抜け毛

たんこぶができたところの髪の毛が抜ける…怪我した部分の毛は生える?

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    質問:たんこぶができた部分の髪の毛が抜けた場合、自然にまた生えてきますか?
    回答
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    毛包(毛根を包む組織)が残っていれば、髪は再び生えてくる可能性があります。

    外傷による脱毛の多くは「休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)」と呼ばれるタイプで、毛包が一時的に活動を停止しているだけの状態です。

    急性の休止期脱毛は約95%が自然に寛解するとの報告があり、通常は受傷後4〜12か月ほどで新しい髪が成長しはじめます。

    参考:Telogen Effluvium: A Review of the Literature

    ただし、強い衝撃で毛包が瘢痕化した場合はその部分からの自然な発毛は困難なため、早めにAGAクリニックで頭皮の状態を確認してもらうことが望ましいです。

    female-doctor-neutral
    エジエ 先生

    あなたの抜け毛は、本当に自然な抜け毛でしょうか?

    まず、ご自身の抜け毛を以下の実寸の線と比べてみてください。

    自然
    太め
    (0.12mm)
    自然
    普通
    (0.08mm)
    危険
    細め
    (0.06mm)
    危険
    細め
    (0.04mm)

    続いて、頭皮の状態が以下のイラストのいずれかに当てはまる場合、あなたはAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の可能性があります。

    男性の薄毛の進行状況のリアルな当サイトオリジナル解説図
    AGA
    女性の薄毛の進行状況のリアルな当サイトオリジナル解説図
    FAGA(FPHLとも言う)

    AGA・FAGAは、残念ながら自然に治ることがなく今も進行し続けています。

    正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛がさらに目立ってきます。

    AGA・FAGAを放置すると1日あたり何本の髪の毛を失うのかを解説した当サイトオリジナル解説図
    AGA・FAGAを放置した場合、1日あたり7〜14本ずつ髪が減少していくと考えられています

    ただし、AGA・FAGAは原因が解明されているので、今日から正しい治療をスタートすれば改善する可能性が十分あります。

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    エジエ 先生

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    この記事をざっくり言うと
    • たんこぶによる脱毛は毛包の損傷レベルで回復の可否が決まる
    • 休止期脱毛であれば約95%が自然回復の見込みあり
    • 外傷をきっかけにAGA・FAGAが顕在化するケースにも注意
    • 脱毛に気づいたら早めにAGAクリニックで頭皮の状態を確認を

