抜け毛

シャワー時の髪の毛が抜ける量は何本以上だと危険か徹底解説

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    質問:シャワー時に髪が何本以上抜けると危険ですか?
    回答
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    1日の総抜け毛が50〜100本程度であれば正常範囲内とされています。

    シャンプー時には1日の抜け毛の大部分が一度に流れ落ちるため、毎日洗髪する方であれば1回あたり50〜70本程度が目安です。

    ただし、1日の抜け毛が150本を超える状態が2週間以上続く場合や、髪のボリュームが明らかに減ってきた場合は、専門医への相談をおすすめします。

    参考:Anatomy, Hair

    AGA・FAGAは進行性の病気です。

    実は、気にしている今も進行しています。

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    AGA
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    FAGA

    正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。

    AGA・FAGAを放置すると1日あたり何本の髪の毛を失うのかを解説した当サイトオリジナル解説図
    AGA・FAGA放置で1日に7〜14本も髪の毛を失っていくことに

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    この記事をざっくり言うと
    • 1日の抜け毛50〜100本は正常、シャワー時に目立つのは髪が一気に流れるため
    • 150本以上の抜け毛が2週間以上続く場合は専門医への相談が必要
    • AGAやFAGAは進行性のため、早期発見・早期治療が効果的
    • ストレス・栄養不足・ホルモン変化など抜け毛の原因は多岐にわたる

    シャワーで髪が抜ける本数の正常値と危険ライン

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    シャワー時の抜け毛が気になり始めると、「自分は異常なのではないか」と不安になる方が多いです。

    結論からお伝えすると、1日あたり50〜100本程度の抜け毛は正常範囲内とされています。

    なぜこの本数が正常なのかというと、髪の毛にはそれぞれ寿命があり、成長期を終えた髪は自然と抜け落ちていくためです。

    頭皮には約10万本の毛髪が生えていますが、常にすべての髪が成長しているわけではありません。

    約85〜90%の髪が成長期(アナゲン期)にあり、残りの約10〜15%が退行期(カタゲン期)や休止期(テロゲン期)にあるとされています。

    参考:Anatomy, Hair

    成長期は2〜6年ほど続き、この期間中に髪は1日約0.35mm、1か月で約1cm伸びていきます。

    成長期が終わると、約2〜3週間の退行期を経て、3〜4か月ほどの休止期に入ります。

    休止期を過ぎると、髪は毛根から離れて自然に抜け落ちていくのです。

    この一連のサイクルがあるため、1日に50〜100本程度の髪が抜けるのはまったく問題ありません。

    1日の抜け毛の平均本数

    米国皮膚科学会(American Academy of Dermatology)によると、健康な成人は1日あたり50〜100本の髪が自然に抜けるとされています。

    これは季節や体調、生活習慣によって多少変動することがあります。

    たとえば、秋から冬にかけては抜け毛が増えやすい傾向があります。

    また、女性の場合はホルモンバランスの変化によって、月経周期や妊娠・出産後に抜け毛の量が変わることもあります。

    ここで重要なのは、1日100本という数字が「1日を通して」の合計であるという点です。

    朝起きたときに枕についている髪、ブラッシング時に抜ける髪、そしてシャワー時に流れる髪のすべてを合わせた本数と考えてください。

    2022年に発表された中国の研究では、毎日シャンプーをする健康な成人の抜け毛を3日間連続で計測したところ、シャンプー時の平均抜け毛本数は約28本でした。

    参考:Hair Shedding Evaluation for Alopecia: A Refined Wash Test

    この数字は1日の総抜け毛の約3分の1にあたり、シャワーやシャンプーの際に最も多くの髪が抜けることを示しています。

    シャワー時に見られる抜け毛の特徴

    シャンプーをすると、頭皮や髪に付着していた抜け毛が一気に流れ落ちるため、思っていた以上にたくさん抜けたように感じることがあります。

    これは「見た目の錯覚」であることが多いです。

    特にロングヘアの方は、短髪の方に比べて抜けた髪が目立ちやすく、実際よりも大量に抜けているように見えがちです。

    2017年に発表された女性300人を対象とした研究では、髪の長い女性の約50%が「シャンプー時に過度の抜け毛がある」と感じていたのに対し、短髪の女性ではわずか9%でした。

