
高熱のあとに髪の毛が大量に抜ける現象は、医学的に「休止期脱毛症(テロジェン・エフルビウム)」と呼ばれ、珍しいことではありません。
発熱時に体内で放出されるサイトカインが毛包の細胞にアポトーシス(細胞死)を引き起こし、成長期の毛髪が一斉に休止期へ移行することが原因です。
通常は高熱から2〜3ヶ月後に抜け毛が始まり、3〜6ヶ月程度で脱毛が収まって新たな毛の成長が再開します。
参考:Telogen Effluvium: A Review
ただし、抜け毛が長期間続く場合やボリュームの回復が見られない場合は、AGA・FAGAなど別の脱毛症が合併している可能性があるため、早めにAGAクリニックでの相談をおすすめします。

あなたの抜け毛は、本当に自然な抜け毛でしょうか?
まず、ご自身の抜け毛を以下の実寸の線と比べてみてください。
(0.12mm)
(0.08mm)
(0.06mm)
(0.04mm)
続いて、頭皮の状態が以下のイラストのいずれかに当てはまる場合、あなたはAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)の可能性があります。


AGA・FAGAは、残念ながら自然に治ることがなく今も進行し続けています。
正しい対策をしなければ、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛がさらに目立ってきます。

ただし、AGA・FAGAは原因が解明されているので、今日から正しい治療をスタートすれば改善する可能性が十分あります。
「自分の抜け毛が正常なのか気になる」という方は、まず専門の医師に相談してみてください。
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- 高熱後の抜け毛は「休止期脱毛症」と呼ばれ、発熱から2〜3ヶ月後に発症する一時的な現象
- サイトカインが毛包の細胞にダメージを与え、成長期の髪が一斉に休止期へ移行することが原因
- 回復には半年〜1年半かかることもあり、AGA・FAGAの合併に注意が必要
- 抜け毛が気になったら自己判断で放置せず、早めにAGAクリニックで専門的な診断を受けることが重要
高熱のあとに髪の毛が抜ける原因
実は、高熱をともなう感染症のあとに髪の毛が大量に抜けるのは珍しいことではありません。
医学的には「休止期脱毛症(テロジェン・エフルビウム)」と呼ばれる現象で、男性にも女性にも起こりえます。
まずは、なぜ高熱を出したあとに髪の毛が抜けてしまうのか、根本的な原因から見ていきましょう。
結論としては、発熱によるサイトカイン放出が毛包のケラチノサイトにアポトーシス(細胞死)を引き起こし、成長期の髪が一斉に休止期へ移行してしまうことが主な原因です。
参考:Telogen Effluvium: A Review
ヘアサイクルの基本と休止期脱毛症の関係

髪の毛には「ヘアサイクル*1(毛周期)」と呼ばれる成長のリズムがあります。

大きく分けると、成長期(アナジェン期)、退行期(カタジェン期)、休止期(テロジェン期)の3つのフェーズをくり返しています。
健康な頭皮では、全体の約85〜90%の毛髪が成長期にあり、残りの5〜10%が休止期にあるとされています。
1日あたり100〜150本ほどの髪が自然に抜けるのは正常な生理現象であり、抜けた分だけ新しい毛がまた生えてくるため、通常は目立った薄毛にはつながりません。
ところが、高熱などの身体的ストレスが加わると、成長期にいるはずの毛包が急速に退行期へ入り、そのまま休止期に移行してしまいます。
これが「休止期脱毛症(テロジェン・エフルビウム、以下TE)」と呼ばれる状態です。

TEの特徴は、原因となるイベント(この場合は高熱)から約2〜3ヶ月のタイムラグを経て、一気に抜け毛が増える点にあります。
つまり、熱が下がった直後ではなく、体調が回復してしばらく経ってから髪が抜け始めるため、多くの人が原因に気づかないまま不安を抱えてしまいます。
言ってしまえば、髪の毛は体の変化に対して”遅れて反応する”器官なのです。
インフルエンザやコロナウイルスと脱毛の関係