    たんこぶで髪の毛が抜ける原因

    まず、たんこぶができた部分の髪の毛がなぜ抜けるのかについて、仕組みを解説していきます。

    「ただぶつけただけなのに、髪まで抜けるの?」と驚く方は多いですが、実はこれには明確な医学的メカニズムが関係しています。

    そもそもたんこぶとは何か

    たんこぶとは、頭部を強打した際に皮膚の下で血管が損傷し、血液やリンパ液がたまって腫れ上がった状態のことです。

    医学的には「皮下血腫(ひかけっしゅ)」と呼ばれます。

    頭皮は体の中でも特に血管が密集している部位で、ぶつけたときの出血量が多くなりやすい特徴があります。

    このため、他の部位に比べてたんこぶが大きく目立ちやすいのです。

    たんこぶ自体は通常、数日から数週間で自然に吸収されて治まっていきます。

    ただし、問題はたんこぶが治った後に起こる「脱毛」のほうで、これは血腫の大きさやダメージの深さによって経過が変わります。

    頭皮の構造と毛根の関係

    髪の毛がなぜ抜けるのかを理解するためには、頭皮の構造を知る必要があります。

    頭皮は外側から「皮膚」「皮下組織(脂肪層を含む結合組織)」「帽状腱膜」「疎性結合組織」「骨膜」の5層で構成されています。

    髪の毛は皮膚の表面から生えていますが、実際に髪を作り出している「毛包(もうほう)」は皮膚の深い層にまで根を張っています。

    毛包の最も奥にある「毛乳頭(もうにゅうとう)」は、毛細血管から酸素と栄養を受け取って、毛母細胞に髪を作る指令を出す重要な司令塔です。

    たんこぶができるほどの衝撃を受けると、毛乳頭につながる血管が損傷し、一時的に髪の成長に必要な酸素や栄養の供給がストップしてしまいます。

    これが、たんこぶの周辺で髪の毛が抜ける根本的な原因です。

    参考:Anatomy, Hair Follicle

    打撲の衝撃が毛包に与える影響

    ここで重要なのは、衝撃の強さと毛包(毛根を包む組織)へのダメージの関係です。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    軽い衝撃であれば、毛包自体は壊れずに済むことがほとんどです。

    一方で、強い衝撃を受けた場合は、毛包の周囲に炎症が広がり、毛母細胞が一時的に活動を停止することがあります。

    もっと言えば、非常に強い外力や圧迫によって皮膚の深い層まで損傷すると、毛包そのものが壊死(えし)してしまう場合もあります。

    壊死した毛包は瘢痕組織(はんこんそしき=いわゆる傷跡の組織)に置き換わり、その部分からは新しい髪が生えなくなるリスクがあります。

    つまり、同じ「たんこぶ」でも、ダメージの深さによって脱毛の回復可能性は大きく異なるのです。

    参考:Scalp Trauma Induced Hair Loss

    血腫による圧迫と血流障害

    たんこぶは単なる腫れではなく、皮下に溜まった血液の塊です。

    この血腫が周囲の組織を圧迫すると、毛包への血流が妨げられます。

    実際に、頭皮への圧迫が長時間続くことで毛包が虚血(きょけつ=血液が届かない状態)に陥り、脱毛を引き起こすことは「圧迫性脱毛症(Pressure Alopecia)」として医学的に知られています。

    手術中の長時間の仰臥位(あおむけ)で後頭部が圧迫され、術後に脱毛が生じたケースは多数報告されています。

    たんこぶも同様に、血腫による圧迫が毛包への血液供給を阻害し、髪の成長サイクルに悪影響を及ぼします。

    ある研究では、冠動脈バイパス手術後の患者735名を調査したところ、約8.2%に圧迫性脱毛が認められました。

    さらに、手術時間が長い患者ほど脱毛が永続化する傾向があり、挿管時間が平均10時間長いグループで永続的な脱毛が確認されたと報告されています。

    参考:Pressure Alopecia

    炎症反応が引き起こすヘアサイクルの乱れ

    髪の毛には「ヘアサイクル*1(毛周期)」と呼ばれる成長のリズムがあります。

    *1. 参考文献
    Frontiers in Cell and Developmental Biology
    Morphogenesis Growth Cycle and Molecular Regulation of Hair Follicles

    通常、人間の頭髪は「成長期(アナジェン期)→退行期(カタジェン期)→休止期(テロジェン期)」というサイクルを繰り返しています。

    成長期は2〜6年、退行期は2〜3週間、休止期は3〜4か月ほどです。

    頭皮全体の髪のうち約90%は成長期にあり、活発に伸び続けています。

    ところが、たんこぶのような外傷による炎症が起きると、成長期にあった毛包が一斉に休止期へと移行してしまうことがあります。

    この現象は「休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)」と呼ばれ、外傷や高熱、手術などの身体的ストレスがきっかけになることが知られています。

    休止期脱毛の場合、衝撃を受けてから2〜4か月後に急激な抜け毛が起こり、その後は自然に回復するケースが多いとされています。

    ただし、回復には個人差があり、すべての方が元通りになるわけではありません。

    参考:Telogen Effluvium: A Review of the Literature

    外傷性脱毛症のタイプ別分類

    外傷による脱毛は、大きく分けて2つのタイプに分類されます。

    • 非瘢痕性脱毛(ひはんこんせいだつもう):毛包が破壊されておらず、炎症やストレスによって一時的に髪が抜けている状態です。休止期脱毛や円形脱毛症がこのタイプに含まれます。毛包が生きているため、適切な対応をとれば回復が見込めます。
    • 瘢痕性脱毛(はんこんせいだつもう):毛包そのものが破壊され、瘢痕組織に置き換わった状態です。傷跡の組織には毛包が存在しないため、その部分からの自然な発毛は困難とされています。

