主な原因は、製品に含まれる保湿成分や増粘剤、推奨量より多く使ってしまうこと、髪の毛に直接塗布してしまうことなどが考えられます。
対策として、まずは製品に記載された使用量を守り、髪をかき分けて頭皮に直接塗布することを徹底してください。
洗髪後、ドライヤーで頭皮を8割ほど乾かした少し湿り気のある状態で使用し、塗布後に指の腹で優しくマッサージすると、成分が浸透しやすくなりべたつきの軽減につながります。
AGA・FAGAは進行性の病気です。
実は、気にしている今も進行しています。
正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。
そして、治療を開始するタイミングが遅れれば遅れるほど、回復が難しくなり、治療の選択肢も限られてしまいます。


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- 育毛剤で髪がべたつく原因と、使用方法の工夫による具体的な改善策
- 抜け毛予防が目的の「育毛剤」と、発毛促進が目的の「発毛剤」の明確な違い
- 発毛効果が認められている成分「ミノキシジル」の作用と使用上の注意点
- セルフケアに限界を感じた際の、専門クリニックでの根本的な薄毛治療について
育毛剤で髪のべたつきが気になる5つの原因
なぜ、育毛剤を使うと髪がべたついてしまうのでしょうか。
ここでは、考えられる主な5つの原因を掘り下げて見ていきましょう。
原因1:育毛剤に含まれる「保湿成分」や「増粘剤」
多くの育毛剤には、頭皮の乾燥を防ぎ、有効成分を角質層まで浸透しやすくするために、様々な保湿成分が配合されています。
代表的なものに、グリセリンやBG(ブチレングリコール)、ヒアルロン酸などが挙げられます。
これらの成分は、水分を抱え込む性質があるため、頭皮に潤いを与える一方で、配合量や他の成分との組み合わせによっては、使用後に特有のしっとり感、言い換えれば「べたつき」として感じられることがあります。
また、育毛剤が頭皮に留まりやすく、液だれしにくいように「増粘剤」が使用されていることも一因。
キサンタンガムやカルボマーといった成分がこれにあたります。
これらは製品にとろみをつける役割を果たしますが、このとろみが乾いた後も髪に残り、ごわつきやべたつきの原因となることがあるのです。
特に、乾燥肌や敏感肌の方向けに設計された育毛剤は、保湿成分が豊富に含まれている傾向があるため、脂性肌の方が使用すると、べたつきを強く感じやすいかもしれません。
原因2:推奨されている量よりも多く使用している
「たくさんつければ、それだけ効果も高まるはず」と考えて、つい推奨量よりも多く育毛剤を塗布していないでしょうか。
しかし、これは逆効果になる可能性が高いです。
皮膚が一度に吸収できる成分の量には限界があります。
育毛剤を過剰に塗布しても、吸収しきれなかった余分な液体が頭皮や髪の生え際に残り、それが乾燥する過程でべたつきの原因となってしまいます。
また、余分な成分が毛穴を塞いでしまい、かえって頭皮環境を悪化させるリスクも考えられます。
製品のパッケージや説明書には、メーカーが効果と使用感のバランスを考慮して設定した「適量」が記載されています。
まずはその量を守ることが、べたつきを防ぐための第一歩と言えるでしょう。
原因3:髪に直接つけてしまう不適切な塗布方法
育毛剤は、その成分を毛根に届けることで効果を発揮するものです。
そのため、髪の毛ではなく、「頭皮」に直接塗布することが極めて重要です。
育毛剤を髪の上から振りかけるように使用したり、手に取った液体を髪全体になじませるように使ったりすると、有効成分が頭皮に届かないばかりか、育毛剤の液体が髪の毛そのものをコーティングしてしまいます。
その結果、髪全体が乾きにくくなり、まるでワックスをつけた後のような重たいべたつきが生じてしまうのです。
特に、スプレータイプの育毛剤を使用している場合、勢いよく噴射すると髪に付着しやすいため、ノズルをしっかりと頭皮に近づけてから噴射する意識が大切になります。
原因4:自身の皮脂と育毛剤の成分が混ざり合っている
