
ヘアアイロンの使用後に髪の毛が抜けたように感じる主な原因は、高温による毛髪ケラチンの変性と、プレートで髪を挟んで引っ張ることによる物理的な負荷の2つです。
200℃以上の高温はケラチンのαヘリックス構造を不可逆的に変化させ、毛髪を脆弱にします。
多くの場合、毛根から抜けているのではなく、ダメージを受けた部分が途中で折れる「切れ毛」が大量に発生している状態です。
あなたの抜け毛は、本当に自然な抜け毛でしょうか?
頭皮の状態が、以下のイラストに当てはまる場合、あなたはAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の可能性があります。


その場合、気にしている今も進行しています。
正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。

ただし、AGA・FAGAは原因が解明されているので、今日から正しい治療をスタートすれば改善する可能性が十分あります。
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- ヘアアイロンの高温がケラチンを変性させ、切れ毛や枝毛の原因に
- 濡れた髪へのアイロン使用は「バブルヘア」を引き起こす危険な行為
- アイロンのダメージだと思っていた抜け毛がAGA・FAGAの初期症状である可能性
- 温度180℃以下・ヒートプロテクト剤の使用・早めのAGAクリニック相談が重要
ヘアアイロンで髪の毛が抜ける主な原因
実際、インドの皮膚科クリニックで94名の女性を対象に行われた研究があります。
ヘアアイロンやブロードライなどの熱を使ったヘアスタイリングを過去6ヶ月以内に行った女性のうち、89%の髪に、顕微鏡でしか見えないレベルの損傷が確認されました。
具体的には、毛髪内部に気泡ができる「バブルヘア」、毛先がほつれるように裂ける「フレイング」、熱で髪の色素が変質する「ピグメント変化」などです。
一方、熱スタイリングをしていない女性では、同様の変化が見られたのは27%にとどまりました。
統計的にも、熱スタイリングを行った女性は行っていない女性と比べて、こうした毛髪損傷が起こるリスクが約22倍高いという結果が出ています。
参考:Hair Styling Procedures and Hair Morphology: A Clinico-Microscopic Comparison Study
ヘアアイロンを使ったときに髪が抜ける原因は、ひとつだけではありません。
熱によるタンパク質の変性、物理的な引っ張りによる負荷、そして頭皮環境の悪化など、いくつかの要因が複合的にからみ合っています。
ここでは、代表的な原因をひとつずつ見ていきましょう。
高温による毛髪ケラチンの変性と破壊

髪の毛の約85%は、ケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。
ケラチンは通常、αヘリックスという安定したらせん構造をとっていますが、ヘアアイロンなどの高温にさらされると、この構造が壊れてβシートという弱い構造へと変化してしまいます。
なぜこれが問題になるかというと、βシートに変わったケラチンは弾力性を失い、もろく折れやすくなるためです。
見た目には「髪が抜けた」ように見えても、実は根元から抜けたのではなく、途中で切れてしまっている(切れ毛)ケースが多いのはこのためです。
ブラジルのサンパウロ大学が実施した研究では、ヘアアイロン(フラットアイロン)を使用した場合、アジア人の毛髪はコーカサス系の毛髪と比較して、タンパク質の流出量が有意に多いことが報告されています。
つまり、アジア人の髪は熱ダメージによるタンパク質損失を受けやすい傾向にあるということです。
参考:Heat-damaged evaluation of virgin hair

また、国際的な化粧品科学の研究でも、200℃以上のフラットアイロンを繰り返し使用すると、毛髪ケラチンが顕著に劣化し、水分の再吸収能力や保持能力が低下すること、さらにコーミング時の切れ毛が大幅に増加することが確認されています。
こう考えると、ヘアアイロンの温度設定がいかに重要かが理解できるのではないでしょうか。
一般的に、180℃(約356°F)以下であれば深刻なケラチン変性は起こりにくいとされていますが、200℃を超えるとダメージのリスクは急激に高まります。
220℃(約428°F)では髪が溶け始めるという報告もあり、日常的に高温設定で使用している方は注意が必要です。
バブルヘア(気泡毛)が発生する仕組み