    どちらのタイプに該当するかは、外見だけで判断するのが難しい場合があります。

    そのため、たんこぶが治った後も脱毛が続いている場合は、早めに専門的な診断を受けることが大切です。

    参考:Primary cicatricial alopecia: diagnosis and treatment

    男性と女性で脱毛の影響は異なるのか

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    たんこぶによる外傷性脱毛のメカニズム自体は、男性も女性も同じです。

    ただし、脱毛が起きた後の経過には性別によって差が出ることがあります。

    その理由は、元々の薄毛リスクが異なるからです。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    男性の場合、AGA*2(男性型脱毛症)の素因を持っている方は、外傷がきっかけとなって周辺の脱毛が目立ちやすくなることがあります。

    *2. 参考文献
    BMJ Best Practice
    Androgenetic alopecia

    韓国の研究によると、男性のAGA有病率は全年齢で14.1%であり、年齢が上がるにつれて増加する傾向が確認されています。

    女性の場合、同じ研究で有病率は全年齢で5.6%と男性より低い数値ですが、ホルモンバランスの変動(産後や更年期など)が重なると、外傷と相まって脱毛が長引きやすくなることもあります。

    参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian

    いずれにしても、「たんこぶがきっかけの脱毛」がただの一時的なものなのか、それとも元々あった薄毛の進行が表面化しているのかは、専門的な検査を受けないと正確にはわかりません。

    だからこそ、自己判断で「放っておけばそのうち生えるだろう」と考えるよりも、AGAクリニックで一度診てもらうことが重要です。

    怪我した部分の髪の毛は生えるのか

    結論を先に言えば、毛包が残っていれば回復の見込みはありますが、損傷の程度や対処の速さによって結果は大きく変わります。

    毛包が生きていれば回復の見込みがある

    髪の毛が「抜ける」ことと、毛包が「死ぬ」ことはまったく別の話です。

    外傷によって髪が抜け落ちたとしても、毛包(髪の毛を作る組織)が頭皮の中に残っていれば、再び髪を作り出す能力は失われていません。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    Cleveland Clinicの情報によれば、外傷で毛包が損傷した場合でも、毛包は自己修復能力を持っており、髪が再び生えてくる可能性があるとされています。

    ただし、重度の損傷では回復までに最長で4年程度かかることもあり、すぐに結果が出ない点は理解しておく必要があります。

    逆に言えば、毛包が完全に瘢痕化してしまった場合は、その部分からの自然な発毛は困難です。

    だからこそ、毛包がまだ生きているうちに適切な対処をすることがカギになります。

    回復しやすい脱毛のパターン

    外傷後の脱毛で回復が見込みやすいのは、以下のような場合です。

    • たんこぶの腫れが引いた後に脱毛が始まり、頭皮に傷跡が残っていない場合。いわゆる休止期脱毛の可能性が高く、毛包は生きていることが多いです。
    • 抜けた部分の頭皮を触っても硬くなっておらず、周囲の皮膚と同じような弾力がある場合。瘢痕化していない兆候と考えられます。
    • 脱毛が始まってから数週間以内に、うぶ毛のような細い毛が見え始めている場合。毛包が活動を再開しているサインです。

    休止期脱毛のケースでは、急性の場合は約95%が自然に寛解すると報告されています。

    回復するケースでは、短く再生した前頭部の毛が確認できるようになるのが一般的です。

    参考:Telogen Effluvium: A Review of the Literature

    もちろん、見た目だけで判断するのにはリスクがあります。

    回復しているように見えても、実は毛包の一部が瘢痕化しているケースもあるため、確実な判断は専門家に委ねたほうが安心です。

    回復が難しい脱毛のパターン

    一方で、以下のような場合は回復が難しいとされています。

    • たんこぶが治った後に、その部分の頭皮がツルツルと光沢を持っており、毛穴が確認できない場合。毛包が瘢痕組織に置き換わっている可能性が高いです。
    • 脱毛部分の頭皮が硬く、周囲の皮膚と比べて明らかに質感が異なる場合。瘢痕性の変化が起きていると考えられます。
    • 怪我をしてから半年以上経過しても、産毛すら確認できない場合。毛包の回復が期待しにくい状態です。
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    瘢痕性脱毛は毛包の破壊を伴うため、一般的な薬物治療だけでは対応が難しいとされています。