    参考:Prevalence of hair shedding among women

    このことから、髪の長さによって「体感する抜け毛量」と「実際の抜け毛量」には差があることがわかります。

    また、シャンプーの頻度によっても1回あたりの抜け毛本数は変わります。

    毎日シャンプーをする人は、1回あたり50〜70本程度が目安となります。

    一方、2日に1回のペースでシャンプーをする人は、1回のシャンプーで100〜150本程度の髪が抜けることも珍しくありません。

    なぜなら、前日に抜けるはずだった髪が頭皮に残っていて、まとめて流れ落ちるからです。

    危険とされる抜け毛の本数とは

    1日の抜け毛が150本を超える状態が続く場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。

    特に注意が必要なのは、急に抜け毛の量が増えた場合です。

    前述の中国の研究によると、休止期脱毛症(テロゲン・エフルビウム)の患者では、シャンプー時の平均抜け毛本数が約125本と、健康な人の約4.5倍に達していました。

    参考:Hair Shedding Evaluation for Alopecia: A Refined Wash Test

    もう一つの目安として、「引っ張りテスト」があります。

    髪を50〜60本ほどつまんで軽く引っ張ったとき、6本以上が簡単に抜ける場合は、活発な脱毛が起きていると考えられます。

    ただし、自己判断だけに頼るのは危険です。

    抜け毛の量だけでなく、抜けた髪の太さや毛根の状態、頭皮の変化なども総合的にチェックする必要があります。

    以下のような症状が見られる場合は、早めに皮膚科や専門クリニックを受診することをおすすめします。

    • 1日150本を超える抜け毛が2週間以上続いている
    • 髪を軽く引っ張るだけで簡単に抜ける
    • 分け目の地肌が以前より目立つようになった
    • 頭頂部や生え際の髪が明らかに薄くなった
    • 抜けた髪の毛根に白い塊がなく、細く短い髪ばかり抜ける

    抜け毛の本数を正しく数える方法

    「抜け毛が何本か」を正確に把握することは、自分の髪の状態を知るうえで非常に役立ちます。

    最も簡単な方法は、排水口にヘアキャッチャーを設置してシャワー後の抜け毛を集めることです。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    集めた髪を乾かしてからカウントすると、より正確な本数がわかります。

    ここで注意してほしいのは、1回のシャンプーの結果だけで判断しないことです。

    前述の研究でも示されているように、抜け毛の量は日によって変動します。

    できれば3日間ほど連続で計測し、平均値を出すことをおすすめします。

    また、シャンプー時だけでなく、ドライヤーで乾かした後やブラッシング後に抜けた髪もチェックしておくと、より正確な1日の総抜け毛量を把握できます。

    自分で数えるのが難しい場合は、写真を撮って記録しておくのも一つの方法です。

    時間が経ってから比較することで、抜け毛の量に変化があったかどうかがわかりやすくなります。

    性別による抜け毛の違い

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    男性と女性では、抜け毛のパターンや原因に違いがあります。

    男性の場合、最も多い薄毛の原因はAGA*1(男性型脱毛症)です。

    *1. 参考文献
    BMJ Best Practice
    Androgenetic alopecia

    AGAは男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン*2)が毛包に作用し、髪の成長期を短くしてしまう症状です。

    *2. 参考文献
    StatPearls(NCBI Bookshelf)
    Male Hypogonadism

    典型的な症状として、額の生え際が後退する「M字型」や、頭頂部から薄くなる「O字型」があります。

    統計によると、男性の約50%が生涯のうちにAGAを経験するとされています。

    参考:Androgenetic Alopecia

    女性の場合は、FAGA(女性型脱毛症)またはFPHL(女性型薄毛)と呼ばれる症状が多く見られます。

    女性の薄毛は頭頂部を中心に全体的に髪が薄くなるのが特徴で、男性のようにはっきりとした脱毛パターンを示さないことが多いです。

    研究によると、女性の約12%が29歳までに、約25%が49歳までに、そして50%以上が79歳までに何らかの女性型薄毛を経験するとされています。

    参考:Female pattern hair loss: A clinical, pathophysiologic, and therapeutic review

    女性の場合、ホルモンバランスの変化(更年期など)、出産後、ストレス、鉄欠乏性貧血など、さまざまな要因が絡み合って抜け毛が増えることがあります。

    そのため、原因を特定するためには専門家による診察が重要となります。

    抜け毛が増える原因と髪のサイクル

    抜け毛が増える原因は一つではありません。

    髪の成長サイクルの乱れ、ホルモンバランスの変化、栄養不足、ストレスなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