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「バブルヘア」とは、熱ダメージによって毛髪内部に気泡のような空洞ができてしまう現象です。
これは、ヘアアイロンの過度な熱によって毛髪内部の水分が急激に蒸発し、その蒸気圧が毛髪内にバブル(気泡)を形成することで起こります。
バブルが発生した部分は構造的に非常にもろくなり、わずかな力で折れたり切れたりしてしまいます。
実際に、中国の症例報告でも、高温の加熱環境下で男性の毛髪にバブルヘアが確認された事例が報告されています。
ヘアアイロンだけでなく、過度な熱であればドライヤーや暖房器具でも同様の現象が起こり得るとされています。
参考:Bubble Hair Deformity Induced by Bathroom Heating Lamp
特に濡れた髪にヘアアイロンを当てる行為は、バブルヘアを引き起こすリスクが高まります。
濡れた状態では毛髪内部の水分量が多いため、高温を加えると急激に水蒸気が発生し、気泡ができやすくなるのです。
「時間がないから乾かさずにアイロンをかけてしまう」という方は、このリスクをぜひ認識しておいてください。
牽引性脱毛症(トラクション・アロペシア)との関係


ヘアアイロンそのものの熱だけでなく、アイロンで髪を挟んで引っ張る動作が脱毛につながる可能性もあります。
牽引性脱毛症とは、髪を継続的に強く引っ張ることで毛根に負荷がかかり、やがて毛が抜けてしまう脱毛症のことです。
きつく結んだポニーテールや編み込みが原因として有名ですが、ヘアアイロンで繰り返し髪を引っ張りながらプレスする行為も、同様の牽引ストレスを毛根に与えます。
特に注意が必要なのは、前髪やこめかみ周辺、生え際といった毛が細い部分。
これらの部位はもともと毛根がデリケートなため、強い力で引っ張られると抜けやすくなります。
ただし、牽引性脱毛症は早い段階であれば回復の可能性がある脱毛症。
髪を引っ張る習慣をやめれば、毛包がまだ生きている限り、再び髪が生えてくることが期待できます。
逆に、長期間にわたって強い牽引が続くと、毛包が瘢痕化(はんこんか)してしまい、永久的に髪が生えなくなるリスクがあります。
参考:Traction alopecia: the root of the problem
だからこそ、ヘアアイロンを使うときは根元付近を強く挟みすぎないこと、そして何度も同じ箇所をプレスしないことが大切になります。
キューティクルの剥離とそれに伴う切れ毛・枝毛

キューティクルとは、毛髪の最も外側を覆っているうろこ状の保護層。
ヘアアイロンの熱によってキューティクルが損傷すると、内部のコルテックス(毛皮質)がむき出しになります。
この状態の髪は、水分を保持する力が著しく低下し、パサついてもろくなります。
結果として、ブラッシングやシャンプーのときに簡単に切れてしまったり、枝毛が大量に発生したりするのです。

アジア人の毛髪に関する研究レビューによると、アジア人の毛髪はキューティクル層がコーカサス系やアフリカ系と比較して厚く、層の数も多い特徴があります。
ただし、一度ストレスを受けるとキューティクルが大きな断片ごと剥がれ落ちるという性質もあり、ダメージが目に見える形で現れやすい傾向にあります。
参考:Asian Hair: A Review of Structures, Properties, and Distinctive Disorders
ちなみに、キューティクルは一度完全に剥がれると自然には再生しません。
トリートメントなどで一時的にコーティングすることはできますが、元通りの健康な状態に戻すことは難しいです。
そのため、「傷んでから直す」よりも「傷めないようにする」という予防的な発想がとても重要になります。
頭皮への熱ダメージと毛根への影響

