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抜け毛が1日150本…何本から危ない?5つのチェックポイントと対策

    コロコロについた抜け毛
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    質問:抜け毛が1日に150本抜けるのは、危険なサインですか?
    回答

    1日に150本の抜け毛があっても、それが直ちに危険なサインとは限りません。

    特に秋頃は季節性の影響で一時的に抜け毛が増加することがあり、200本近く抜けることも正常の範囲内だからです。

    しかし、季節に関わらず1ヶ月以上にわたって150本以上の抜け毛が継続する場合は、何らかの脱毛症が進行している可能性があるため専門機関への相談を推奨します。

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    当記事のここがポイント
    • 1日150本の抜け毛が正常の範囲内か、危険なサインかの判断基準
    • 抜け毛の質や頭皮の状態で判断するセルフチェック方法
    • 抜け毛の背景に隠れている可能性のある脱毛症の種類
    • 危険な抜け毛のサインを見つけた場合の適切な対処法

    抜け毛が1日150本は大丈夫?実は季節によって変わる

    1日の抜け毛の本数は、常に一定というわけではありません。

    多くの場合、抜け毛は秋(9月~11月頃)に最も増える傾向があります。

    夏の間に浴びた紫外線のダメージが頭皮に蓄積し、その影響が秋になって現れることや、動物の毛が生え変わる「換毛期」の名残であるなど、様々な説が考えられています。

    この季節性の抜け毛の場合、一時的に1日の抜け毛が150本、あるいは200本近くに達することもあります。

    しかし、これは一過性の現象であることが多く、しばらくすると自然に落ち着いて、また通常の50本~100本の範囲に戻っていきます。

    継続的に1日150本抜けるようなら注意

    前述の通り、一般的な抜け毛は1日50本~100本、季節によってはそれ以上になることもあります。

    このため、1日だけ150本の抜け毛があったからといって、直ちに異常事態と判断するのは早計です。

    しかし、この150本という数字は、正常範囲の上限である100本を大きく超えています。

    これが一時的なものではなく、数週間から1ヶ月以上にわたって継続的に続くようであれば、ヘアサイクルに何らかの乱れが生じている可能性を考慮する必要があります。

    重要なのは、「150本」という数字そのものに一喜一憂するのではなく、それが「どのような状態の抜け毛」なのか、そして「どのくらいの期間続いているのか」を冷静に見極めることです。

    次の章では、その具体的な見極め方について詳しく解説していきます。

    1日150本の抜け毛、危険性を判断する5つのチェックポイント

    抜け毛が1日150本という状況が、単なる生理現象なのか、それとも注意すべきサインなのかを判断するためには、本数だけでなく「抜け毛の質」や「頭皮の状態」などを総合的にチェックすることが極めて重要です。

    ここでは、ご自身で確認できる5つのチェックポイントをご紹介します。

    チェックポイント1:抜け毛の質(毛根の形)を確認する

    抜け落ちた髪の毛の「毛根」部分をじっくりと観察してみてください。

    毛根の形は、その髪が健康なヘアサイクルを終えて抜けたのか、それとも成長途中で無理やり抜けてしまったのかを示す重要な手がかりとなります。

    正常な抜け毛(自然脱毛)の毛根

    • マッチ棒の先端のように、丸くふっくらとしている。
    • 根本に、半透明でゼリー状の「毛根鞘(もうこんしょう)」という組織が付着していることがある。これは、髪と頭皮を繋ぎとめていた組織の一部であり、自然な脱毛の証です。

    注意が必要な抜け毛(異常脱毛)の毛根

    • 毛根全体が細く尖っていたり、歪な形をしていたりする。
    • 毛根がなく、毛の途中で切れたようになっている。
    • 毛根部分にベタベタとした皮脂の塊が付着している。
    • 毛根鞘がなく、黒い点のように見える。

