の抜け毛が心配のないものなのか、それとも少し注意して向き合うべきものなのか、その判断基準が明確になるでしょう。
なぜエクステを取ると抜け毛がひどく感じるのか?考えられる5つの原因
それでは、具体的にエクステを外した後に抜け毛がひどく感じる原因を5つの側面から詳しく見ていきましょう。
これらの原因は、単独で起こることもあれば、複数が絡み合って症状を深刻にしている場合もあります。
原因1:休止期の毛がまとめて抜けているだけ(自然な現象)
最も一般的で、かつ心配のいらない原因がこれです。
私たちの髪の毛には、「ヘアサイクル(毛周期)」と呼ばれる生まれ変わりのサイクルがあります。
- 成長期(2年~6年):髪の毛が太く長く成長する期間。全体の約85~90%を占めます。
- 退行期(約2週間):髪の毛の成長が止まり、毛根が少しずつ小さくなる期間。
- 休止期(約3~4ヶ月):毛根の活動が完全に停止し、新しい髪の毛に押し出される形で自然に抜け落ちるのを待つ期間。全体の約10~15%を占めます。
健康な人でも、このヘアサイクルによって1日に50本から100本程度の髪の毛が自然に抜け落ちています。
しかし、エクステを付けている間、この「休止期」に入って本来抜けるはずだった髪の毛が、エクステの編み込みや接着部分に引っかかり、抜け落ちることができません。
例えば、エクステを3ヶ月間付けていたとしましょう。
1日に抜ける髪を平均80本と仮定すると、「80本 × 90日 = 7200本」もの髪の毛が、抜け落ちずに頭皮に留まっていた計算になります。
もちろん、すべての休止期の毛が留まるわけではありませんが、かなりの本数が蓄積されることは想像に難くありません。
そして、エクステを外した瞬間、この留まっていた休止期の毛が一斉に解放され、物理的に抜け落ちます。
これが、排水溝が真っ黒になるほどの、衝撃的な抜け毛の正体なのです。
この場合、抜けた毛の毛根部分を見てみてください。
白っぽく丸い塊(毛根鞘)が付いていれば、それは寿命を全うした休止期の毛である可能性が高いでしょう。
これは生理現象なので、過度に心配する必要はありません。
原因2:エクステの重さによる頭皮・毛根への物理的負担(牽引性脱毛症)
次に考えられるのは、エクステそのものの重さが引き起こす「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」です。
牽引性脱毛症とは、髪が長時間にわたって同じ方向に強く引っ張られることで、毛根やその周辺の頭皮に継続的な負担がかかり、血行不良や炎症を引き起こして毛が抜けてしまう状態を指します。
ポニーテールを毎日きつく結んでいる人などにも見られる症状です。
エクステは、数十本から数百本の毛束を自らの髪の毛に結びつけます。
1本1本は軽くても、全体としてはかなりの重量になります。
その重みが24時間365日、数ヶ月にわたって毛根を引っ張り続けるのです。
この状態が続くと、毛根周辺の毛細血管が圧迫され、血流が悪化します。
髪の毛は、毛細血管から運ばれてくる栄養素と酸素を受け取って成長するため、血行不良は髪の成長を妨げる致命的な要因となります。
栄養が届かなくなった髪は十分に成長できず、細く弱々しくなり、成長期の途中であっても抜け落ちやすくなってしまうのです。
特に、分け目や生え際など、もともと皮膚が薄くデリケートな部分に負担がかかりやすく、その部分の髪が薄くなる傾向があります。
エクステを外した後も、特定の場所の抜け毛が多かったり、地肌が透けて見えたりする場合は、この牽引性脱毛症の可能性を疑う必要があります。
原因3:編み込みや接着剤による頭皮への刺激と衛生問題
エクステの装着方法も、頭皮環境に大きな影響を与えます。
- 編み込みタイプ:自毛と一緒にエクステをきつく編み込むため、頭皮が常に引っ張られる状態になります。また、編み目部分の洗浄が難しく、シャンプーのすすぎ残しや皮脂、汗などが溜まりやすくなります。