インフルエンザで40度近い高熱が出た経験がある方は多いでしょう。
このような高熱状態では、体内で炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-1β、IL-6、インターフェロンγなど)が大量に放出されます。
サイトカインは本来、ウイルスと戦うために必要な物質。
しかし、同時に毛包のケラチノサイト(髪をつくる細胞)に対してアポトーシス(プログラムされた細胞死)を引き起こし、毛包が退行期に入ってしまうことが研究で確認されています。
参考:Interferon-gamma is a potent inducer of catagen-like changes in cultured human anagen hair follicles
もっと言えば、インターフェロンγは毛包の成長を強力に阻害するサイトカインであり、培養実験において投与からわずか4日で成長期の毛包に退行期様の変化を引き起こしたという報告もあります。
高熱時に大量放出されるこうしたサイトカインが、髪の毛に直接ダメージを与えているわけです。
こうした現象は、インフルエンザだけに限りません。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でも、TEは広く報告されています。
198名のCOVID-19入院患者を対象にした横断研究では、48名(約24.2%)にTEが確認されました。
参考:Prevalence of telogen effluvium hair loss in COVID-19 patients and its risk factors
また、COVID-19パンデミック前後のTEの有病率を比較したシステマティックレビューおよびモデリング研究によると、パンデミック後のTEの世界的有病率は約5.41%と推計され、パンデミック前の約3.44%から大幅に増加しました。
とりわけ東アジアではパンデミック後の推定有病率が約11.11%と、世界でもっとも高い数値を示しています。
このため、インフルエンザやコロナのような高熱をともなう感染症にかかった場合、数ヶ月後に抜け毛が増えるリスクがあることは、知っておいて損はないでしょう。
高熱以外で休止期脱毛症を引き起こす要因

TEの引き金になるのは高熱だけではありません。
たとえば次のような状況も、ヘアサイクルの乱れを引き起こしえます。
- 大きな外科手術や全身麻酔による身体的ストレス
- 出産後のホルモンバランスの急激な変化(産後脱毛)
- 極端なダイエットや栄養不足(とくに鉄分、亜鉛、タンパク質の不足)
- 精神的に強いストレスを受けた場合(大切な人の喪失、職場環境の激変など)
- 甲状腺機能の異常(甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症)
- 一部の薬剤(抗凝固薬、β遮断薬、レチノイドなど)の副作用
参考:Telogen Effluvium: A Review
こう考えると、TEとは「体が大きなストレスを受けたときに起こる一種のアラームサイン」ともいえます。
高熱の場合はとくに、サイトカインによる直接的な毛包へのダメージと、全身の消耗による間接的な影響の両方が重なるため、抜け毛の量が目立ちやすくなります。
ちなみに、TEによる脱毛は通常、頭皮全体からびまん性(均一に広がる形)で起こるのが特徴。
額の生え際だけが後退するとか、頭頂部だけが薄くなるといったパターンとは異なります。
もし特定の部位だけに偏った薄毛が起きている場合は、AGA*2やFAGAなど別の脱毛症を疑う必要があるかもしれません。
男性と女性で症状に違いはあるのか

TEは性別を問わず発症しますが、臨床的に受診するのは女性のほうが多い傾向にあります。
これは女性のほうが髪のボリュームや見た目の変化に敏感であること、また長い髪の場合に抜け毛が目につきやすいことが理由として挙げられます。
ただし、男性にもTEは当然起こります。
男性の場合に注意したいのは、もともとAGA(男性型脱毛症)が潜在的に進行しているケース。
高熱後のTEによる抜け毛がきっかけとなって、進行していたAGAが表面化することがあります。
TEは本来、一時的な脱毛であるため回復が期待できますが、AGAが合併している場合、TE部分の髪は戻ってもAGA部分の薄毛は残り続けます。