ヘアアイロンの影響は髪だけにとどまりません。
根元付近にアイロンを当てるとき、プレートが頭皮に直接あるいは間接的に触れることで、頭皮にもダメージが及ぶ可能性があります。
頭皮が繰り返し高温にさらされると、軽度のやけど(低温やけどを含む)が起こり、毛根周辺の組織が炎症を起こすことがあります。
炎症が慢性化すると、毛包の機能が低下し、髪の成長サイクル(ヘアサイクル*1)に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

毛髪には成長期(アナゲン)→退行期(カタゲン)→休止期(テロゲン)という一定のサイクルがあり、通常は成長期が2~6年ほど続きます。
しかし、頭皮への持続的なストレスや炎症によって成長期が短縮されると、髪が十分に成長しないまま休止期に入り、やがて抜け落ちてしまいます。
このメカニズムは「休止期脱毛(テロゲン・エフルビウム)」と呼ばれ、身体的・精神的ストレスによって多数の毛包が一斉に休止期へ移行し、数ヶ月後にまとまった抜け毛が発生する現象。
ヘアアイロンの熱が直接テロゲン・エフルビウムを引き起こすという明確なエビデンスはまだ限られていますが、頭皮環境を慢性的に悪化させる要因のひとつになり得ることは理解しておくべきでしょう。
もっと言えば、頭皮のやけどが軽度であっても、繰り返しの蓄積によって毛根が弱まっていくケースは珍しくありません。
自分では気づかないうちに頭皮が赤くなっている、ヒリヒリ感があるといった場合は、使用方法を見直すサインだと捉えてください。
ヘアアイロンの使い方で変わるダメージの程度

同じヘアアイロンを使っていても、使い方ひとつでダメージの大きさはまったく異なります。
ここでは、ダメージを左右する主なポイントを確認しておきましょう。
まず温度設定についてです。
多くのヘアアイロンは最高温度が200℃以上に設定できるようになっていますが、毛髪研究の専門家は180℃を超えない温度での使用を推奨しています。
230℃以上ではケラチンの変性温度(デナチュレーション・ポイント)に達するため、タンパク質構造が不可逆的に変化するリスクが非常に高まります。
次に、プレスの回数と時間。
同じ毛束に対して何度もアイロンを通す行為は、ダメージを飛躍的に増大させます。
理想的には1回のスライドで済ませ、どうしても形がつかない場合でも2回までにとどめることが望ましいとされています。
さらに、髪の状態も重要な要素。
濡れた髪や半乾きの髪にアイロンを当てると、前述のバブルヘアの項目でも触れたように、毛髪内部で水蒸気爆発が起きやすくなります。
必ず完全に乾かしてからアイロンを使用するようにしましょう。

加えて、ヘアアイロンの素材やコーティングの品質もダメージに影響します。
セラミックコーティングやチタンプレートは比較的均一に熱を伝えるため、局所的な過加熱が起きにくいとされていますが、安価な製品の中にはプレート面の温度にムラがあり、一部分だけ極端に高温になるものも存在します。
これらの要因をひとつずつ意識するだけでも、ヘアアイロンによるダメージはかなり軽減できるはずです。
カラーリングやパーマとの併用リスク

ヘアアイロンのダメージをさらに深刻にするのが、ヘアカラーやパーマとの併用です。
カラーリングやパーマは、毛髪内部の結合構造に化学的な変化を加える施術。
ブリーチであればメラニン色素を分解するために強い酸化剤を使いますし、パーマではジスルフィド結合を切断・再結合させます。

こうした化学処理を受けた髪は、もともとの構造が弱まっている状態にあります。
その弱まった状態の髪にヘアアイロンの高温を加えると、ダメージが相乗的に増幅してしまうのです。
化学処理を受けていない健康な髪(バージンヘア)と比較して、化学処理済みの髪はケラチンの変性が起こりやすく、切れ毛のリスクも格段に高まります。
一方で、「カラーもパーマもアイロンもすべてやめなければいけない」と極端に考える必要はありません。