    ここでは、抜け毛が増える主な原因と、髪の成長サイクルについて詳しく見ていきます。

    ヘアサイクルの仕組み

    髪の毛は「成長期(アナゲン期)」「退行期(カタゲン期)」「休止期(テロゲン期)」という3つの段階を繰り返しています。

    成長期は髪が活発に伸びる期間で、2〜6年ほど続きます。

    この期間中、毛母細胞が活発に分裂して髪を作り出しています。

    退行期は成長期から休止期への移行段階で、約2〜3週間続きます。

    この段階では毛球が縮小し、髪の成長が止まります。

    休止期は髪が毛根から離れて自然に抜け落ちる準備をする期間で、約3〜4か月間続きます。

    休止期が終わると、古い髪は自然に抜け落ち、同じ毛包から新しい髪が生え始めます。

    このサイクルが正常に回っている限り、抜けた分だけ新しい髪が生えてくるため、髪の総量は維持されます。

    ところが、何らかの原因でこのサイクルが乱れると、抜け毛が増えたり、新しい髪が生えにくくなったりします。

    休止期脱毛症(テロゲン・エフルビウム)

    休止期脱毛症は、多くの髪が一斉に休止期に入ってしまい、大量の抜け毛が発生する状態です。

    通常、休止期にある髪は全体の約10〜15%ですが、テロゲン・エフルビウムではこの割合が大幅に増加します。

    原因としては、以下のようなものが挙げられます。

    • 強い精神的ストレス
    • 高熱を伴う感染症
    • 手術などの身体的ストレス
    • 急激なダイエットや栄養不足
    • 出産後のホルモン変化
    • 甲状腺疾患
    • 特定の薬剤の服用

    テロゲン・エフルビウムの特徴は、原因となる出来事から2〜3か月後に抜け毛が急増することです。

    なぜ遅れて症状が出るのかというと、髪が休止期に入ってから実際に抜け落ちるまでに時間がかかるためです。

    多くの場合、原因となる要因がなくなれば、6か月〜1年程度で髪は自然に回復します。

    ただし、原因が特定できない場合や、症状が長期間続く場合は、慢性テロゲン・エフルビウムの可能性もあるため、専門医への相談が必要です。

    AGA・FAGAの特徴

    AGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性型脱毛症)は、遺伝的要因とホルモンが関係する脱毛症です。

    男性の場合、テストステロンが5αリダクターゼ*3という酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。

    *3. 参考文献
    StatPearls(NCBI Bookshelf)
    5α-Reductase Inhibitors

    このDHTが毛包に作用すると、髪の成長期が短くなり、髪が十分に太く長く育つ前に抜けてしまいます。

    また、毛包自体が徐々に小さくなる「毛包のミニチュア化」が進行し、太い髪が産毛のような細い髪に置き換わっていきます。

    統計によると、AGAは70歳までに男性の約80%、女性の約50%に何らかの形で影響を及ぼすとされています。

    参考:Epidemiological landscape of androgenetic alopecia in the US

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    女性のFAGAは、男性ほどアンドロゲン(男性ホルモン)の影響がはっきりしないことが多く、他の要因も関与していると考えられています。

    女性の場合、分け目を中心に全体的に髪が薄くなる「びまん性脱毛」パターンが多く、前頭部の生え際が後退することは比較的少ないです。

    AGA・FAGAは進行性の症状であるため、気になり始めたら早めに専門医に相談することが大切です。

    季節による抜け毛の変動

    抜け毛の量は季節によっても変動することがあります。

    多くの研究で、秋(9〜11月頃)に抜け毛が増える傾向があることが報告されています。

    これは、夏の間に休止期に入った髪が、秋に一斉に抜け落ちるためと考えられています。

    また、夏の紫外線による頭皮へのダメージも、秋の抜け毛増加の一因とされています。

    一方で、春に抜け毛が増えるという報告もあり、個人差が大きい部分でもあります。

    季節的な抜け毛の増加は一時的なものが多いため、過度に心配する必要はありません。

    ただし、季節に関係なく抜け毛が続いている場合や、目に見えて髪が薄くなってきた場合は、他の原因を疑う必要があります。

    栄養不足と髪の関係

    髪の毛は主にケラチンというタンパク質でできています。

    そのため、タンパク質が不足すると、髪を作るための材料が足りなくなり、抜け毛が増えたり、髪が細くなったりすることがあります。

    また、鉄分の不足も抜け毛の原因として知られています。

    特に女性は月経による鉄分の損失があるため、鉄欠乏性貧血になりやすく、それが抜け毛につながることがあります。

    研究によると、抜け毛を訴える女性の約28%に鉄欠乏が見られたという報告があります。

    参考:Alopecia and Iron Deficiency: An Interventional Pilot Study in Primary Care

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    ほかにも、亜鉛、ビタミンD、ビタミンB群、ビオチンなどの栄養素が髪の健康に関係しています。