- シールタイプ:強力な接着剤でエクステを貼り付けるため、頭皮に近い部分の通気性が悪くなります。また、接着剤の成分が肌に合わない場合、かぶれやアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
- 超音波・熱で接着するタイプ:接着部分が高温になるため、自毛や頭皮にダメージを与えるリスクが伴います。
これらの装着方法に共通する問題点は、シャンプーがしにくくなることによる「衛生環境の悪化」です。
エクステの根元部分は、どうしても指が届きにくく、意識して洗わないと皮脂や汚れが残留しがちです。
湿った状態が長く続くと、雑菌が繁殖しやすい環境が生まれます。
特に、マラセチア菌などの常在菌が異常繁殖すると、脂漏性皮膚炎などを引き起こし、フケやかゆみ、炎症、そして抜け毛の原因となることがあります。
エクステを外した後に、抜け毛だけでなく、頭皮の赤み、フケ、かゆみ、ニキビのようなものが気になる場合は、エクステ装着中の不衛生な環境が頭皮トラブルを引き起こし、結果として抜け毛につながっている可能性が高いと考えられます。
原因4:エクステを外す際の物理的なダメージ
エクステを装着する時だけでなく、外す時にも髪と頭皮には大きな負担がかかります。
美容室で専門の施術者が丁寧に行ったとしても、多少のダメージは避けられません。
特に、接着剤や樹脂で固定するタイプのエクステは、専用のリムーバー(溶解液)を使用します。
このリムーバーの成分が頭皮に刺激を与えたり、自毛を傷めたりすることがあります。
また、長期間付けていたエクステは、根元で自毛と絡み合っていることが多く、これを無理にほどこうとすると、まだ抜けるべきではない健康な成長期の髪の毛までブチブチと引きちぎってしまったり、毛根から引き抜いてしまったりする危険性があります。
言うまでもありませんが、費用を節約しようとして自分で無理やり外すのは最も危険な行為。
絡まりを力ずくで解こうとしたり、ハサミで適当に切ったりすると、取り返しのつかないダメージを髪に与え、切れ毛や抜け毛を大量に発生させる原因となります。
エクステを外す際は、必ず装着した美容室か、エクステのオフに慣れた専門のサロンに依頼することが鉄則です。
原因5:エクステがきっかけで表面化した女性の薄毛(FAGA)
ここまでの4つの原因は、エクステという物理的な要因が直接的に関係するものでした。
しかし、もう一つ、見過ごしてはならない重要な可能性が存在します。
それは、エクステの装着が「きっかけ」となり、もともと体内で静かに進行していた「女性の薄毛(FAGA)」が表面化した、というケースです。
FAGA(Female Androgenetic Alopecia)は、「女性男性型脱毛症」とも呼ばれ、女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れなどが主な原因で発症する進行性の脱毛症です。
加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによって女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、相対的に男性ホルモンが優位になると、髪のヘアサイクルが乱れてしまいます。
具体的には、髪が太く長く成長する「成長期」が短くなり、十分に育たないまま細く短い毛(軟毛)のうちに抜け落ちてしまうのです。
これにより、1本1本の髪が細くなることで髪全体のボリュームが失われ、特に頭頂部や分け目を中心に地肌が透けて見えるようになります。
エクステによる頭皮への負担(牽引や血行不良)は、いわば弱っていた髪の毛や毛根への「追い打ち」です。