重要なのは、複数の施術を同時期に重ねないこと、そして各施術の間に十分な回復期間を設けることです。
例えば、カラーリングをした直後の1~2週間はヘアアイロンの使用を控える、パーマ施術後はしばらく低温設定で使用する、といった工夫を取り入れるだけで、ダメージの蓄積をある程度抑えることができます。
毎日の使用頻度と抜け毛の関連性

「毎日ヘアアイロンを使っているけれど、どのくらいの頻度なら安全なの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。
結論から言えば、使用頻度が高ければ高いほど、毛髪へのダメージは蓄積します。
毎日使用している場合と週に1~2回の使用では、髪の状態に明確な差が出てくるのは当然のことです。

とはいえ、毎日使う場合でも、温度設定を160℃前後にとどめ、ヒートプロテクト剤を使用し、1回のスライドで仕上げるようにすれば、深刻なダメージを避けられる可能性はあります。
問題は、高温設定で毎日何度もプレスし、保護剤も塗布しないという使い方が習慣化してしまっている場合です。
こうした使い方を長期間続けた場合、髪全体のボリュームが明らかに減ったように感じることがあります。
これは毛が根元から「抜けた」のではなく、大量の切れ毛や枝毛によって毛髪の長さや太さが失われている状態であることが多いです。
ただし、注意しておきたいのは、ヘアアイロンによるダメージと、AGA*2(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)による脱毛が同時に進行しているケースも存在するという点。
ヘアアイロンのダメージだけが原因だと思い込んでいると、背景にある脱毛症を見逃してしまうおそれがあります。
このあたりについては、次の項目で詳しく触れていきます。
ヘアアイロンによる抜け毛とAGA・FAGAの見分け方
ヘアアイロンを使うたびに抜け毛が気になるとき、それが「アイロンによるダメージ」なのか、それとも「AGA・FAGAなどの脱毛症」なのかを正しく見極めることは非常に大切です。
両者は症状が似ている部分もありますが、原因と対処法はまったく異なります。
ここでは、それぞれの特徴と見分けるためのポイントを解説します。
「切れ毛」と「抜け毛」の違い

まず基本的な知識として、切れ毛と抜け毛の違いを確認しておきましょう。
切れ毛は、毛幹(毛髪のシャフト部分)が途中で折れたり裂けたりして生じるものです。
切れた髪を観察すると、毛根部(白い球状の部分)がなく、先端が不自然に途切れた形状をしています。
ヘアアイロンの熱ダメージで生じるのは、主にこちらの切れ毛です。
一方、抜け毛は毛根ごと毛包から脱落した髪のことを指します。
抜けた髪を見ると、根元に小さな白い塊(毛球)が付着しているのが特徴。
1日に50~100本程度の抜け毛は正常な範囲とされていますが、それを大幅に超える場合は何らかの脱毛症が疑われます。
つまり、洗面台や枕に落ちている髪の根元をチェックすることで、ある程度の判断ができるということです。
毛球がない短い切れ端が多い場合はアイロンダメージの可能性が高く、毛球がついた長い毛が大量に抜けている場合は脱毛症の可能性を考えたほうがよいでしょう。
AGA(男性型脱毛症)の特徴と進行パターン