    極端なダイエットや偏った食生活は、これらの栄養素の不足を招きやすいため注意が必要です。

    ストレスが髪に与える影響

    強いストレスを受けると、髪の成長サイクルが乱れることがあります。

    ハーバード大学の研究チームは、ストレスホルモン(コルチコステロン)が毛包幹細胞の働きを抑制し、髪の成長を妨げることをマウス実験で明らかにしました。

    参考:How stress causes hair loss

    慢性的なストレスにさらされると、成長期にあるはずの髪が早めに休止期に入ってしまい、結果として抜け毛が増えることになります。

    こうしたストレス性の脱毛は、原因となるストレスが解消されれば、多くの場合は時間とともに回復します。

    ただし、ストレスの自覚がないまま慢性的に抱え込んでいるケースもあるため、生活習慣の見直しも含めて、総合的なケアが大切です。

    ホルモンバランスの変化

    ホルモンバランスの変化は、特に女性の抜け毛に大きく関係しています。

    出産後はエストロゲン(女性ホルモン)の急激な減少により、「産後脱毛」と呼ばれる一時的な抜け毛が起こることがあります。

    妊娠中は髪の成長期が長くなり抜けにくくなっていますが、出産後にホルモンバランスが戻ると、その間に抜けるはずだった髪が一気に抜け落ちるのです。

    産後脱毛は通常、出産後3〜6か月頃にピークを迎え、1年程度で自然に回復します。

    更年期にも、エストロゲンの減少に伴って髪が細くなったり、抜け毛が増えたりすることがあります。

    研究によると、閉経後の女性の約50%以上に何らかの薄毛の症状が見られるとされています。

    参考:Female Pattern Hair Loss: An Overview with Focus on the Genetics

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    甲状腺の機能異常(甲状腺機能低下症・亢進症)も、髪の成長に影響を与えることがあります。

    甲状腺ホルモンは代謝全般に関わっているため、バランスが崩れると髪の成長サイクルにも影響が出るのです。

    薬剤による脱毛

    特定の薬剤の服用が原因で抜け毛が増えることもあります。

    よく知られているのは抗がん剤による脱毛ですが、それ以外にも以下のような薬剤が抜け毛の原因となることがあります。

    • 血圧降下剤(βブロッカーなど)
    • 抗凝血剤
    • 抗うつ剤
    • 高コレステロール治療薬
    • 特定の経口避妊薬
    • 過剰なビタミンA
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    薬剤性の脱毛は、服用開始から2〜4か月後に現れることが多いです。

    もし新しい薬を飲み始めてから抜け毛が増えた場合は、主治医に相談してみてください。

    自己判断で薬の服用を中止することは危険なので、必ず医師の指示を仰ぐようにしましょう。

    シャワーで髪が抜けすぎる場合の対処法と受診の目安

    抜け毛が気になり始めたとき、まず何をすればよいのか迷う方も多いと思います。

    ここでは、自分でできる対策と、専門医を受診すべきタイミングについて解説します。

    受診を検討すべき症状

    以下のような症状が見られる場合は、皮膚科や薄毛治療の専門クリニックへの受診をおすすめします。

    • 明らかに以前より抜け毛が増え、2週間以上続いている
    • 髪を洗うたびに排水口に大量の髪がたまる
    • 分け目やつむじ周辺の地肌が目立つようになった
    • 髪全体のボリュームが減った
    • 髪が以前より細くなった、コシがなくなった
    • 円形や楕円形の脱毛斑ができた
    • 頭皮にかゆみ、赤み、フケ、痛みなどの症状がある

    早期に受診することで、原因を特定しやすくなり、適切な対処が可能になります。

    特にAGAやFAGAは進行性の症状であるため、早めの対策が効果的です。

    専門クリニックでの診断方法

    専門クリニックでは、以下のような方法で抜け毛の原因を診断します。

    まず、問診と視診で髪の状態や抜け毛のパターン、生活習慣、ストレスの有無、服用中の薬などを確認します。

    次に、ダーモスコピー(頭皮カメラ)を使って、毛穴や毛髪の状態を詳しく観察します。

    AGAの場合、毛髪の太さにばらつきがあったり、産毛のような細い髪が増えていたりする特徴が見られます。

    必要に応じて血液検査を行い、甲状腺機能や鉄分、亜鉛、ビタミンDなどの値をチェックすることもあります。

    女性の場合は、ホルモン値の測定を行うこともあります。

    まれに、頭皮の一部を採取して顕微鏡で調べる「頭皮生検」を行うこともありますが、多くの場合は問診と視診、ダーモスコピーで診断がつきます。

    AGA・FAGA治療

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    AGAやFAGAと診断された場合、専門的な治療によって進行を抑えたり、改善を期待できたりすることがあります。