    ただし、最近では瘢痕部分への対処も含めて、AGAクリニックで複合的なアプローチが提案されるケースが増えています。

    したがって、「もう生えないかもしれない」と決めつけるのはまだ早いです。

    まずは専門クリニックで、自分の頭皮の状態を正確に把握してもらうことが第一歩と言えます。

    自然回復までの一般的なタイムライン

    外傷後の脱毛がどのくらいの期間で回復するのか、目安を知っておくと心理的な負担も軽くなります。

    一般的なタイムラインは以下の通りです。

    • 受傷直後〜2週間:たんこぶが腫れている時期。この段階ではまだ脱毛は目立たないことが多いです。
    • 2〜4か月後:休止期脱毛が起こりやすい時期。受傷をきっかけに休止期に入った毛髪が一斉に抜け落ちます。
    • 4〜6か月後:毛包が生きている場合は、うぶ毛のような細い毛が生えはじめる時期です。
    • 6〜12か月後:新しい毛髪が成長し、徐々に元の太さや長さに近づいていきます。

    このタイムラインはあくまで目安であり、個人差があります。

    重要なのは、回復の兆候が見られないまま時間が経過してしまうと、その分だけ治療の選択肢が狭まる可能性があるという点です。

    ここで考えてほしいのは、「待てば回復するかもしれないけれど、もし回復しなかった場合に失う時間」の問題です。

    外傷から数週間〜1か月程度経っても脱毛が続く場合や、回復の兆候が見えない場合は、早い段階でAGAクリニックに相談しておくことで、より多くの選択肢を確保できます。

    外傷をきっかけに起こるAGA・FAGAの顕在化

    見落としがちなのが、「たんこぶが原因で抜けたと思っていたら、実はAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)が進行し始めていた」というケースです。

    これは決して珍しいことではありません。

    休止期脱毛が回復する過程で、元から潜在的に進行していた薄毛が表面化することがあります。

    とくに男性の場合、AGAの有病率はアジア人男性でも30歳時点で約30%にのぼるという報告があり、年齢が上がるとさらに増加します。

    参考:Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    女性においても、更年期前後のホルモン変動時期に外傷が重なると、FAGAが顕在化するリスクが高まるとされています。

    こう考えると、たんこぶをきっかけに「なんだか抜け毛が増えた気がする」と感じている場合、外傷による一時的な脱毛だけではなく、AGAやFAGAの可能性も視野に入れるべきです。

    AGAクリニックでは、マイクロスコープ検査やヘアサイクルの評価を通じて、外傷性の脱毛とAGA・FAGAを区別することが可能です。

    この見極めが早い段階でできるかどうかが、その後の毛髪回復に大きく影響します。

    放置するリスクと早期相談の重要性

    「様子を見ていればそのうち治る」と考えて放置した結果、取り返しのつかない状態になるケースは少なくありません。

    具体的にどんなリスクがあるのか、以下にまとめてみました。

    • 毛包の瘢痕化が進行して、回復可能だった部分が回復不能になるリスクがあります。
    • 外傷性脱毛に隠れていたAGA・FAGAの進行を見逃し、広範囲の薄毛に発展する可能性があります。
    • 脱毛が長引くことで心理的ストレスが増し、ストレスがさらなる脱毛を誘発するという悪循環に陥ることがあります。