AGA(男性型脱毛症)は、男性において最も一般的な脱毛症です。
AGAの発症には、男性ホルモンであるテストステロン*3が酵素(5αリダクターゼ*4)によって変換されるジヒドロテストステロン(DHT)が深く関わっています。
DHTが毛乳頭の受容体と結合すると、毛髪の成長期が短縮され、髪が十分に育たないまま細く短い毛に置き換わっていきます。
これが「軟毛化」と呼ばれるAGA特有の現象です。
アジア人男性におけるAGAの有病率に関する研究によれば、韓国人男性全年齢でのAGA有病率(ノーウッド分類III以上)は14.1%、中国人男性では19.9%と報告されています。
年齢が上がるとともに有病率は上昇し、60代以降では欧米人に近い割合に達するケースもあります。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian
AGAの進行パターンにはいくつかの特徴があります。
- 生え際(前頭部)が後退するM字型パターン
- 頭頂部(つむじ周辺)から薄くなるO字型パターン
- M字型とO字型が同時に進行する複合パターン
ヘアアイロンのダメージは髪全体に均一に現れやすいのに対して、AGAは生え際や頭頂部といった特定の部位に集中する傾向があります。
もし特定部位の薄毛が目立つようであれば、それはアイロンのダメージではなくAGAの可能性を疑うべきサインです。
FAGA(女性男性型脱毛症)の特徴


女性の薄毛にも、男性ホルモンの影響を受けるタイプがあります。
FAGA(女性男性型脱毛症)は、女性におけるホルモン関連の脱毛症です。
FAGAの進行パターンは、男性のAGAとは異なり、生え際は比較的保たれたまま、頭頂部を中心に分け目が広がるように薄くなっていくのが典型的。
Ludwig分類でType I~IIIに段階分けされますが、多くの女性はType I(軽度~中等度のびまん性の薄毛)で気づき始めます。
韓国人女性を対象とした調査では、全年齢でのFAGAの有病率は5.6%とされ、加齢とともに増加し、70歳以上では24.7%に達するとの報告があります。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian
ヘアアイロンを長年使ってきた女性が「最近、分け目が広がってきた」「頭頂部のボリュームが減った」と感じた場合、それがアイロンのダメージなのかFAGAなのかを自分だけで判断するのは正直なところ難しいです。
なぜならば、ヘアアイロンの頻繁な使用で髪が細くなったように感じる状態と、FAGAによって実際に軟毛化が進んでいる状態は、見た目がよく似ているからです。
しかし、原因がFAGAであれば、アイロンの使い方を改善しただけでは薄毛の進行は止まりません。
もしかしたら「アイロンのせいだ」と思い込んでいたものが、実はFAGAだったというケースもあり得ます。
少しでも気になる変化を感じたら、なるべく早い段階でAGAクリニックに相談することをおすすめします。
ヘアアイロンのダメージだけでは説明がつかないサイン

以下のような症状がある場合、ヘアアイロンのダメージ以外の原因を疑ったほうがよい可能性があります。
- 特定の部位(生え際、頭頂部、分け目)だけが薄くなっている
- ヘアアイロンの使用をしばらくやめても抜け毛が減らない
- 抜けた髪の根元に毛球がついている(毛根ごと抜けている)
- 細く短い毛(軟毛)の割合が増えている
- 家族にAGAやFAGAの人がいる
特に家族歴は重要な手がかりです。
AGAやFAGAには遺伝的要素が強く、父親や母親、祖父母に薄毛の方がいる場合、リスクは高まります。
韓国で行われた研究では、AGA患者の48.5%(男性)および45.2%(女性)に家族歴があったと報告されています。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian
これらのサインに複数当てはまるようであれば、単なるアイロンダメージだけの問題ではない可能性が出てきます。
「様子を見よう」「もう少しアイロンの使い方を変えてみよう」と対応を先延ばしにするよりも、まずAGAクリニックで専門的な診断を受けることが最善の選択です。
AGAクリニックでは、マイクロスコープによる頭皮・毛髪の観察や、血液検査によるホルモン値の確認など、専門的な検査が可能。
ヘアアイロンの使い方を見直すべきなのか、それとも医療的なアプローチが必要なのかを正確に判断できるのは、専門の医療機関だけです。
AGAやFAGAは早期発見・早期対処が大切