    男性のAGA治療では、内服薬(フィナステリド*4やデュタステリド*5)と外用薬(ミノキシジル*6)が一般的に用いられています。

    *4. 参考文献
    European Association of Urology
    Management of Non-neurogenic Male LUTS — Disease Management
    *5. 参考文献
    *6. 参考文献
    StatPearls(NCBI Bookshelf)
    Minoxidil — StatPearls

    これらの治療法は、毛包のミニチュア化を抑え、髪の成長期を延ばす効果が期待できます。

    女性のFAGA治療では、外用ミノキシジルが広く使われているほか、一部のケースでは内服薬(スピロノラクトン*7など)が処方されることもあります。

    *7. 参考文献
    StatPearls(NCBI Bookshelf)
    Spironolactone — StatPearls

    研究によると、ミノキシジル外用薬を24週間使用することで、髪の密度が有意に改善したという報告があります。

    治療効果を実感するまでには通常3〜6か月ほどかかり、継続的な使用が必要となります。

    AGA・FAGA治療は保険適用外となるケースが多いため、費用面についても事前にクリニックで確認しておくとよいでしょう。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    治療を検討する際は、効果だけでなく、副作用や注意点についても医師からしっかり説明を受けることが大切です。

    日常生活で気をつけたいポイント

    専門的な治療と並行して、日常生活での取り組みも髪の健康維持には重要です。

    まず、バランスのよい食事を心がけましょう。

    タンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミン類を意識的に摂取することで、髪を作るための栄養素を補えます。

    十分な睡眠も大切です。

    睡眠中に成長ホルモンが分泌され、髪を含む体の修復が行われるためです。

    ストレス管理も忘れずに。

    前述のとおり、慢性的なストレスは髪の成長サイクルを乱す原因となります。

    適度な運動やリラックスできる時間を設けることで、ストレスの軽減につながります。

    頭皮への過度な刺激も避けたいところです。

    強くゴシゴシ洗ったり、熱いお湯で流したりすると、頭皮環境が悪化することがあります。

    ぬるめのお湯で優しく洗い、しっかりとすすぐことを心がけてください。

    抜け毛の状態をチェックするポイント

    抜けた髪の毛をチェックすることで、ある程度自分の状態を把握することができます。

    確認すべきポイントは以下のとおりです。

    • 毛根の状態:健康な髪が自然に抜けた場合、毛根には白っぽい膨らみ(毛球)が見られます。逆に、毛根が細く痩せていたり、黒ずんでいたりする場合は、成長期の途中で抜けた可能性があります。
    • 髪の太さ:抜けた髪が以前より細くなっている場合、毛包のミニチュア化が進んでいるサインかもしれません。
    • 髪の長さ:短く細い髪ばかり抜ける場合、AGAやFAGAの可能性があります。通常の抜け毛であれば、長い髪も短い髪も混在しているはずです。

    ちなみに、前述の研究では、AGAの患者さんの抜け毛には産毛のような細い毛(うぶ毛)の割合が約8%と、健康な人(約1%)に比べて有意に高いことが示されています。

    参考:Hair Shedding Evaluation for Alopecia: A Refined Wash Test

    まとめ:シャワー時の髪の抜け方が気になったら早めに相談を

    記事のポイントのまとめです。

    シャワー時の抜け毛が気になり始めたら、「気のせいかな」と放置せず、まずは自分の状態を客観的に観察してみましょう。

    1日の抜け毛が100本程度であれば正常範囲内ですが、明らかにそれを超える量が続いている場合や、髪のボリュームの変化を感じる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

    AGAやFAGAは進行性の症状であり、治療開始が早いほど効果が出やすいとされています。

    研究でも、AGA治療は進行してからよりも、初期段階で始めた方が良好な結果が得られることが示されています。

    一人で悩まず、皮膚科や専門クリニックで相談してみてください。

    適切な診断を受けることで、自分に合った対処法を見つけることができます。

    男性も女性も、髪の悩みは決して恥ずかしいことではありません。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    多くの人が同じ悩みを抱えており、医療の進歩によって改善できるケースも増えています。

    自分の髪の状態を知り、必要であれば適切なケアや治療を受けることが、長く健やかな髪を保つための第一歩となります。