育毛

蘭夢(らんむ)薬用育毛剤は効果ある?危険性などを徹底解説

    蘭夢(らんむ)薬用育毛剤を使用している様子
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    質問:蘭夢(らんむ)薬用育毛剤に危険な成分は含まれていますか?
    回答

    厚生労働省が承認した「医薬部外品」であり、人体に危険を及ぼすような成分は配合されていません。

    ただし、独自成分である洋ランをはじめ多種多様な植物エキスを含んでいるため、特定の植物に対してアレルギーを持つ方は注意が必要です。

    AGA・FAGAは進行性の病気です。

    実は、気にしている今も進行しています。

    正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。

    そして、治療を開始するタイミングが遅れれば遅れるほど、回復が難しくなり、治療の選択肢も限られてしまいます。

    男性の薄毛の進行状況の解説図 女性の薄毛の進行状況の解説図

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    当記事のここがポイント
    • 薬用育毛剤「蘭夢」の安全性と、アレルギーなど潜在的なリスク
    • 育毛や抜け毛予防といった効果の範囲と、AGA治療には向かないという限界点
    • 製品の使用が向いている人(抜け毛の初期段階)と向いていない人(進行性の薄毛)の違い
    • セルフケアの限界と、薄毛が進行した場合における専門クリニックでの治療という選択肢

    目次

    蘭夢(らんむ)は危険な育毛剤ではないが、効果の範囲には限界がある

    薬用育毛剤蘭夢は、医薬品医療機器等法(旧薬機法)にもとづき厚生労働省が承認した「医薬部外品」です。これは、人体に対する作用が緩和な有効成分が一定濃度で配合されており、危険性が高い製品ではないことを意味します。

    ただし、その効果は主に「脱毛の予防」「育毛・発毛促進」「ふけ・かゆみの防止」といった、頭皮環境を健やかに保つことにあります。

    一方で、すでに進行してしまったAGA*1(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)を治療し、失われた髪を元通りに生やすような劇的な発毛効果は期待できません。

    *1. 参考文献
    British Association of Dermatologists
    Hair loss male pattern (androgenetic alopecia)

    もしあなたが進行性の薄毛に悩んでいるのであれば、蘭夢の使用と並行して、あるいは次のステップとして、専門クリニックでの治療を検討することが賢明な選択と言えます。

    薬用育毛剤「蘭夢」シリーズとは?誕生の背景

    ここでは、蘭夢がどのような製品なのか、その全体像を理解することから始めましょう。

    半世紀にわたる洋ラン研究の結晶

    蘭夢シリーズは、もともと洋ランの品種改良や種苗生産を手がけていた会社が開発した育毛剤。

    その開発のきっかけとなったのが、「マリーローランサン」という名のシンビジウムでした。

    このシンビジウムは、適切な管理下では100日以上も咲き続けるという驚異的な生命力を持っています。

    開発元は、この生命力に着目し、長年の研究の末に、シンビジウムの全草(花、葉、バルブ、根などすべて)から抽出した独自エキスを育毛剤に配合することに成功しました。

    このように、蘭夢は単なる化学成分の組み合わせではなく、植物の持つ生命力に着目したユニークな背景を持つ製品なのです。

    主な製品ラインナップ

    蘭夢シリーズには、主に3つの育毛剤があります。

    それぞれ配合されている成分やその濃度が異なり、ユーザーの期待や悩みの度合いに応じて選べるようになっています。

    1. 薬用育毛剤 蘭夢
    2. 薬用育毛剤 蘭夢黄金率
    3. 薬用育毛剤 蘭夢黄金率プラス

    基本となる「蘭夢」から、独自成分を増量した「蘭夢黄金率」、さらに新たな成分を追加した最上位モデルの「蘭夢黄金率プラス」という構成です。

    蘭夢の成分を徹底分析

    育毛剤の効果と安全性を判断する上で最も重要なのが、配合されている成分。

    蘭夢の成分を「有効成分」と「その他の植物エキス」に分けて、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

    国が効果を認めた4つの「有効成分」

    「医薬部外品」である蘭夢には、厚生労働省が育毛、脱毛予防などに効果があると認めた有効成分が4種類配合されています。これらが蘭夢の基本的な効果を支える柱となります。