AGA・FAGAの大きな特徴は「進行性」であるという点。
つまり、対処しなければ薄毛は確実に進行していきます。
ヘアアイロンの使用をやめたり使い方を改善したりすることで良くなる範囲の髪のダメージと、AGAクリニックでの専門的な対処が必要な脱毛症とでは、対応のスピード感がまったく違います。
AGAやFAGAの治療には、ミノキシジル*5(外用薬)やフィナステリド*6・デュタステリド*7(男性向け内服薬)、スピロノラクトン*8(女性向け内服薬)など、医学的なエビデンスに基づいた治療法が存在します。

いずれも早期であればあるほど、治療効果が期待しやすいとされています。
「まだ大丈夫」「気のせいかもしれない」と思っている間にも進行が進んでしまうのがAGA・FAGAの厄介なところです。
繰り返しますが、少しでも「ヘアアイロンのせいだけではないかもしれない」と感じたら、早めにAGAクリニックへ足を運んでみてください。
なお、AGAクリニックへの相談は、治療をすぐに始めなければならないということではありません。
まずは現状の頭皮・毛髪の状態を専門家に診てもらい、必要に応じて治療の選択肢を検討する、というスタンスで問題ありません。

多くのAGAクリニックでは無料カウンセリングを実施しているため、気軽に相談できる環境が整っています。
ヘアアイロンで髪の毛が抜けるのを防ぐために知っておきたいこと
ここまでの内容で、ヘアアイロンによる髪の毛のダメージや、AGA・FAGAとの関連について理解が深まったかと思います。
最後に、ヘアアイロンを安全に使い続けるためのポイントと、髪の毛の異変に気づいたときにどう行動すべきかについてまとめます。
適切な温度設定の目安


ヘアアイロンの温度設定に関しては、髪質や髪の状態によって最適な温度が異なります。
以下を目安にしてみてください。
- 細い髪・ダメージ毛・カラーやパーマ処理済みの髪:150~160℃
- 普通の太さの健康な髪:160~180℃
- 太くてかたい髪:180℃前後(ただし200℃は超えないように)
多くの市販ヘアアイロンが230℃まで設定可能になっていますが、日常的なスタイリングで230℃が必要になることはほとんどありません。

もし低温では思うようにスタイリングできない場合は、温度を上げるのではなく、毛束を少量ずつ取ってアイロンを通すようにすると、低温でもしっかりと形がつきやすくなります。
使用前のヒートプロテクトの重要性

ヘアアイロンを使う前に、ヒートプロテクト剤(洗い流さないトリートメントやスプレー)を塗布することは、髪の保護において非常に効果的です。
ヒートプロテクト剤は、毛髪表面にコーティング層を形成し、アイロンの熱が直接ケラチンに伝わるのを緩和する役割を果たします。
前述のフラットアイロンの研究でも、特定のポリマーを事前に塗布した毛髪は、無処理の毛髪と比較してケラチンの変性が有意に抑えられ、切れ毛も大幅に減少したことが報告されています。
ヒートプロテクト剤を選ぶ際は、「耐熱温度」が明記されているものを選ぶとよいでしょう。
製品によって耐熱性能は異なり、180℃対応のものもあれば230℃対応のものもあります。
自分が使用するアイロンの温度設定に合ったものを選んでください。
ただし、ヒートプロテクト剤を使えば何をしてもよいということではありません。
あくまでダメージを「軽減」するものであり、「完全に防ぐ」ものではないことは覚えておいてください。
髪を完全に乾かしてから使用する


何度か触れてきましたが、濡れた状態や半乾きの状態でヘアアイロンを使用することは、最もやってはいけない行為のひとつです。
濡れた毛髪は乾いた毛髪と比較して引っ張り強度が低下しており、熱による変性も起こりやすくなっています。
加えて、バブルヘアの形成リスクが大幅に上がります。
朝の準備で時間がないときは、つい生乾きのままアイロンを使いたくなるかもしれません。
しかし、それが積み重なると、数ヶ月後、数年後に大きな差となって現れてきます。
しっかりとドライヤーで根元から乾かしてからアイロンを使う、この一手間を惜しまないことが、長い目で見たときの髪の健康を守る基本中の基本です。
プレスの回数とスピードを意識する