一方、女性の場合も同様にFAGA(女性男性型脱毛症)が潜んでいるケースがあります。
女性は更年期に差しかかるころからホルモンバランスが変化しやすく、FAGAのリスクが上がる時期と高熱によるTEが重なることもあり得ます。
このため、抜け毛がなかなか治まらないと感じたら、男性も女性も、TEだけでなくAGA・FAGAの可能性を視野に入れて早めにAGAクリニックで診てもらうことが重要です。
「一時的」と安心しすぎることのリスク

TEは基本的に一時的な脱毛であり、原因が取り除かれればヘアサイクルは元に戻るとされています。
脱毛の持続期間は通常3〜6ヶ月程度で、その後に新しい毛の成長が始まります。
見た目にわかるほどの回復には、さらに数ヶ月を要することもあります。
参考:Telogen Effluvium: A Review
しかし、ここで注意してほしいのが「TEは一時的だから、放っておけば治る」という考え方だけに頼るリスクです。
なぜならば、TEが慢性化するケース(6ヶ月以上続く慢性休止期脱毛症)も存在するからです。
とくに繰り返し感染症にかかったり、長期的なストレスが続いたりすると、ヘアサイクルの正常化がなかなか追いつかず、慢性化する可能性があります。
また、前述の通り、TEが引き金となってAGAやFAGAが顕在化するパターンもあります。
抜け毛が減ったあとに「なんとなくボリュームが戻らない」と感じる場合は、AGA・FAGAが合併している可能性を疑ったほうがよいでしょう。
だからこそ、「高熱のあとだから一時的だろう」と自己判断するのではなく、早い段階でAGAクリニックに相談し、専門の医師に毛髪・頭皮の状態を診てもらうことをおすすめします。
熱で髪の毛が抜けたときの具体的な対処法とAGA・FAGA治療
ここからは、高熱後に抜け毛が増えたときに「具体的に何をすればいいのか」を解説します。
TE自体は基本的に時間とともに改善が見込める脱毛症ですが、適切な対処を知っておくことで、回復を後押しし、慢性化や他の脱毛症との合併を防ぐことにもつながります。
抜け毛が始まったときの初動でやるべきこと


高熱のあと2〜3ヶ月で急に抜け毛が増えた場合、まず大事なのは「冷静になること」です。
TEは一時的な脱毛であり、過度に不安を感じるとストレスが重なり、さらにヘアサイクルを乱すおそれがあります。
ただし、冷静になることと「何もしない」は別の話。
抜け毛が気になったら、早い段階でAGAクリニックを受診してください。

なぜなら、TEなのかAGA・FAGAなのか、あるいは複合的に起きているのかを自分で正確に判断するのは難しいためです。
AGAクリニックでは、マイクロスコープによる毛髪・頭皮の診断や、必要に応じた血液検査(甲状腺機能、血清フェリチン、亜鉛値など)を通じて、脱毛の正確な原因を特定してもらえます。
もちろん、受診までのあいだに自分でできることもあります。
次の見出しから、栄養面や生活習慣の見直しについて詳しくお話しします。
栄養バランスを見直す重要性

高熱をともなう感染症では、体力が大きく消耗します。
回復期には食欲が落ちることも多く、栄養不足がTEを悪化させる一因になりえます。
とくに意識したいのは、以下の栄養素です。
- 鉄分:毛母細胞の分裂にはリボヌクレオチド還元酵素が関与しており、鉄はこの酵素の必須補因子です。鉄欠乏はTEのトリガーとなることが報告されています。レバー、赤身肉、ほうれん草、小松菜などが鉄分の摂取源として有効です。
- 亜鉛:細胞分裂に必要なミネラルで、不足すると毛髪の成長が妨げられます。牡蠣、牛肉、ナッツ類に多く含まれます。
- タンパク質:髪の主成分であるケラチンのもとになるアミノ酸を十分に摂ることが大切です。肉、魚、卵、大豆製品をバランスよく取り入れましょう。
- ビタミンB群・ビタミンD:エネルギー代謝と毛髪の健康維持に関わります。魚類、卵黄、きのこ類などに含まれます。
参考:Telogen Effluvium: A Review
これらの栄養素を意識して摂るのは大切ですが、サプリメントに頼りすぎるのはおすすめしません。
たとえば、ビオチン(ビタミンB7)のサプリメントについては、毛髪への有効性が十分に証明されていないという指摘もあります。