    センブリ抽出液

    センブリは古くから健胃薬などとして知られるリンドウ科の植物。

    育毛剤においては、その血行促進作用が期待されます。

    頭皮の毛細血管の血流を良くすることで、髪の毛を作り出す毛母細胞に必要な栄養素を届けやすくし、健やかな髪の成長をサポートします。

    ニコチン酸アミド

    ビタミンB群の一種であり、こちらも血行促進作用を持つ成分。

    毛根に直接働きかけ、血流を改善することで毛母細胞の働きを活性化させ、育毛を促す効果が期待されます。

    グリチルリチン酸ジカリウム

    甘草(カンゾウ)という植物の根から抽出される成分で、優れた抗炎症作用を持っています。

    頭皮の炎症は、かゆみやフケの原因となるだけでなく、ヘアサイクル*2を乱し抜け毛につながることもあります。

    *2. 参考文献
    PubMed Central (PMC)
    Integrative and Mechanistic Approach to the Hair Growth Cycle and Hair Loss

    この成分は、頭皮の炎症を抑え、健やかな状態に保つ役割を果たします。

    タマサキツヅラフジアルカロイド

    この成分は、血管を拡張させる作用があり、皮膚の新陳代謝を活発にすることが知られています。

    頭皮の代謝が促進されることで、毛髪の再生をサポートし、発毛を促進する効果が期待されます。

    これらの有効成分は、いずれも多くの育毛剤で採用実績のある、安全性の高い成分。

    言ってしまえば、これらが配合されていることで、蘭夢は「医薬部部外品」として国からのお墨付きを得ているわけです。

    植物由来エキス

    蘭夢の最大の特徴は、有効成分に加えて、独自開発のシンビジウム全草エキスをはじめとする多種多様な植物由来エキスが配合されている点。

    これらの成分が、製品に個性と付加価値を与えています。

    ただし、公式サイトにも「※上記効能については、原料メーカーなどによる研究結果であり、医薬部外品の有効成分としての効能効果ではございません。」と明記されている通り、これらの成分が医薬部外品としての「発毛促進」や「脱毛予防」効果を直接的に謳うことはできません。

    あくまで頭皮環境を整える補助的な役割と理解するのが適切です。

    ここでは、主要な植物エキスとその働き、そして注意すべき点を解説します。

    シンビジウム全草エキス

    蘭夢の核となる独自成分。

    100日以上咲き続ける生命力を持つシンビジウムから抽出されたエキスで、頭皮に潤いを与え、健やかに保つ目的で配合されていると考えられます。

    ジオウエキス

    AGA(男性型脱毛症)の原因の一つとされる、男性ホルモンが変換されて生じる「テストステロン*3-5αリダクターゼ*4」という酵素の働きを阻害するとされています。

    *3. 参考文献
    European Association of Urology
    Sexual and Reproductive Health – Male Hypogonadism
    *4. 参考文献
    NCBI Gene
    SRD5A2(steroid 5 alpha-reductase 2)

    ただし、これはあくまで原料メーカーの研究結果であり、医薬品のフィナステリド*5(プロペシアなど)のようにAGAの進行を抑制する治療効果が保証されているわけではありません。

    *5. 参考文献
    MedlinePlus(U.S. National Library of Medicine)
    Finasteride: MedlinePlus Drug Information

    海藻エキス

    日高昆布から抽出したエキス。

    髪と頭皮を繋ぎとめる役割を持つ「外毛根鞘細胞」の増殖を促すとされています。

    これにより、太く抜けにくい、ハリ・コシのある髪を育むことを目指します。

    ボタンエキス、シナノキエキス、ヒキオコシエキス

    これらは3つセットで、抗炎症作用を持つとされています。

    炎症を引き起こす物質(サイトカイン)の働きをブロックし、乱れがちなヘアサイクルのバランスを正常に近づけるサポートをします。

    カッコンエキス、タケノコ皮抽出液(※黄金率プラスに配合)

    カッコンエキスに含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすることで知られ、ヘアサイクルを整える効果が期待されます。