もともと頭皮の皮脂分泌が多い、いわゆる脂性肌(オイリー肌)の方は、育毛剤のべたつきを感じやすい傾向にあります。
これは、頭皮から分泌された皮脂と、育毛剤に含まれる油性の成分や保湿成分が混ざり合うことで、べたつきが増幅されてしまうためです。
特に、洗髪から時間が経ち、皮脂が分泌された状態で育毛剤を使用すると、この現象は顕著になります。
また、ストレスや不規則な生活、食生活の乱れなどによって皮脂分泌が過剰になっている場合も、同様にべたつきを感じやすくなるでしょう。
育毛剤を使用するタイミングとしては、シャンプー後で頭皮が清潔かつ、余分な皮脂が洗い流された状態が最も理想的です。
原因5:育毛剤の剤形(テクスチャ)による違い
育毛剤と一言でいっても、その形状は様々。
製品のテクスチャ、つまり「剤形」によっても、べたつきやすさには違いが生まれます。
- ローションタイプ:最も一般的で、サラッとした液体状のものが多いですが、とろみが強い製品はべたつきやすい傾向があります。
- スプレータイプ(ミスト・ジェット):広範囲に塗布しやすく、比較的サラッとした使用感のものが多いですが、髪に付着しやすいという側面もあります。
- ジェルタイプ:粘度が高く、液だれしにくいのが特徴ですが、乾いた後も髪にごわつきやべたつきが残りやすい傾向があります。
- フォーム(泡)タイプ:液だれしにくく、頭皮になじませやすいですが、スタイリング剤のような質感がべたつきと感じられることもあります。
現在お使いの育毛剤がジェルタイプやとろみの強いローションタイプであるならば、それがべたつきの直接的な原因になっている可能性も考えられます。
育毛剤による髪のべたつきを解消するための具体的な対策
育毛剤による髪のべたつきは、いくつかのポイントを見直すことで大幅に改善できる可能性があります。
ここでは、育毛剤の「選び方」と「使い方」という2つの側面に分けて、具体的な対策方法を詳しく解説していきます。
対策1:べたつきにくい育毛剤の選び方
現在使用している製品がどうしても合わないと感じる場合、思い切って製品を見直すことも一つの有効な手段。
べたつきにくい育毛剤を選ぶ際には、以下の3つのポイントを意識してみてください。
成分に着目して選ぶ
べたつきの原因となる保湿成分や増粘剤の配合が少ない、あるいは工夫されている製品を選ぶのがおすすめです。
成分表示を見て、「グリセリン」や「BG」が上位に記載されている製品は、しっとり感が強い可能性があります。
一方で、基剤として「エタノール(アルコール)」の配合量が多い製品は、揮発性が高いためサラッとした使用感で、べたつきにくい傾向があります。
ただし、エタノールは頭皮の皮脂を奪いやすく、乾燥肌や敏感肌の方には刺激となる可能性もあるため注意が必要。
ご自身の肌質に合わせて、アルコールフリーの製品や、植物由来のエタノールを使用した製品などを検討するのも良いでしょう。
また、「オイルフリー」と明記されている製品を選ぶのも一つの方法です。
テクスチャ(剤形)で選ぶ
前述の通り、剤形によって使用感は大きく異なります。
べたつきを避けたいのであれば、比較的サラッとしたテクスチャのものが多い「ローションタイプ」や「スプレータイプ」から試してみるのが良いでしょう。
購入前にテスターなどで使用感を確かめられるのが理想ですが、難しい場合は製品の公式サイトやパンフレットに記載されている「サラッとした使用感」「べたつかない」といった文言を参考にします。
口コミやレビューを参考にする
最終的な判断材料として非常に役立つのが、実際にその製品を使用した人の口コミやレビューです。
同じ製品であっても、使用感の感じ方には個人差がありますが、多くの方が「べたつかない」「すぐに乾いてサラサラになる」といった感想を寄せている製品は、試してみる価値があると言えるでしょう。
ただし、個人のブログやSNSの感想はあくまで主観的な意見。
複数のレビューサイトやECサイトの口コミを横断的に確認し、総合的に判断することが重要になります。
対策2:正しい使用方法を徹底する