むしろ大切なのは、普段の食事のなかでバランスよくタンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取し、病後の回復を助けることです。
極端なダイエットは厳禁。
体が弱っているときにカロリーを大幅に制限すると、TEを長引かせる原因になりかねません。
質のよい睡眠とストレス管理

精神的ストレスは、TEの引き金にもなりうる重要な因子。

高熱後の体調不良に加え、「髪が抜けるかもしれない」という不安が新たなストレスとなり、悪循環を生むケースが見られます。
このとき意識したいのは、睡眠の質。
成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌され、毛髪の成長にも関わるとされています。
夜更かしや不規則な生活を見直し、決まった時間にしっかり眠れる環境を整えましょう。
また、適度な運動も有効。

ウォーキングや軽いストレッチなど、病後の体力に合わせた運動を無理のない範囲で取り入れると、血行が促進されるだけでなく、ストレスの軽減にもつながります。
逆に言えば、「心配しすぎて眠れない」「抜け毛のことが頭から離れない」という状態が続くのは、心身の回復にとってマイナス。
前述の通り、そうした不安を抱えるなら、AGAクリニックで専門家に相談するのがもっとも建設的な対処法です。
頭皮環境を悪化させないための注意点

抜け毛が増えると、「洗髪するともっと抜けるのではないか」と怖くなってシャンプーの頻度を減らす人がいます。
しかし、これは逆効果です。
シャンプーで抜ける髪は、すでに休止期を終えて自然脱落する準備ができた毛髪。

洗わなくても遅かれ早かれ抜け落ちるものであり、洗髪を控えると頭皮に皮脂が溜まり、かえって頭皮環境が悪化する可能性があります。
適切なシャンプーの目安としては、1日1回のやさしい洗髪が基本。

刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを選び、指の腹で頭皮をマッサージするように洗うとよいでしょう。
爪を立ててゴシゴシ洗うのはNGです。
そして、ドライヤーの使い方にも注意が必要。
高温の熱風を至近距離で当て続けると頭皮にダメージを与えます。
20cmほど離して、温風と冷風を交互に使い分けるのがコツです。
もう一つ気をつけたいのは、カラーリングやパーマ。
髪と頭皮がデリケートな時期には、化学的な処置は極力避けたほうが安心。
少なくとも抜け毛が落ち着くまでの期間は、控えることを検討してみてください。
回復のタイムラインと経過の目安

TEによる抜け毛は、発熱などの原因が解消されてから3〜6ヶ月で脱毛が止まり、その後3〜6ヶ月かけて新しい毛が成長し始めるのが一般的な経過。
目に見えてボリュームが戻ったと感じられるまでには、12〜18ヶ月かかることもあります。
参考:Telogen Effluvium: A Review
ここで理解しておきたいのは、回復にはかなりの時間がかかるという現実。
新しい髪はまず産毛のような細い状態で生え始め、徐々に太く長く育っていきます。
回復途中に「全然生えてこない」と焦ってしまう方が多いのですが、産毛が出ているならヘアサイクルは正常に戻り始めています。
ただし、6ヶ月以上経っても抜け毛がまったく改善しない場合は、慢性TEへの移行やAGA・FAGAとの合併を疑うべきタイミング。
こうした判断を自分で下すのは難しいため、やはり早期にAGAクリニックの受診をおすすめします。
AGA・FAGA治療が必要なケースの見きわめ方