    もし、抜け毛の中に後者のような「注意が必要な抜け毛」が多く含まれている場合、本来はまだ成長するはずだった成長期の髪が、何らかの原因で抜けてしまっている可能性があります。

    これは、進行性の脱毛症のサインであることが少なくありません。

    チェックポイント2:抜け毛の太さと長さを確認する

    次に、抜け毛全体の構成を見てみましょう。

    太く長い、しっかりとした髪の毛が多いのか、それとも細くて短い、産毛のような髪の毛が多いのかを確認します。

    正常なヘアサイクルでは、髪は十分に成長してから休止期に入り、抜け落ちます。

    そのため、自然な抜け毛は、現在生えている他の髪と同じくらいの太さや長さを持っていることがほとんどです。

    一方で、細くて短い毛がたくさん抜けている場合は注意が必要。

    これは、ヘアサイクルの「成長期」が短縮されているサインかもしれません。

    髪が十分に太く、長く成長する前に退行期・休止期へと移行してしまい、結果として未熟なまま抜け落ちてしまっているのです。

    このような現象は、特にAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の典型的な症状の一つです。

    チェックポイント3:抜け毛が増え始めた時期と期間

    150本の抜け毛が、いつから続いているのかを振り返ってみることも大切です。

    • 数日間だけ一時的に増えた(例:特定の季節の変わり目など)
    • ここ1ヶ月以上、常に150本以上の抜け毛が続いている
    • 徐々に抜け毛が増えてきて、最近150本を超えるようになった

    前述のように、季節性の要因などで一時的に抜け毛が増えることは誰にでも起こり得ます。

    しかし、特定の季節に関係なく、1ヶ月以上にわたって抜け毛の多い状態が慢性的に続いている場合は、ヘアサイクルそのものに問題が生じている可能性が高まります。

    進行性の脱毛症は、時間をかけてゆっくりと症状が現れるため、「いつの間にか増えていた」と感じるケースが多く見られます。

    チェックポイント4:頭皮の状態をチェックする

    髪の毛が育つ土壌である「頭皮」の状態も、抜け毛の原因を探る上で重要な要素。

    鏡を使って、ご自身の頭皮の色や状態を確認してみてください。

    健康な頭皮

    • 青白い色をしており、適度な潤いと弾力がある。

    注意が必要な頭皮

    • 赤みを帯びている(炎症を起こしている可能性)
    • かゆみやフケがひどい(乾燥や皮脂の過剰分泌)
    • 湿疹やできものがある
    • 頭皮が硬く、指で動かしてもあまり動かない(血行不良の可能性)
    • 脂っぽくベタついている

    頭皮に炎症やかゆみ、過剰な皮脂などがあると、毛根がダメージを受けて正常な髪の成長が妨げられ、抜け毛に繋がることがあります。

    このような頭皮環境の悪化は、脂漏性皮膚炎などが原因で起こる「脂漏性脱毛症」などを引き起こすこともあります。

    チェックポイント5:抜け毛以外の身体のサイン

    抜け毛は、髪や頭皮だけの問題ではなく、身体全体の健康状態を反映するバロメーターでもあります。

    抜け毛が増えている時期に、以下のような変化がなかったか確認してみてください。

    • 過度なストレスや精神的な負担
    • 睡眠不足や不規則な生活習慣
    • 極端な食事制限を伴うダイエット
    • 食生活の乱れ(偏食、外食が多いなど)
    • 服用している薬の変更
    • 【女性の場合】出産、ピルの服用中止、更年期などホルモンバランスの変化