    AGAクリニックへの相談は、治療を始めるためだけではなく、「今の自分の頭皮がどういう状態なのか」を正確に知るためのものでもあります。

    診断の結果、自然に回復する見込みが高いとわかれば安心材料になりますし、何らかの治療が必要と判明した場合は、早期に対応を始められます。

    AGAクリニックでの診断で確認できること

    AGAクリニックでは、一般的な問診に加えて、より専門的な検査が行われます。

    具体的には、以下のような内容が確認できることが多いです。

    • マイクロスコープ(拡大鏡)を使った頭皮と毛穴の状態の観察。毛包が活動しているかどうか、瘢痕化が起きていないかを視覚的にチェックします。
    • ヘアサイクルの評価。休止期の毛髪の割合が異常に高くないかを確認し、休止期脱毛の可能性を判定します。通常は毛髪の約10%が休止期にありますが、テロゲン・エフルビウムの場合は25%以上が休止期にシフトしていることがあります。
    • AGAやFAGAの進行度の評価。外傷性脱毛とは別に、遺伝的・ホルモン的な要因による薄毛が進んでいないかを診断します。

    これらの検査は痛みもなく短時間で終わるため、身体的な負担はほとんどありません。

    なお、多くのAGAクリニックでは初回相談や初回カウンセリングを無料で行っているところもあるため、費用面での心配が少ない点もメリットです。

    参考:Telogen Effluvium: A Review of the Literature

    治療ではどのようなアプローチがとられるのか

    AGAクリニックで実際に治療を行う場合、外傷後の脱毛に対してはどのようなアプローチが取られるのでしょうか。

    もちろん、治療内容は個々の状態によって異なりますが、一般的に用いられる方法をいくつか紹介します。

    まず、休止期脱毛と診断された場合は、毛包が活動を再開するのをサポートするための内服薬や外用薬が検討されることがあります。

    代表的なものとして、ミノキシジル*3外用薬があります。

    *3. 参考文献

    ミノキシジルは、毛包の成長期を延長し、毛髪の直径を太くする効果があるとされ、脱毛の原因を問わず広く使用されています。

    904名のAGA男性患者を対象とした研究では、5%ミノキシジル外用液を1日2回使用したところ、84.3%の患者がさまざまな程度の発毛を報告しています。

    参考:Treatment options for androgenetic alopecia: Efficacy, side effects, and adherence

    また、AGA・FAGAの進行が確認された場合は、フィナステリド*4やデュタステリド*5といった内服薬が選択肢に入ることがあります。

    *4. 参考文献
    European Medicines Agency(EMA)
    Measures to minimise risk of suicidal thoughts with finasteride and dutasteride medicines
    *5. 参考文献
    StatPearls(NCBI Bookshelf)
    Dutasteride — StatPearls

    フィナステリドの臨床試験では、2年間の投与で脱毛の進行が停止し、頭皮の被覆面積(カバー率)が時間とともに改善したとの報告があります。

    ただし、薬物治療にはメリットだけでなく注意点もあります。

    • ミノキシジルを使い始めた初期の2〜8週間に、一時的な抜け毛の増加(初期脱毛)が起こることがあります。これは既存の休止期の毛髪が押し出される自然な過程であり、使用を継続することで治まるとされています。
    • フィナステリドは女性(特に妊娠中・妊娠の可能性がある方)には使用できません。女性にはミノキシジルや別のアプローチが検討されます。
    • 治療効果は継続使用によって維持されるものであり、中断すると再び脱毛が進行する可能性があります。
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    こうしたメリットとデメリットを正しく理解した上で、自分に合った治療法を選択することが大切です。

    AGAクリニックでは、医師がこうした点を丁寧に説明してくれるため、納得した上で治療に臨むことができます。

    外傷後の脱毛に対する心理面のケア

    脱毛は見た目の変化を伴うため、心理的なストレスが非常に大きくなりがちです。

    とくにたんこぶのような突発的な怪我がきっかけの場合、「予想していなかった脱毛」に対するショックは相当なものでしょう。

    実際、AGAの研究においても、薄毛はボディイメージの低下や自尊心の減退を引き起こすことが指摘されています。

    参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    ここで知っておいてほしいのは、心理的なストレスそのものが脱毛を悪化させる因子になり得るということです。