先ほどから繰り返しお伝えしているように、高熱後のTEとAGA・FAGAは併発することがあります。
とくに以下のような特徴が見られる場合は、AGA・FAGAが関わっている可能性が高いといえます。
- 抜け毛が減っても、生え際や頭頂部の髪のボリュームが以前に戻らない
- 家族(父親や祖父、母方の親族)に薄毛の人がいる
- 抜け毛が始まる前から、なんとなく髪が細くなってきたと感じていた
- TEのトリガーとなった出来事から1年以上経っても改善が見られない

AGAはジヒドロテストステロン*3(DHT)というホルモンが毛包を萎縮させることで進行する脱毛症で、治療しなければ基本的に進行し続けます。
FAGAも同様に、ホルモンバランスの変動が影響する進行性の脱毛症です。

アジア人男性におけるAGAの有病率は報告によって差がありますが、韓国での研究では全年齢で男性の14.1%にNorwoodスケールIII以上のAGAが認められ、年代が上がるほど有病率は高まるとされています。
また、中国・上海での7,056名を対象にした調査では、男性のAGA有病率は19.9%、女性のAGA有病率は3.1%と報告されています。
参考:Characteristics of Androgenetic Alopecia in Asian
これらのデータが示すように、AGA・FAGAは決して珍しい疾患ではありません。
高熱後のTEが「気づくきっかけ」となることもあるため、少しでも気になったら早めにAGAクリニックで正確な診断を受けるのが得策です。
AGAクリニックでできること

AGAクリニックを受診すると、以下のような流れで診察が進むのが一般的です。
- 問診:いつから抜け毛が気になっているか、高熱などの既往歴、家族歴、生活習慣などをヒアリングされます。
- 頭皮・毛髪の視診と機器診断:マイクロスコープで頭皮や毛穴の状態、毛髪の太さ・密度を確認し、TEなのかAGA・FAGAなのか、あるいは両方なのかを判断します。
- 必要に応じた血液検査:甲状腺ホルモン、血清フェリチン(貯蔵鉄)、亜鉛などの数値を調べ、栄養不足や内分泌疾患が背景にないかを確認します。
- 治療プランの提案:TEのみであれば経過観察と生活指導が中心になりますが、AGAが確認された場合はフィナステリド*4やデュタステリド*5などの内服薬、ミノキシジル*6の外用薬といった医学的な治療が提案されることがあります。FAGAの場合は女性に適した治療法が選択されます。
ここで大事なのは、AGA・FAGAの治療は早期に始めるほど効果が出やすいという点。
毛包が完全に萎縮してしまう前に対処できれば、より良い改善が期待できます。
「高熱のあとの一時的な抜け毛だろう」と楽観視して長期間放置した結果、実はAGAが着々と進行していたという事態を避けるためにも、気になった段階でAGAクリニックを訪れることが大切です。
AGA・FAGA治療のメリットとデメリット

AGAクリニックでの治療にはメリットもありますが、デメリットや注意点も把握しておくべきです。
まず、メリットとしては以下が挙げられます。
- TEとAGA・FAGAを正確に鑑別してもらえるため、的はずれなケアに時間やお金を費やさずに済む
- AGAと診断された場合、医学的根拠にもとづいた治療を早期に開始でき、進行を食い止められる可能性が高まる
- FAGAの場合も、女性のホルモン状態に合わせた治療法の提案を受けられる
- 定期的な経過観察によって、治療効果を客観的にモニタリングできる

一方、デメリットや注意点としては以下を理解しておきましょう。
- AGA治療薬(フィナステリドなど)は基本的に男性向けであり、女性(とくに妊娠の可能性がある方)は使用できないものがある
- 治療には継続が必要であり、服用を中止すると再び薄毛が進行する場合がある
- 費用は保険適用外(自由診療)であることが多く、毎月一定の費用がかかる
- ミノキシジルの外用初期に一時的な抜け毛の増加(初期脱毛)が起こりうる
- 薬の副作用(性欲減退、勃起機能の変化など)がまれに報告されているため、医師の説明を十分に受けた上で判断する必要がある
これらの理由から、AGAクリニックでのカウンセリングでは、治療のメリットだけでなくリスクや費用面についても率直に質問し、納得した上で治療を始めることが大切です。
熱で髪の毛が抜けることへの不安を解消するために
最後に、高熱後の抜け毛に直面したときの「不安への向き合い方」と、今後のアクションプランについてまとめます。
過剰な不安が脱毛を悪化させる