もともとFAGAの素因があったり、症状がごく初期段階で進行していたりした場合、エクステによるダメージがその進行を加速させ、抜け毛や薄毛の症状を一気に顕在化させてしまうことがあるのです。
「エクステを外したら、一時的に抜けただけだと思っていたのに、何ヶ月経っても抜け毛が減らない」
「以前よりも明らかに分け目が目立つようになった」
「髪全体のハリやコシがなくなった気がする」
もし、このような感覚があるのであれば、それは単なるエクステ後の抜け毛ではなく、FAGAが関係している可能性を考える必要があります。
その抜け毛、見過ごしは危険?注意すべきサインとセルフチェック
エクステ後の抜け毛が、心配のない一時的なものなのか、それとも専門的なケアが必要なサインなのか。
ここでは、ご自身で判断するための一つの目安となるチェックポイントをご紹介します。
あなたの抜け毛はどちらのタイプに近いか、客観的に観察してみましょう。
一時的な抜け毛の可能性が高いケース
- 抜け毛の状態:抜けた毛に、ある程度の太さと長さがある。毛根に白く丸い「毛根鞘」がしっかり付着している。
- 期間:エクステを外してから1~2週間が抜け毛のピークで、その後は徐々に落ち着いてくる。長くとも1ヶ月程度で、普段通りの抜け毛の量に戻る。
- 頭皮の状態:特に赤みやかゆみ、フケなどの異常は見られない。
- 新しい髪の毛:しばらくすると、頭頂部や生え際に短いツンツンとした毛(新しい髪の毛)が生えてきているのが確認できる。
これらの特徴に当てはまる場合、前述の「休止期の毛がまとめて抜けた」だけである可能性が高いでしょう。
頭皮環境を健やかに保つことを心がけていれば、時間はかかっても元の状態に戻っていくと考えられます。
注意すべき抜け毛(FAGAなどの可能性)のケース
- 抜け毛の状態:抜けた毛が、細くて短い「うぶ毛」のようなものが多い。毛根がなかったり、あっても非常に小さく、細く尖っていたりする。
- 期間:エクステを外してから1ヶ月以上経過しても、抜け毛の量が一向に減らない。むしろ増えているように感じる。
- 髪質・ボリュームの変化:髪全体のハリやコシがなくなり、ペタッとするようになった。以前よりも分け目がくっきりと目立つ、あるいは地肌が透けて見える範囲が広がったように感じる。
- 頭皮の状態:慢性的なかゆみや赤み、フケ、湿疹などが続いている。
これらのサインが一つでも当てはまる場合、それは単なる一時的な抜け毛ではなく、牽引性脱毛症が進行しているか、あるいはFAGAを発症している可能性があります。
FAGAは進行性の脱毛症であり、放置しておいても自然に改善することは期待できません。
むしろ、時間とともに症状はゆっくりと悪化していくため、早期の対策が何よりも重要になります。
こんな症状があったら専門医へ相談を
セルフチェックで「注意すべき抜け毛」の項目に当てはまるものがあったり、少しでも不安を感じたりした場合は、決して一人で悩まず、できるだけ早く薄毛治療を専門とするクリニックに相談することをおすすめします。
- エクステを外して1ヶ月以上、抜け毛が減らない
- 明らかに分け目が広がった、地肌が透けて見える
- 髪全体のボリュームダウンを感じる
- 以前に比べて髪が細く、弱々しくなった
- 抜け毛だけでなく、頭皮の赤みやかゆみが続いている
これらの症状は、あなたの頭皮と髪が発している危険信号。
自己判断で様子を見ている間に、症状が進行してしまうケースは少なくありません。
解決への一番の近道は、専門家の目で正確な状態を診断してもらうことです。
専門家によるアプローチ:なぜクリニックでの相談が重要なのか
「抜け毛くらいで病院に行くのは大げさでは?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、エクステ後の長引く抜け毛や薄毛は、専門的な知識と診断が不可欠な領域。
なぜなら、原因によって対処法が全く異なるからです。
正確な原因診断が治療の第一歩