育毛剤の製品自体を変更しなくても、使い方を少し見直すだけで、べたつきが劇的に改善されるケースは非常に多いです。
以下の4つのステップを、今夜のケアからぜひ実践してみてください。
ステップ1:使用量を厳守する
まず基本となるのが、メーカーが推奨する使用量を守ることです。
多すぎても少なすぎても、期待する効果は得られにくくなります。
製品によって異なりますが、「10プッシュ」「スポイトで1ml」など、具体的な目安が必ず記載されています。
これを正確に守るようにしましょう。
もし、現在の使用量が多いと感じる場合は、一度推奨量まで減らして様子を見てください。
それだけでべたつきが解消されることも少なくありません。
ステップ2:塗布のタイミングと頭皮の準備
育毛剤を使用するベストなタイミングは、「洗髪後」です。
シャンプーで頭皮の汚れや余分な皮脂をしっかりと洗い流し、清潔な状態にすることで、育毛剤の成分が浸透しやすくなります。
重要なのは、髪と頭皮の水分量。
髪がびしょ濡れのままでは、育毛剤の成分が水分で薄まってしまい、効果が半減してしまいます。
逆に、完全に乾かしきってしまうと、頭皮が乾燥して成分が浸透しにくくなるだけでなく、育毛剤の液体が蒸発しきれずに残り、べたつきの原因になります。
理想的なのは、「タオルドライ後、ドライヤーで頭皮と髪を8割程度乾かした状態」です。
指で触ってみて、ひんやりとした湿り気が少し残っているくらいが最適なコンディションと言えます。
ステップ3:髪ではなく「頭皮」に直接塗布する
ここが最も重要なポイント。
育毛剤は、指やクシで髪をかき分け、頭皮を露出させてから直接塗布します。
- ノズルタイプ・スポイトタイプの場合:ノズルの先端を頭皮に直接軽くつけ、少量ずつ塗布していきます。一度に広範囲につけるのではなく、分け目を数センチずつずらしながら、頭頂部や生え際など、気になる部分を中心に丁寧につけていきましょう。
- スプレータイプの場合:髪をかき分け、ノズルを頭皮から1~2cmほどの距離まで近づけてから噴射します。遠くからスプレーすると、ほとんどが髪に付着してしまうので注意が必要です。
この「頭皮に直接届ける」という意識を持つだけで、髪への付着が最小限に抑えられ、べたつきを大幅に軽減できます。
ステップ4:塗布後のなじませ方とドライヤーの工夫
育毛剤を頭皮に塗布した後は、すぐに放置したり、ドライヤーで乾かしたりしてはいけません。
有効成分を角質層までしっかりと浸透させるための、最後の仕上げが重要です。
まず、両手の指の腹を使って、頭皮全体を優しくマッサージするように揉み込みます。
爪を立てず、頭皮を動かすようなイメージで、1~2分程度行うのが目安。
これにより血行が促進され、成分の浸透を助ける効果も期待できます。
マッサージ後、すぐにドライヤーをかけるのではなく、1~2分ほど自然乾燥させ、成分がなじむ時間を置くのがおすすめです。
その後、ドライヤーで髪を乾かします。
このとき、まずは頭皮を中心に温風を当てて乾かし、最後に髪全体を乾かすようにすると、根本がふんわりと立ち上がりやすくなります。
仕上げにドライヤーの冷風を全体に当てると、キューティクルが引き締まり、べたつきを抑えてサラッとした仕上がりになります。
育毛剤による髪のべたつきが改善しない場合は「発毛剤」への切り替えも選択肢に
これまでご紹介した対策を試しても、育毛剤のべたつきが改善しない、あるいは薄毛の進行が止まらないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、ケアの方向性を見直し、「発毛剤」への切り替えを検討するタイミングかもしれません。
ここで重要なのは、「育毛剤」と「発毛剤」は、目的も成分も全く異なるものであるという点です。
育毛剤と発毛剤の根本的な違いを理解する
両者の違いを正しく理解することは、ご自身の悩みに合った適切な製品を選ぶ上で非常に重要です。
育毛剤(医薬部外品)
- 目的:今ある髪の毛を健康に保ち、抜け毛を予防する。「育毛」「養毛」「薄毛・脱毛の予防」が主な効能。
- 分類:医薬部外品。人体への作用が緩やかなもので、予防や衛生を目的に使用されます。