TEの原因は高熱だけでなく、精神的ストレスも大きなトリガーになり得ることはすでにお伝えしました。

実際、髪が抜け始めたことへの不安やパニックがストレスホルモン(コルチゾール)の持続的な分泌を招き、新たなTEの引き金になるという悪循環が起こりえます。
このような「不安→ストレス→さらなる脱毛→不安」のループに陥らないためにも、客観的な判断基準を持つことが重要。
具体的には「1日に200本以上の抜け毛がある状態が2ヶ月以上続く」「特定の部位だけ明らかに薄くなっている」「産毛すら生えてこない」といった状態であれば、すみやかにAGAクリニックを受診すべきサインです。
逆に、「普段より少し多めに抜ける程度」「シャンプー後に数十本見える程度」であれば、通常の生理的な範囲内であったり、軽度のTEが自然に回復途中である可能性もあります。
ただ、判断に迷うなら遠慮なくクリニックに相談してください。
専門家に「問題ないですよ」と言ってもらえるだけで、不安はぐっと軽くなるものです。
休止期脱毛症とAGA・FAGAの見分け方

TEとAGA・FAGAを自分で完璧に見分けるのは困難ですが、いくつかの手がかりはあります。
TEの場合は、頭皮全体から均一に抜け毛が増えるのが基本。
原因となったイベント(高熱など)を明確に特定でき、そのイベントから2〜3ヶ月後に脱毛が始まるという時間的な関連性がはっきりしています。
一方、AGA(男性)の場合は、前頭部の生え際(いわゆるM字部分)や頭頂部からの薄毛が特徴的。
進行は緩やかで、数年かけてゆっくり広がっていきます。
FAGA(女性)の場合は、分け目を中心として髪全体が薄くなる「びまん性」のパターンが多いとされますが、TEとの違いが分かりにくい場合もあります。
女性で「分け目がだんだん広くなってきた」「髪全体のボリュームが年々減っている」と感じるなら、FAGAの可能性を検討すべきです。
ここで重要なのは、TEとAGA・FAGAは同時に起こりうるということです。
TE単体であれば一時的に大量の毛が抜けても、ヘアサイクルが正常化すればもとのボリュームに戻ります。
しかし、AGA・FAGAが合併している場合は、TE由来の脱毛は止まっても、AGA・FAGA由来の薄毛は進行し続けます。
実際のところ、多くの患者さんが「高熱のあとの抜け毛だと思って放置していたら、AGAが進んでいた」という経験をしています。
このようなケースを避けるためにも、抜け毛が増えたタイミングで一度AGAクリニックを受診し、専門家の目で総合的に診てもらうのが最善の行動です。
女性特有の注意点とFAGAについて

女性の脱毛に関しては、男性とはまた違った視点が必要。
女性は月経周期や妊娠・出産、更年期など、ライフステージに応じたホルモンバランスの変動が大きく、これが抜け毛に直結するケースがあります。
たとえば、産後脱毛はTEの一種として非常によく知られています。
妊娠中はエストロゲンの増加によってヘアサイクルの成長期が延長され、毛量が増えたように感じます。
しかし、出産後にホルモンレベルが急落すると、成長期が延長されていた毛がまとめて休止期に移行し、一気に抜け落ちるわけです。
このような産後脱毛は基本的に一過性のものですが、もともとFAGAの素因がある場合、産後脱毛からの回復が不完全に終わることがあります。
また、40代後半以降の女性は更年期に伴うエストロゲンの減少が進みます。
エストロゲンには毛髪の成長を促進する作用があるため、その減少はFAGAの進行と関連しています。
高熱後のTEが更年期に重なると、複数の要因が同時に髪に影響を与え、回復が遅れる場合があります。
こうした背景から、女性で「なかなか抜け毛が収まらない」「全体的にボリュームが減った」と感じるなら、FAGAの可能性も含めてAGAクリニックで相談することをおすすめします。
女性の薄毛に対応しているクリニックでは、女性のホルモン環境を考慮した治療法を提案してもらえます。
発熱後の抜け毛はどのくらい続くのか