    これらの要因は、自律神経やホルモンバランスを乱し、ヘアサイクルに影響を与えることがあります。

    特に、出産後に一時的に抜け毛が急増する「分娩後脱毛症」や、過度なストレスが引き金となる「休止期脱毛症」は、1日に200本以上の髪が抜けることも珍しくありません。

    また、甲状腺機能の異常といった病気が背景に隠れているケースもあります。

    これら5つのチェックポイントを確認し、もし一つでも当てはまる項目があれば、1日150本の抜け毛は放置すべきではない「危険なサイン」である可能性が高まります。

    1日150本の抜け毛が危険なサインとなる脱毛症の種類

    チェックポイントを通じて、ご自身の抜け毛に注意が必要だと感じた場合、それは特定の脱毛症が原因である可能性が考えられます。

    ここでは、1日150本以上の抜け毛が続く場合に考えられる、代表的な脱毛症について解説します。

    男性の多くが悩む「AGA(男性型脱毛症)」

    AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、成人男性に最も多く見られる脱毛症。

    遺伝的な要因と男性ホルモンの影響が主な原因とされています。

    AGAのメカニズムは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、頭皮に存在する「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくことで、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という、より強力な男性ホルモンに変換されることから始まります。

    このDHTが、髪の毛を作り出す毛母細胞の働きを阻害し、ヘアサイクルの「成長期」を著しく短縮させてしまうのです。

    その結果、髪の毛は太く長く成長する前に抜け落ちてしまい、細くて短い毛が増えていきます。

    これが、地肌が透けて見える「薄毛」の状態に繋がります。

    AGAは進行性であることが最大の特徴で、何も対策をしなければ、抜け毛は増え続け、薄毛は徐々に進行していきます。

    生え際が後退してくる(M字型)タイプや、頭頂部が薄くなる(O字型)タイプ、あるいはその両方が同時に進行するタイプなど、症状の現れ方には個人差があります。

    1日150本以上の抜け毛が続き、特に細く短い毛が目立つ場合は、AGAを発症している可能性を強く疑う必要があります。

    女性特有の「FAGA(女性男性型脱毛症)」

    FAGAは「Female Androgenetic Alopecia」の略で、女性に見られる男性型脱毛症と同様のメカニズムを持つ脱毛症。

    「びまん性脱毛症」とも呼ばれ、特定の部位だけが薄くなるのではなく、頭部全体の髪の毛が均等に薄くなり、ボリュームが失われていくのが特徴です。

    主な原因は、加齢に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少と、相対的に男性ホルモンが優位になることによるホルモンバランスの乱れと考えられています。

    これにより、男性のAGAと同様にヘアサイクルが乱れ、髪が細く短くなってしまいます。

    特に、閉経を迎える前後の更年期の女性に多く見られますが、近年ではストレスや生活習慣の乱れから、20代や30代の若い女性にも発症するケースが増えています。

    分け目が目立つようになった、髪全体のハリやコシがなくなった、地肌が透けて見えるようになった、といった症状とともに、1日150本程度の抜け毛が続く場合は、FAGAの可能性を視野に入れるべきでしょう。

    その他の注意すべき脱毛症

    AGAやFAGA以外にも、注意すべき脱毛症はいくつか存在します。

    円形脱毛症

    自己免疫疾患の一種と考えられており、免疫細胞が誤って自身の毛根を攻撃してしまうことで、突然、円形や楕円形に髪が抜け落ちます。

    10円玉サイズのものから頭部全体に広がるものまで様々。

    ストレスが引き金になることもありますが、明確な原因はまだ解明されていません。

    休止期脱毛症

    高熱を出した後、大きな手術を受けた後、過度なストレス、急激なダイエット、出産など、身体に大きな負担がかかった数ヶ月後に、多くの髪が一斉に休止期に入り、大量に抜け落ちる脱毛症。