- 主な成分:血行促進成分(センブリエキスなど)、抗炎症成分(グリチルリチン酸2Kなど)、皮脂抑制成分などが配合されています。
- 購入場所:ドラッグストア、オンラインストアなど
発毛剤(第一類医薬品)
- 目的:新しい髪の毛を生やし、髪の毛の成長を促進する。「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」という明確な効果が認められています。
- 分類:第一類医薬品。副作用などのリスクから、特に注意が必要な医薬品です。
- 主な成分:ミノキシジル*1など、医学的に発毛効果が認められた成分が配合されています。
- 購入場所:薬剤師がいるドラッグストアや薬局での対面販売、または一部のオンラインストアで薬剤師からの情報提供を受けた上で購入できます。(市販の最大濃度は、男性5%、女性1%です。それ以上の濃度は、専門クリニックでの処方となります。)
つまり、育毛剤が「守りのケア(土壌を整える)」であるのに対し、発毛剤は「攻めのケア(新たな芽を出す)」と位置づけられます。
薄毛がすでに進行していると感じる方は、発毛剤の使用がより適している可能性があります。
発毛剤の主成分「ミノキシジル」とは
現在、日本国内で唯一、発毛効果が認められている成分が「ミノキシジル」です。
もともとは高血圧の治療薬として開発されましたが、その副作用として多毛が報告されたことから、薄毛治療薬として転用された歴史があります。
ミノキシジルには主に以下の2つの作用があると考えられています。
- 血管拡張作用:頭皮の毛細血管を拡張させ、血流を増加させます。これにより、髪の毛の成長に必要な栄養素や酸素が毛根へ届きやすくなります。
- 毛母細胞への直接作用:髪の毛を作り出す「毛母細胞」の働きを活性化させ、ヘアサイクル*2(毛周期)における成長期を延長し、休止期から成長期への移行を促進する働きがあります。
これらの作用により、細く短くなった髪の毛を太く長く成長させ、新たな髪の毛の発毛を促すのです。
発毛剤(ミノキシジル外用薬)にもべたつきはあるのか
発毛効果が期待できる発毛剤ですが、「使用感はどうなのか?」という点は気になるところでしょう。
結論から言うと、ミノキシジル外用薬にも製品によってはべたつきを感じるものがあります。
これは、有効成分であるミノキシジルを溶かすための基剤として「プロピレングリコール(PG)」などが使用されていることが主な原因。
このPGが、育毛剤の保湿成分と同様に、使用後にべたつきやごわつきとして感じられることがあります。
ただし、近年では製薬会社の技術開発が進み、このべたつきを大幅に軽減した製品や、グリセリンなどを添加して使用感を向上させた製品も登場しています。
発毛という明確な効果を最優先に考えるのであれば、ある程度の使用感は許容する必要があるかもしれませんが、様々な製品を比較検討する価値は十分にあります。
クリニックのカウンセリング時に、べたつきの少ない発毛剤をお願いすると良いでしょう。
発毛剤を使用する際の注意点
発毛剤は医薬品であるため、使用にあたってはいくつかの注意点があります。
- 副作用のリスク:全ての人に起こるわけではありませんが、頭皮のかゆみ、赤み、かぶれ、フケといった皮膚症状が起こる可能性があります。
- 初期脱毛:使用開始後、数週間から1ヶ月程度の期間、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは、乱れたヘアサイクルが正常化する過程で、古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるために起こる現象であり、効果が出始めている証拠とも言えます。しかし、多くの人がこの段階で不安になり使用をやめてしまうケースがあります。
- 継続的な使用が必要:効果を実感するまでには、個人差はありますが、少なくとも4ヶ月から6ヶ月程度の継続的な使用が必要です。使用を中止すると、再び脱毛が進行してしまうため、根気強く続ける必要があります。