    タケノコ皮抽出液は、髪の成長に関わる毛乳頭細胞を活性化させる作用があるとされています。

    これらの植物エキスは、頭皮環境を多角的にサポートする目的で配合されており、蘭夢のユニークな使用感や保湿力に貢献していると考えられます。

    蘭夢(らんむ)薬用育毛剤で考えられる副作用とリスク

    蘭夢(らんむ)薬用育毛剤を使用する上で考えられるリスクについて解説します。

    最大のリスクは「アレルギー・皮膚トラブル」

    蘭夢が「危険」と表現される場合、その中身は毒性のようなものではなく、ほとんどがアレルギー反応や肌に合わないことによる皮膚トラブルを指します。

    これは蘭夢に限った話ではなく、化粧品や育毛剤全般に言えることです。

    特に蘭夢は、シンビジウムをはじめとする多種多様な植物エキスを配合しています。

    植物由来成分は肌に優しいイメージがありますが、一方で特定の植物に対してアレルギーを持つ人にとっては、アレルゲン(アレルギーの原因物質)となり得ます。

    具体的には、以下のような症状が現れる可能性があります。

    • かゆみ
    • 赤み、発疹
    • ヒリヒリとした刺激感
    • かぶれ
    • フケの増加(乾燥または炎症による)

    もし使用中にこれらの異常を感じた場合は、ただちに使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流してください。

    症状が改善しない場合は、皮膚科専門医に相談することをおすすめします。

    エタノール(アルコール)による刺激の可能性

    多くの育毛剤と同様に、蘭夢にも成分を溶かし、清涼感を与え、防腐効果を高める目的でエタノール(アルコール)が配合されていると考えられます。

    エタノールは、敏感肌や乾燥肌の人にとっては刺激になったり、頭皮の水分を奪って乾燥を助長したりすることがあります。

    アルコールに弱い体質の方や、アトピー性皮膚炎などで頭皮がデリケートになっている方は、特に注意が必要です。

    使用前に必ず「パッチテスト」を

    新しい育毛剤を使い始める前には、必ずパッチテストを行うことを強くおすすめします。

    これにより、本格的に使用する前に、自分の肌に合うかどうかを確認できます。

    1. 蘭夢を少量、腕の内側など皮膚の柔らかい部分に塗布します。
    2. そのまま放置し、24時間〜48時間ほど様子を見ます。
    3. 塗布した部分に赤み、かゆみ、発疹などの異常が現れないかを確認します。

    もしパッチテストで異常が出た場合は、残念ながらその製品はあなたの肌に合わない可能性が高いと言えます。

    このように考えると、「危険性」とは、製品そのものの欠陥というよりも、使用者個人の体質との「相性」の問題である場合がほとんどです。

    医薬部外品としての「効果の限界」を正しく理解する

    蘭夢を使う上で最も重要なのは、その「効果の範囲」を正しく理解しておくことです。

    過度な期待は、失望につながるだけでなく、本当に必要な治療の機会を逃すことにもなりかねません。

    医薬部外品ができること、できないこと

    前述の通り、蘭夢は「医薬部外品」です。

    これは、「医薬品」と「化粧品」の中間に位置づけられます。

    できること(期待できる効果)
    • 頭皮の血行を促進し、髪の成長をサポートする(育毛)
    • 今ある髪が簡単に抜けるのを防ぐ(脱毛の予防)
    • 頭皮環境を整え、ふけやかゆみを抑える
    • 髪にハリやコシを与える
    できないこと(期待できない効果)
    • AGAやFAGAを「治療」すること
    • 完全に毛根が失われた場所に、新たに髪を生やすこと(発毛)
    • 短期間で髪の毛を劇的に増やすこと

    言ってしまえば、医薬部外品の育毛剤は、畑(頭皮)の土壌を豊かにし、今ある作物が元気に育つのを手伝い、枯れるのを防ぐ役割。

    しかし、畑自体に種がなくなってしまった場所に、新たな作物を生み出すことはできません。

    蘭夢が向いている人、向いていない人

    これらの特性を踏まえると、蘭夢の使用が推奨される人と、そうでない人が見えてきます。

    向いている人
    • 最近、抜け毛が増えてきたと感じる人
    • 髪のボリュームが減り、ハリやコシがなくなってきた人
    • 将来の薄毛を予防したいと考えている人
    • 頭皮の乾燥やフケ、かゆみが気になる人
    • 生活習慣の乱れやストレスによる一時的な頭皮環境の悪化を感じる人
    向いていない人(専門クリニックの受診を検討すべき人)
    • 生え際の後退や頭頂部の地肌の透けが明らかに進行している人(AGA/FAGAの可能性)
    • 家族に薄毛の人が多く、遺伝的な要因が考えられる人
    • 抜け毛が急激に、かつ大量に発生している人
    • 円形脱毛症など、特定の脱毛症の症状が見られる人