同じ毛束に何度もアイロンを通す行為は、ダメージの蓄積を加速させます。
理想は1回のスライドで仕上げることです。

実際には、1回で完璧に仕上がらないこともあるでしょう。
その場合でも、2回を上限にすることを心がけてください。
3回、4回と繰り返すと、たとえ適切な温度設定でもケラチンへのダメージが無視できないレベルに達する可能性があります。
また、スライドするスピードも重要。
ゆっくり通すほど一箇所に熱が加わる時間が長くなり、ダメージも大きくなります。
かといって速すぎるとスタイリング効果が薄れるため、「適度なスピードで1回」を意識してみてください。
根元ギリギリを挟まないようにする

ヘアアイロンで根元のすぐ近くを挟むと、毛根への牽引ストレスが増大するだけでなく、頭皮にプレートが触れてやけどを起こすリスクも高まります。
根元からしっかりストレートにしたい気持ちは理解できますが、安全のためには頭皮から最低でも1~2cm程度の間隔を空けてプレスするのが望ましいです。
特に男性でショートヘアの場合は、髪が短い分だけプレートが頭皮に近づきやすいため、より一層の注意が必要。
短い髪をアイロンで整える場合は、細いプレートのアイロンを使うか、コームを併用して頭皮との距離を確保するなどの工夫をしてみてください。
定期的にアイロンを使わない日を設ける

毎日ヘアアイロンを使っている方は、週に1~2日でも「ノーアイロンデー」を設けることを検討してみてください。
髪は適切な環境が整えば、ある程度は自己修復(タンパク質の補充など)を行いながらヘアサイクルを維持していきます。
毎日のように高温にさらされ続けると、この回復のプロセスが追いつかなくなり、ダメージが蓄積する一方になってしまいます。
もちろん、仕事や学校などでヘアスタイルを整える必要がある場合は、毎日まったく使わないというのは現実的ではないかもしれません。
その場合は、休日だけでもアイロンを使わずに過ごす、あるいは温度設定をいつもより20~30℃低くするなど、小さな工夫から始めてみてください。
まとめ:ヘアアイロンで髪の毛が抜けるのが気になったらAGAクリニックへ
記事のポイントのまとめです。

ここまで、ヘアアイロンによる髪のダメージや抜け毛のメカニズム、そしてAGA・FAGAとの関連性について解説してきました。
最もお伝えしたいのは、「ヘアアイロンの使い方を見直すだけで解決できる問題なのか、それとも医療的なアプローチが必要な脱毛症なのかを、自己判断だけで見極めるのは非常に難しい」ということです。
特に以下に当てはまる場合は、AGAクリニックでの相談をおすすめします。
- ヘアアイロンの使用頻度を減らしたり温度を下げたりしても抜け毛が改善しない
- 生え際や頭頂部、分け目など特定の部位の薄毛が進行している
- 髪の毛が以前より細く、コシがなくなった気がする
- 家族(父母・祖父母)に薄毛の人がいる
- 20代~30代にもかかわらず薄毛の進行を感じる
AGAやFAGAは、早期に対処するほど選択肢が広がり、治療の効果も期待しやすくなります。
逆に、進行が進んでからでは改善が困難になる場合もあります。
「たかがヘアアイロンのダメージ」と思っていた抜け毛の裏に、AGA・FAGAが隠れていることは珍しくありません。

なるべく早めに一度、AGAクリニックで専門家に相談してみることが、不安を解消する最短ルートになるはずです。
多くのAGAクリニックでは、オンラインでのカウンセリングにも対応しており、自宅にいながら専門家の意見を聞くことも可能。
「クリニックに行くのはちょっとハードルが高い」と感じる方は、まずオンラインカウンセリングから始めてみるのもひとつの選択肢です。
















































































































































































