    ストレスが休止期脱毛のトリガーになることは医学的にも認められており、脱毛への不安がさらなる脱毛を招くという悪循環が生まれることがあります。

    だからこそ、「悩みを一人で抱えない」ことが重要です。

    AGAクリニックでの相談は、髪の状態を診てもらうだけでなく、「専門家に話を聞いてもらえる」という安心感を得られる場でもあります。

    とくに女性の場合、髪の悩みはデリケートな問題であり、周囲に相談しにくいと感じることも多いでしょう。

    多くのAGAクリニックではプライバシーに配慮した個室での診察を行っているため、安心して足を運ぶことができます。

    たんこぶの後に髪の毛が抜けたときの判断基準と専門クリニックへの相談

    ここまでの内容で、たんこぶによる脱毛のメカニズムや回復の可能性について解説してきました。

    「とりあえず様子を見よう」という判断が最善とは限りません。

    適切なタイミングで専門クリニックに相談することで、回復のチャンスを最大化できます。

    こんな症状があれば早めの相談がおすすめ

    以下のような症状がある場合は、AGAクリニックへの相談をおすすめします。

    • たんこぶが治った後も、その部分を中心に抜け毛が止まらない。
    • 脱毛部分の範囲がだんだんと広がっている気がする。
    • 怪我をした部分だけでなく、全体的に髪のボリュームが減っていると感じる。
    • 怪我から1か月以上経っても、産毛やうぶ毛の再生が見られない。
    • 脱毛部分の頭皮が硬く、光沢があり、毛穴が見えない。

    とくに最後の症状は瘢痕性脱毛を示唆するサインであり、時間が経つほど対応の選択肢が限られる可能性があります。

    症状がどれか一つでも当てはまる場合は、「まだ早い」と思わずに相談することをおすすめします。

    AGAクリニックの選び方

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    AGAクリニックはたくさんありますが、たんこぶや外傷をきっかけとした脱毛の場合は、以下のポイントを意識して選ぶとよいでしょう。

    • マイクロスコープなど、頭皮や毛包の状態を詳しく診察できる設備があること。外傷性の脱毛は見た目だけでは判断が難しいため、機器を使った診断ができるクリニックが望ましいです。
    • AGAやFAGAだけでなく、外傷性脱毛やびまん性脱毛などにも知見がある医師が在籍していること。薄毛の原因は多岐にわたるため、幅広い知識を持った医師に診てもらうほうが安心です。
    • 初回のカウンセリングが無料、または低コストで受けられること。まずは自分の状態を把握することが目的なので、経済的なハードルが低いクリニックのほうが足を運びやすいでしょう。
    • 男性・女性それぞれに対応した治療メニューがあること。前述の通り、性別によって使用できる薬が異なるため、自分に合った選択肢を提示してくれるクリニックを選びましょう。

    クリニック受診時に伝えるべきこと

    AGAクリニックを受診する際には、以下の情報をあらかじめ整理しておくと、スムーズに診断が進みます。

    • いつ、どのように頭をぶつけたか(怪我の状況と日時)。
    • たんこぶの大きさや、腫れが引くまでにかかった期間。
    • 脱毛が始まった時期と、現在までの経過。
    • 抜け毛の量の変化(増えているのか、横ばいか、減ってきているか)。
    • 家族に薄毛の方がいるかどうか(AGA・FAGAの家族歴)。
    • 現在服用中の薬やサプリメント。