    もしあなたが後者に当てはまる場合、セルフケアだけで改善を目指すのは非常に困難です。

    本気で薄毛を改善したいなら蘭夢(らんむ)薬用育毛剤より専門クリニック

    薬用育毛剤でのセルフケアには限界があることをご理解いただけたかと思います。

    ここでは、より積極的な薄毛改善を目指すための選択肢として、専門クリニックでの治療について解説します。

    これは、蘭夢の使用を否定するものではなく、あなたの悩みのレベルに応じた最適な解決策を知っていただくための情報です。

    AGA・FAGAは進行性の脱毛症

    AGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性男性型脱毛症)は、単なる頭皮環境の悪化ではなく、遺伝やホルモンバランスが大きく関与する進行性の疾患です。

    何もしなければ、薄毛はゆっくりと、しかし確実に進行していきます。

    この進行を食い止め、改善を目指すためには、医学的根拠に基づいた治療が必要不可欠です。

    クリニックでは何ができるのか?

    専門クリニックでは、医師の診断のもと、医薬部外品には配合できない「医薬品」を用いた治療が行われます。

    • 内服薬:治療男性のAGA治療では、「フィナステリド」や「デュタステリド*6」といった、薄毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制する内服薬が中心となります。女性のFAGAでは、「スピロノラクトン*7」などが用いられることがあります。これらは、抜け毛の根本原因にアプローチする治療です。
    • *6. 参考文献
      *7. 参考文献
      European Medicines Agency(EMA)
      Qaialdo(INN-spironolactone)— EPAR Product Information(PDF)
    • 外用薬:治療「ミノキシジル*8」という成分を含んだ外用薬(塗り薬)も広く用いられます。ミノキシジルは、血管を拡張して血流を増やすだけでなく、毛母細胞そのものに直接働きかけて、発毛を促す効果が科学的に証明されています。日本の厚生労働省が「発毛剤」として承認しているのは、このミノキシジルを配合した製品だけです。
    • *8. 参考文献
      Mayo Clinic
      Minoxidil (topical route) — Side effects & dosage
    • 植毛:内服薬や外用薬でも改善が難しいほど進行した場合や、より確実な変化を求める場合には、自らの後頭部などの毛髪を薄毛部分に移植する「自毛植毛」という選択肢もあります。これは、薄毛の悩みを根本的に解決できる可能性がある外科的な治療法です。

    これらの治療は、医師の管理下で行われるため安全性も高く、セルフケアとは比較にならないほどの効果が期待できます。

    もちろん費用はかかりますが、一人で悩み続ける時間と精神的な負担を考えれば、投資する価値は十分にあると言えるでしょう。

    もし、蘭夢のような育毛剤を数ヶ月使用しても抜け毛が減らない、あるいは薄毛が進行していると感じるならば、それは専門家へ相談するタイミングなのかもしれません。

    まとめ:蘭夢(らんむ)薬用育毛剤は危険ではないが、自分に合った薄毛対策を

    記事のポイントのまとめです。

    今回は、薬用育毛剤蘭夢の効果と危険性について解説しました。

    最後に、この記事の要点をまとめます。

    • 蘭夢は厚生労働省承認の「医薬部外品」であり、危険な製品ではありません。
    • 主なリスクは、植物エキスなどによるアレルギー反応や肌との相性です。使用前のパッチテストを必ず行いましょう。
    • 効果の範囲は「脱毛予防」や「育毛促進」であり、頭皮環境を整えることが主目的です。
    • 進行性のAGAやFAGAを「治療」する効果は期待できません。
    • 薄毛の進行が明らかな場合は、薬用育毛剤でのケアに固執せず、早期に専門クリニックを受診することが、改善への最も確実な道です。

    蘭夢は、頭皮環境の悪化や初期の抜け毛に悩む方にとっては、心強い味方となり得る製品。

    しかし、それが万能薬ではないことも事実です。

    あなたの髪の悩みの原因と進行度を正しく見極め、蘭夢のようなセルフケア製品と、専門クリニックでの治療を適切に使い分けることが、後悔しない薄毛対策の鍵となります。