- 購入時の注意:第一類医薬品であるため、購入時には必ず薬剤師から使用方法や副作用に関する説明を受ける必要があります。自分の症状が発毛剤の適用(壮年性脱毛症)に合っているかどうかも含め、専門家である薬剤師に相談することが重要です。
根本的な薄毛改善を目指すなら専門クリニックへの相談が最善策
育毛剤や発毛剤によるセルフケアは、薄毛対策の有効な第一歩。
しかし、自己判断でのケアには限界があるのも事実。
より確実で根本的な改善を望むのであれば、薄毛治療を専門とするクリニックに相談することが最も賢明な選択と言えるでしょう。
なぜ専門クリニックが推奨されるのか
薄毛や抜け毛の原因は、AGA*3(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)だけでなく、円形脱毛症、脂漏性脱毛症、牽引性脱毛症など多岐にわたります。
また、生活習慣やストレス、ホルモンバランスの乱れなど、複数の要因が絡んでいることも少なくありません。
セルフケアでは、この根本原因を特定することが困難。
間違った原因に対してケアを続けても、時間とお金を浪費してしまうだけでなく、症状を悪化させてしまう可能性すらあります。
専門クリニックでは、医師が問診や視診、場合によっては血液検査などを通じて薄毛の根本原因を正確に診断します。
そして、その診断結果に基づいて、一人ひとりの症状や体質、ライフスタイルに合わせた最も効果的な治療法を提案してくれます。
これこそが、専門クリニックで治療を受ける最大のメリットです。
クリニックで受けられる主な薄毛治療
クリニックでは、市販薬では対応できない、より専門的で効果の高い治療を受けることができます。
AGA(男性型脱毛症)の主な治療法
- 内服薬:抜け毛の原因となる男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン*4)の生成を抑制する「フィナステリド*5」や「デュタステリド*6」が処方されます。これらはAGAの進行を止めるための根幹治療とされています。
- 外用薬:市販薬よりも高濃度の「ミノキシジル」外用薬が処方されることがあります。内服薬と併用することで、より高い発毛効果が期待できます。
- ミノキシジル内服薬(タブレット):血中から直接毛根に働きかけるため、外用薬よりも高い効果が期待できる場合がありますが、副作用のリスクも考慮し、医師の厳格な管理のもとで処方されます。
FAGA(女性男性型脱毛症)の主な治療法
- 外用薬:「ミノキシジル」の外用薬が治療の第一選択肢となります。
- 内服薬:男性ホルモンの影響を抑える「スピロノラクトン*7」などが処方されることがあります。
- その他:パントガールなど、女性の薄毛に特化したサプリメントが併用されることもあります。
植毛
薬物治療で十分な効果が得られない場合や、生え際の後退が著しい場合などには、「自毛植毛」という選択肢もあります。
これは、後頭部などのAGAの影響を受けにくい自身の髪の毛を、毛根ごと薄毛の部分に移植する外科的な手術。
移植した髪の毛は、その後も生え変わり続けるため、根本的な解決策となり得ます。
まとめ:育毛剤による髪のべたつきが気になる場合は医師に相談しよう
記事のポイントのまとめです。
育毛剤の使用時に感じる髪のべたつきは、多くの人が経験する悩みですが、その原因は一つではありません。
製品の成分、使用量、塗布方法など、様々な要因が考えられます。
まずは、この記事でご紹介した「べたつきにくい製品の選び方」や「正しい使い方」を実践してみてください。
少しの工夫で、不快なべたつきが解消され、快適に育毛ケアを続けられるようになる可能性は十分にあります。
それでも改善が見られない場合や、抜け毛・薄毛の進行そのものに強い不安を感じている場合は、ケアのステップアップを検討しましょう。
発毛効果が認められた医薬品である「発毛剤」の使用や、より根本的な解決を目指す「専門クリニック」への相談が、有効な選択肢となります。
特に、専門クリニックでは、医師による正確な診断のもと、ご自身の症状に最適な治療法を提案してもらえます。