自己判断で「きっと牽引性脱毛症だろう」とか「頭皮の血行が悪いせいだ」と決めつけて市販の育毛剤などを使っても、もし本当の原因がFAGAであった場合、十分な効果は期待できません。
薄毛治療専門のクリニックでは、まず医師による問診で生活習慣やエクステの装着期間などを詳しくヒアリングします。
その上で、マイクロスコープを使って頭皮の状態、毛穴の詰まり具合、髪の毛の太さや密度などを詳細に観察します。
これにより、あなたの抜け毛が牽引性脱毛症によるものか、FAGAによるものか、あるいは脂漏性皮膚炎など他の疾患が原因なのかを、高い精度で診断することが可能です。
必要であれば、血液検査を行い、ホルモンバランスや栄養状態などをチェックすることもあります。
このように、科学的な根拠に基づいて根本原因を特定することが、効果的な治療への最初の、そして最も重要なステップとなるのです。
牽引性脱毛症と診断された場合の治療法
もし診断の結果、主な原因が牽引性脱毛症であった場合は、まずは原因となっている「髪を引っ張る」行為をやめることが大前提となります。
つまり、エクステやきついヘアアレンジをしばらくお休みすることです。
それに加えて、クリニックではダメージを受けた頭皮環境を改善し、発毛を促すための治療が行われます。
例えば、頭皮の血行を促進するミノキシジルなどの外用薬の処方や、炎症を抑えるための薬剤の使用、頭皮を健やかに保つための専門的なメディカルヘッドスパなどが考えられます。
FAGA(女性の薄毛)が原因だった場合の治療法
一方で、診断の結果、FAGAが抜け毛の根本原因であることが判明した場合、治療アプローチは大きく変わります。
前述の通り、FAGAは進行性の脱毛症。
そのため、治療の目的は「これ以上症状を進行させないこと」と「失われた髪のボリュームを回復させること」の二つになります。
幸いなことに、近年では女性の薄毛治療も大きく進歩しており、クリニックでは有効性が認められた様々な治療法を、個々の症状や体質に合わせて組み合わせることが可能です。
内服薬による治療
FAGA治療の基本となるのが、内服薬。
代表的なものに、ヘアサイクルの乱れを正常に近づけ、抜け毛を抑制する効果が期待できるスピロノラクトンなどの飲み薬があります。
これらの薬は、医師の処方がなければ入手できません。
医師の管理のもとで服用することで、体の中から薄毛の原因にアプローチします。
外用薬による治療
内服薬と並行して用いられることが多いのが、ミノキシジルを主成分とする外用薬(塗り薬)。
ミノキシジルには、頭皮の毛細血管を拡張して血流を増やし、毛母細胞を活性化させることで発毛を促す作用があります。
市販薬にもミノキシジル配合のものはありますが、クリニックではより高濃度のものを処方できる場合があります。
FAGAの治療は、ヘアサイクルに合わせて少しずつ髪を育てていくため、効果を実感するまでには最低でも3ヶ月から6ヶ月程度の期間が必要。
だからこそ、一日でも早く治療を始めることが、未来の髪を守る上で何よりも大切なのです。
まとめ:エクステの抜け毛が気になるならFAGAクリニックに相談しよう
記事のポイントのまとめです。
エクステを外した後の、ショッキングなほどの抜け毛。
その原因は、自然な生理現象である場合もあれば、牽引性脱毛症や、さらにはFAGAといった進行性の脱毛症が隠れている可能性もあります。
大切なのは、その抜け毛を「一時的なもの」と安易に片付けず、自分の髪と頭皮が発しているサインに真摯に耳を傾けることです。
もし、あなたが今、
- 1ヶ月以上も続く抜け毛
- 以前より目立つようになった分け目
- 髪全体のボリュームダウン
といった変化に気づいているのであれば、それは勇気を出して一歩を踏み出すべき時かもしれません。
一人で抱え込まず、まずは専門のクリニックで、あなたの髪と頭皮の状態を正確に診断してもらうことから始めてみましょう。