多くの方がもっとも気になるのが「この抜け毛はいつまで続くのか」という点でしょう。
一般的なTEの場合、原因となったイベント(高熱)から2〜3ヶ月後に脱毛が始まり、脱毛の期間は3〜6ヶ月程度。
その後、新しい髪が成長を始め、見た目のボリュームが戻るまでにさらに6〜12ヶ月程度かかることが多いでしょう。
つまり、高熱から数えると、完全にもとの状態に戻るまでトータルで1年〜1年半程度の期間を見込んでおいたほうがよいということになります。
もし、高熱のエピソードから1年以上経過しても改善の兆しが見えない場合、または抜け毛の量が一向に減らない場合には、慢性TE、AGA、FAGA、あるいは甲状腺疾患や鉄欠乏といった別の原因が隠れている可能性があります。
いずれにしても、「1年以上変わらない」と感じたら迷わずAGAクリニックへ行きましょう。
もちろん、1年を待たず、気になった時点で相談するのがベストです。
市販の育毛剤やサプリメントの効果は期待できるか


ドラッグストアやネット通販には、さまざまな育毛剤やサプリメントが並んでいます。
抜け毛に悩んでいるとき、まずこうした製品を試してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、市販の育毛剤やサプリメントがTE由来の脱毛に対して劇的な効果を発揮するというエビデンスは限定的。
TEはヘアサイクルの正常化によって自然に回復するのが基本であり、特別な薬を塗ったから早く治るとは言い切れません。

ミノキシジルの外用(市販品で入手可能な濃度のもの)については、ヘアサイクルの成長期を延長する作用が知られており、慢性TEに対して使用されるケースもあります。
ただし、使用開始直後に初期脱毛が起こる場合があるため、TEの急性期に自己判断で使い始めるのはリスクをともないます。
サプリメントについても、明確な栄養欠乏がない場合にビタミンやミネラルのサプリメントを摂取しても、毛髪への効果は実証されていないとする報告があります。
このため、市販品でなんとかしようとするよりも、AGAクリニックを受診して正しい診断に基づいた対処法を教えてもらうほうが、時間的にもコスト的にも効率がよいといえます。
まとめ:熱で髪の毛が抜けたらまずAGAクリニックへ相談を

記事のポイントのまとめです。

ここまで解説してきたように、高熱後の抜け毛はTE(休止期脱毛症)として多くの方に起こりうる現象。
インフルエンザやコロナウイルス感染症のような高熱をともなう疾患では、サイトカインの影響で毛包が一時的に休止期に入り、2〜3ヶ月後に大量の抜け毛となって現れます。
TEの多くは一過性であり、時間とともに回復が期待できます。
しかし、以下のポイントを忘れないでください。
- TEとAGA・FAGAは同時に起こりうるため、自己判断だけで「一時的だ」と決めつけるのは危険です
- AGA・FAGAは進行性の脱毛症であり、治療を始めるのが早いほど効果が出やすい傾向にあります
- 栄養バランス、睡眠、ストレス管理といった基本的な生活習慣の見直しは、TE回復の後押しになります
- 市販品への過度な期待よりも、専門クリニックでの正確な診断と適切なアドバイスが確実です
熱で髪の毛が抜けたと感じたら、まず早めにAGAクリニックで相談してみてください。

TE単体であれば安心材料を得られますし、万が一AGA・FAGAが見つかった場合でも、早期発見・早期治療が将来の髪のボリュームを守ることになります。












































































































































































































































