    1日に数百本単位で抜けることもあり驚きますが、原因が取り除かれれば、多くは半年から1年ほどで自然に回復に向かいます。

    牽引(けんいん)性脱毛症

    ポニーテールやきついお団子ヘアなど、毎日同じ箇所で髪を強く引っ張り続けることで、毛根に負担がかかり、その部分の髪が抜けて薄くなってしまう脱毛症。

    髪型を変えることで改善が見込めます。

    脂漏(しろう)性脱毛症

    皮脂の過剰な分泌により、頭皮でマセラチア菌などの常在菌が異常繁殖し、炎症を起こす「脂漏性皮膚炎」に伴って起こる脱毛症。

    フケやかゆみ、頭皮の赤みといった症状が見られます。

    このように、抜け毛の原因は多岐にわたります。

    1日150本という本数は、これらの脱毛症が発症している、あるいは進行しているサインである可能性を十分に含んでいるのです。

    危険なサインを見つけたら?専門機関への相談が最善の選択

    もし、これまでのチェックポイントを通じて、ご自身の抜け毛が危険なサインである可能性が高いと感じた場合、次にとるべき最善の行動は、速やかに専門のクリニックに相談することです。

    なぜ自己判断や市販のケア用品では不十分なのか

    抜け毛が気になり始めると、まずは市販の育毛シャンプーや育毛剤を試してみようと考える方も多いかもしれません。

    しかし、もしその抜け毛の原因がAGAやFAGAといった進行性の脱毛症であった場合、これらのセルフケアだけで進行を食い止め、改善させることは極めて困難です。

    その理由は、抜け毛の原因が人それぞれ全く異なるからです。

    自己判断で原因を特定することは難しく、もし間違ったケアを選択してしまった場合、効果がないばかりか、かえって頭皮環境を悪化させ、症状を進行させてしまうリスクすらあります。

    特に、AGAやFAGAは進行性であるため、時間が経てば経つほど、症状は着実に悪化していきます。

    ヘアサイクルを正常に戻し、髪の毛を守るためには、いかに早い段階で医学的根拠に基づいた適切な対策を始めるかが、将来の結果を大きく左右する鍵となるのです。

    AGA・FAGA治療、植毛がある

    専門クリニックで提案される治療法は多岐にわたりますが、AGA・FAGAに対しては、主に内服薬や外用薬を用いた治療が中心となります。

    これらの治療は、抜け毛の原因となるDHTの生成を抑制したり、頭皮の血行を促進して発毛を促したりする作用が期待できます。

    医師の指導のもとで正しく治療を続けることで、抜け毛の進行を抑制し、毛髪の状態を改善へと導くことが可能です。

    また、既に薄毛がかなり進行してしまった場合や、より根本的な改善を望む場合には、「植毛」という選択肢もあります。

    これは、ご自身の後頭部など、AGAの影響を受けにくい部位の髪を毛根ごと採取し、薄くなった部分に移植する外科的な手法。

    移植した髪は、その後も生え変わり続けることが期待できます。

    どの治療法が最適かは、ご自身の症状の進行度や原因、そしてライフプランによって異なります。

    まずは専門のクリニックのカウンセリングを受け、ご自身の現状を正しく把握し、どのような選択肢があるのかを知ることが、不安を解消し、前向きな一歩を踏み出すための最も確実な方法です。

    まとめ:1日150本の抜け毛が気になるなら医療機関に相談しよう

    記事のポイントのまとめです。

    1日に150本という抜け毛は、それ自体が即座に危険信号というわけではありません。

    季節性の要因などで一時的に増えることもあります。

    しかし、その状態が慢性的に続いている場合や、抜け毛の中に「細く短い毛」が多い、毛根の形に異常が見られる、頭皮に赤みやかゆみがあるといったサインが伴う場合は、AGAやFAGAといった進行性の脱毛症が原因である可能性を疑う必要があります。

    これらの脱毛症は、残念ながら自然に治ることはなく、放置すれば症状は進行してしまいます。

    将来、後悔しないためにも、自己判断で様子を見たり、効果の不確かなセルフケアに頼ったりするのではなく、できるだけ早い段階で薄毛治療を専門とするクリニックに相談することが賢明な判断です。

    抜け毛の悩みから解放され、自信に満ちた毎日を取り戻すための一歩を、ぜひ踏み出してみてください。