    とくに家族歴は、AGAやFAGAの可能性を評価する上で重要な情報です。

    韓国での研究によると、AGA患者の家族における有病率(30.3%)は、非患者の家族(8.5%)と比べて有意に高いことがわかっています。

    参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian

    また、台湾での調査では、中程度以上のAGAと父方の家族歴に有意な関連が認められており、とくに第一親等・第二親等の家族歴がリスク因子として挙げられています。

    こうした情報を事前に準備しておくことで、医師はより精度の高い判断を下しやすくなります。

    「治療する」か「経過観察」かの判断

    クリニックでの診断結果に基づいて、治療を始めるか経過観察にするかの方針が決まります。

    おそらく多くの方が気になるのは、「今すぐ治療が必要なのか」という点でしょう。

    これについては、一概に全員が即座に治療を始めるべきとは言い切れません。

    例えば、マイクロスコープで毛包の活動が確認され、うぶ毛の再生が見られる場合は、経過観察という判断もあり得ます。

    一方で、以下のケースでは早期の治療介入が推奨されることが多いです。

    • AGA・FAGAの併発が疑われる場合。外傷性の脱毛が回復しても、AGA・FAGAの進行は止まらないため、早めに治療を始めたほうが毛髪を維持しやすくなります。
    • 瘢痕化が限定的で、周囲の毛包を活性化することで見た目のカバーが可能と判断される場合。治療によって周辺の髪を太く・長く成長させることで、脱毛部分を目立たなくするアプローチが有効なことがあります。
    • 脱毛によるストレスが日常生活に影響を及ぼしている場合。心理的な負担の軽減も含めて、積極的な対処を検討する価値があります。
    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    何はともあれ、「判断の材料を得る」ためにまずは専門クリニックを訪れることが、最も合理的な行動です。

    相談を先延ばしにしないために

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    「わざわざクリニックに行くほどのことなのか」「忙しいから後でいいかな」と思う気持ちはよくわかります。

    しかし、髪の問題は早期対応が結果を左右するという点で、虫歯の治療に似ています。

    痛みが出てから歯医者に行くと大がかりな治療が必要になるのと同じように、脱毛も放置するほど対応が複雑になりがちです。

    とくに毛包の瘢痕化は不可逆的な変化であり、一度完全に瘢痕化してしまうと、薬物治療だけでは対処できなくなります。

    また、AGA・FAGAが併発している場合、治療開始が遅れるほど毛包の縮小(ミニチュア化)が進行し、回復に必要な時間と費用が増大する傾向があります。

    AGAの治療に関しても、「未治療の男性型脱毛症は進行性に悪化する」ことが研究で示されており、早期介入の重要性が強調されています。

    参考:Androgenetic Alopecia: a Review and Emerging Treatments

    ちなみに、AGAクリニックの多くはオンライン診療にも対応しているため、仕事が忙しくて通院が難しいという方でも、自宅から相談することが可能です。

    「行動するかしないか」で悩んでいる時間そのものがもったいないと言えます。

    少しでも気になることがあれば、まずは一度、AGAクリニックに相談してみてください。

    まとめ:たんこぶの後に髪の毛が抜けた場合はAGAクリニックに相談しよう

    記事のポイントのまとめです。

    ここまでの内容を振り返ると、たんこぶによる脱毛には大きく分けて2つの理由があることがわかります。

    一つ目は、毛包が生きている休止期脱毛タイプで、適切な時間が経てば自然に回復する可能性が高いケースです。

    二つ目は、毛包が瘢痕化してしまい、自然な発毛が見込めないケースです。

    どちらのシナリオに当てはまるかは、頭皮の外見だけでは判断が困難であり、専門的な検査が必要です。

    さらに、たんこぶをきっかけに潜在的なAGA・FAGAが顕在化するケースもあるため、「ただの怪我による一時的な抜け毛」と決めつけるのは危険です。

    繰り返しますが、毛包が生きているうちに行動を起こすかどうかが、回復の成否を大きく左右します。

    AGAクリニックへの相談は「治療を受ける」ことがゴールではなく、「自分の頭皮と髪の現状を正しく知る」ことが最大の目的です。

    正確な情報を得た上で、治療をするもしないも自分で選択できる。

    female-doctor-smiling
    エジエ 先生

    その状態を作ることが、まず何よりも大切なことです。

    たんこぶができた後の脱毛に悩んでいる方は、ぜひ一度、AGAクリニックで相談してみてください。

    男性も女性も、早めに動くことが、髪の未来を守る第一歩になります。